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各委員会サイト更新情報

第2回 インフラ自分ごと検討会 開催報告

インフラメンテナンス&マネジメントのためのオール土木学会とりくみ検討会(通称「インフラ自分ごと検討会」) - 月, 2025-06-30 17:16

2025 年2 ⽉26 ⽇に発出した「下⽔道に起因する道路陥没事故をうけての⼟⽊学会会⻑から会員の皆さんへのメッセージ」に対応した議論の場として、表題の検討会を立ち上げました。土木学会前会長である佐々木葉氏の元、インフラメンテナンスだけでなく幅広い専門分野の方々がメンバーとなり、各人が自分ごととして捉え、分野横断で議論を深めます。

今回から4回にわたり、各専門家から話題提供を頂きます。
第1回目は、公益財団法人リバーフロント研究所 技術審議役の土屋信行様を話題提供者に迎え、「都市施設維持管理の構造的問題」と題しお話を伺いました。

 

日時:2025年6月11日(水)18:00-20:00

場所:土木学会 会議室&オンライン
次第:
1.佐々木葉先生からのご挨拶
2.土屋信行様からの話題提供
3.フリーディスカッション
4.次回のスケジュール確認

資料:
 資料1 第2回検討会議事録
 

次回、第3回の検討会では、メンバーである東京大学の小熊久美子先生と京都大学の松田曜子先生のお二方に話題提供をお願いしております。

お知らせ

インフラ自分ごと検討会は、メンバーに限らず、希望する土木学会の会員の皆さまに門戸を開いております。傍聴や参加を希望される場合は、直接座長・幹事に以下のフォームからご連絡ください。

https://x.gd/E9P5E

本検討会に関するお問い合わせ

snihei@jsce.or.jp

  新着・お知らせ 添付サイズ 2025.6.11_第2回検討会議事録_コンパクト版(最終).pdf704.65 KB
カテゴリ: 各委員会サイトのお知らせ

駅前で多治見独自の顔づくり 集客広場×用水再生の収束から生まれた居場所

2024年度会長プロジェクト 土木学会の風景を描くプロジェクト - 月, 2025-06-30 08:42

仕事の風景探訪 事例8(中部支部)【デザインのチカラ】【コミュニティのチカラ】【土地の記憶のチカラ】

事業者 岐阜県多治見市
所在地 岐阜県多治見市
取材・執筆・撮影:ライター 茂木俊輔
編集担当:大野暁彦(名古屋市立大学/仕事の風景探訪プロジェクト・中部支局長)

せせらぎの音と豊かな緑に包まれながら、お気に入りの場所で過ごす――。駅の目の前なのに、そんな贅沢な時間を過ごせる公共空間がある。JR多治見駅の北口に広がる虎渓用水広場だ。駅北口一帯の土地区画整理事業で用地を確保し、多治見市が2016年7月に供用を開始した。


虎渓用水広場のテラス。大人数で集える大テーブルやカウンターテーブルを設える

広さは50mプール3面相当。総延長約200mにわたって巡る水路には、約2㎞離れた土岐川から引き込む水が自然流下し、所々にテラスや小広場が配置される。テラスにはテーブルや椅子が備え付けられ、リモートワークも可能。無料Wi-Fiの環境がうれしい。

人口10万人規模の地方都市では、駅前と言えば交通広場が目の前にどんと居座り、主役は自動車交通。駅とまちとの間をつなぐ結節点というのが一般的だ。近くに駅ビルや繁華街でもない限り、人の姿は途切れがち。電車の発着に併せ現れては消え、虚ろな空間が残る。

ところがここは、ひと味違う。主役はあくまで歩行者だ。

平日午前は、サラリーマンや若者、それに親子連れが立ち寄り、近くの幼稚園や保育園からは数十人の園児がまとまって遊びに訪れる。駅北口は古くからの商店街で賑わってきた駅南口とは反対方向にあたるが、歩行者の姿が途絶えることはない。

