今回上映する作品は、世界で初めての明石海峡大橋上部工2,000m級吊橋の主塔の建設記録。また、第二名神高速道路、木曽川橋・揖斐川橋は、世界初のPC・鋼複合連続エクストラドーズド橋の記録。余部鉄橋は、100年間も日本海の激しい風雪に耐え2010年に新橋架け替えの工事記録である。3作品は、橋の構造やその建設に取り組んだ技術者の工夫した作業などが理解し易い内容となっています。
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上映作品
未知への旅立ち-明石海峡大橋上部工-
企画:本州四国連絡橋公団第一建設局 制作:海洋架橋調査会 1998年 34分
土木学会選定No.181075
世界で初めての2,000m級の吊り橋への挑戦を,きれいな映像でまとめている。世界一の明石海峡大橋が完成にいたるまでを,丁寧に説明しており,専門家から一般まで幅広く鑑賞する価値がある。 第18回(1998年)土木学会映画・ビデオコンクール最優秀賞/土木技術映像100特選ガイド(51) |
21世紀の架け橋-第二名神高速道路 木曽川橋・揖斐川橋-
企画:日本道路公団中部支社 四日市工事事務所 制作:カジマビジョン 2001年 18分
土木学会選定No.201018
<木曽川橋・揖斐川橋建設記録ビデオ総集編> 第二名神高速道路建設にともない誕生した木曽川橋・揖斐川橋。この二つの橋に採用された世界初の橋梁形式,PC鋼複合連続エクストラドーズド橋を工事記録と併せて分りやすく解説。綺麗なCG,アニメが多用され,理解しやすい作品。橋梁の概要を把握する作品として勧められる。 第20回(2002年)土木学会映画・ビデオコンクール準優秀賞/土木技術映像100特選ガイド(62) |
余部橋りょう さらなる100年へ
企画:清水建設 制作:キャメル 2010年 20分
土木学会選定No.241017
当作品は,1912年完成のトレッスル式鉄橋の老朽化に伴うコンクリート橋への架け替え工事を記録した映像である。営業線を運行しながらの超近接施工の様子や,強風による転落事故の教訓をもとにした耐風性の実験過程,また超重量の橋桁を短時間のうちに回転・移動し在来線と接続する工事のクライマックスの瞬間などを,設計者,現場所長のインタビュー,現場技術者の働く姿,あるいは余部の四季折々の風景を通して,わかりやすく伝える工夫が随所に見られる。高度な施工技術を映像に捉えた技術的な価値の高い作品であると同時に,土木に興味を持つ一般の方々にも親しみやすい作品となっている。 第24回(2010年)土木学会映画コンクール最優秀賞/土木技術映像100特選ガイド(96) |
以上