今回のイブニングシアターは、~鉄道特集~と題して東北新幹線のトンネルおよび橋梁建設記録映像をご覧いただきます。(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構 大沢美春氏のご講演とともに2作品をご覧いただき、普段利用している鉄道関連施設がどのような土木技術で作られたかを知って頂ける機会となれば幸いです。
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ポスター |
上映作品
東北新幹線 岩手一戸トンネル -世界最長陸上トンネルに挑む-
企画 日本鉄道建設公団盛岡支社 制作 HBCフレックス 2003年 31分
土木学会技術賞受賞
岩手一戸トンネルは、東北新幹線盛岡・八戸間の中間に位置する延長25.8km、掘削断面70~80m2のトンネルで、陸上トンネルとしては世界最長です。本工事は、長大トンネルにおける建設費の低減と工期短縮を考慮して工区分割を行い、それぞれの地質に応じた掘削方式を採用するとともに、事前調査の成果を十分に生かし、技術開発及び最新技術を取り入れながら施工しました。特に膨圧区間においては、初期変位量から最終変位量を予測し最適な支保及び補助工法を選定する管理基準を定めることで、効率的・経済的な施工を行い、所定の工期内で無事完了させました。 |
東北新幹線第2・第3阿武隈川橋りょう -建設の記録-
企画 日本国有鉄道仙台新幹線工事局 制作 鹿島映画 1976年 28分
東北新幹線第2・第3阿武隈川橋りょうは、東北新幹線東京・盛岡間の福島県郡山市に位置しています。第2阿武隈川橋りょうは、橋長526M40・最大支間105M00・5径間連続桁。第3阿武隈川橋りょうは、橋長385M40・最大支間96M00・4径間連続桁です。この橋りょうは、阿武隈川への影響を最小限にするように計画され、また、騒音防止対策も考慮して、プレストレスとコンクリート橋りょうを採用したものです。当時の鉄道橋としては、世界的に例を見ない長大橋りょうの建設記録です。 |
以上
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