本シアターは,CPDプログラム(2単位)です。会員証でCPDポイントの自動登録が可能ですのでご参加の際にご持参ください。
上映会は盛会の裡に終了いたしました。参加された皆様には、ゲリラ豪雨の中、ご苦労様でした。
アンケートにご協力ください。 |
当日展示した絵本のリストを掲載いたしました。(2013/8/27)
今回のイブニングシアターは「夏休み特集」と題して2作品をお送りしました。
1本目の「三陸の奇跡」は東日本大震災の折、釜石の小学生、中学生が迫りくる危険を自らどのように判断し行動を起こしたか、そして日頃の防災訓練と防災意識がいかに大切かを教えてくる内容でした。2本目の虫プロダクションの長編アニメーション「パッテンライ」は、第23回映画コンクール最優秀作品ならびに文部科学省選定作品にも選ばれた、大人にも子供にもご覧いただける内容でした。緒方英樹氏の解説もあって、理解を助けてくれたものと思っています。
第74回イブニングシアター用ポスター |
第23回映画コンクール最優秀賞 制作 2008年 【概要】 「パッテンライ」とは台湾語で「八田がやって来た」の意。物語は全編アニメーション。舞台は80年前の日本統治下、台湾南部の嘉南平原。当時、嘉南平原は不毛の大地と呼ばれており、そこにダムをつくり、農業水路を張り巡らせて一大穀倉地帯に変えた大土木工事である。物語は、実在の人物・八田與一と八田技師にあこがれて土木を志す台湾人少年と飛行機乗りを夢みる日本人少年が、大土木事業に真正面から立ち向かう大人たちの姿に影響されながら成長していく姿を描いている。また、工事の信憑性を疑い嘲笑する地域農民たちを説得しながら難工事に挑む姿、夫を支え、やさしく見守る妻「外代樹(とよき)」なども描かれている。本作品は土木の魅力や土木工事の危険性、住民交渉の大切さ等が十分伝えられており、土木啓蒙の役割を十分に果たしている。将来を担う子供達や土木系の学生の人材育成にも役立つだけでなく、土木を知らない一般の人たちも楽しめる作品になっている。 |
制作 2011年 【概要】 釜石市立釜石東中学校と鵜住居小学校の皆さんが,自分たちの言葉で,3月11日の地震発生直後の出来事を語っています。地震による大津波に襲われ,小中学校の皆さんは上へ上へと高台に逃げていきました。やっとの思いでたどり着いたのは,6日前の3月5日に開通したばかりの「釜石山田道路」。日も暮れ雪の中で救助を待っていましたが,45号線は不通で身動きが取れません。この状況を救ったのが釜石山田道路でした。通りかかった数台のトラックに乗り込み 約600人の生徒 児童さんは市内の体育館に避難することができました。釜石山田道路は,子供たちを救ったまさに「命の道」だったのです。
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