駅北口にこうした広場を整備する構想は、30年ほど前に生まれた。

きっかけは、タネ地の出現だ。国鉄分割・民営化に伴い、駅北口に広がる機関区・操車場の利用が廃止された。市はこれを引き金に区画整理事業を通じた駅北口のまちづくりに乗り出し、1994年度には機関区・操車場の跡地を国鉄清算事業団から取得したのである。

 


土地区画整理事業前のJR多治見駅北口。右手に北口までの跨線橋が見える(写真提供:多治見市)

駅前に独自の広場をつくり、人が集まるにぎわいを

区画整理事業の計画図では、駅前の一等地を市は「多目的広場」と位置付けた。「旧国鉄跡地を貴重な公有地としてまちなかに確保し、他のまちにはない独自の広場をつくり上げよう、と計画していました」。区画整理事業の後半、2012年4月から事業完了の2020年3月まで事業担当部門に在籍していた現建設水道部上下水道工務課課長代理の守屋努氏は経緯を説明する。

2000年8月になると、市は多目的広場ワークショップを主催し、区画整理事業区域内の地権者をはじめ、まちづくりに関心を持つ市民らとともに、広場の整備計画を検討し始める。並行して新たな風景づくり計画策定委員会も立ち上げ、駅北口の魅力づくりに向けた検討も進めた。

多目的広場にまず期待されたのは、人が集まるにぎわいだ。

当時、多目的広場の整備計画づくりに携わっていた現都市計画部都市政策課課長代理の小木曽明芳氏によれば、広場内にはイベントを開催できる空間と客席代わりにもなる階段を整備する案を描いていたという。通過点になりがちな駅前を人が滞在する空間にしたいというワークショップ参加者の思いが、計画案ににじみ出る。


多治見市の守屋努氏(右)と小木曽明芳氏

多目的広場の構成要素には「水辺」も見込んでいた。市が2001年3月にまとめた「新たな風景づくり計画書」では、整備方針の一つとして「魅力的な水辺景観がまちをめぐる風景をつくる」を打ち出す。具体的には、水路の整備だ。「広場内にカスケードという段差のある水路を巡らせ、水の躍動を見せる、という想定でした」(小木曽氏)。

この水路に巡らせようとしていたのが、土岐川の水。虎渓用水として100年以上前から利用されてきた河川の水を再び活用した、独自の風景づくりを計画していた。

 


多治見市内を東西に横断する土岐川。虎渓用水には、この上流から水を引き込む

虎渓用水は農業用水として1902年に開削された。駅北口一帯に位置していた農村集落は江戸時代から水不足に悩まされ、近くを流れる土岐川から水を引き入れようとした歴史がある。その後、土岐川との間を隔てる虎渓山にトンネルを掘り、そこを介して水を引き入れ、地域一帯に用水として巡らせる工事を実施する。しかし、トンネル工事は困難を極め、集落は財産を売り払い、農家は私財を投げ売った、と伝えられる。用水の開削は地元にとって悲願の達成だった。

地域一帯の市街化が進むと、民家の軒先を流れる防火用水として利用されるようになり、そのうち雨水排水路に機能を転じる。それに伴い、暗渠化が進行。住宅地の間を走る生活道路の幅員に車両通行上の余裕を持たせる役割を果たすようになる。

 


舗装の異なる箇所の下に虎渓用水の水路が通る。暗渠化で道路の幅が広がった

広場の面積と水辺の面積のバランス確保に市が動く

その後、虎渓用水の再生を訴える声が、地元商工会議所からも上がる。「副会頭を務めていた伊藤良一氏が会頭賛同の下、商工会議所内で委員会を立ち上げ、多治見駅北地区の整備方針を独自にまとめたのです」と守屋氏はいきさつを語る。用水の再生には、開削に動いた先人の精神を次世代に伝える狙いを込めていた。

ワークショップで想定していた多目的広場とは何が異なるのか――。

守屋氏によれば、多治見独自の顔をつくり、多くの人が集えるようにしたい、というまちづくりへの思いは共通だが、水景への重きの置き方に違いが見られたという。「ワークショップでは水景を持ちつつも広場の活用に重きを置くのに対し、商工会議所では虎渓用水の再生に重きを置いていたように思われます」。

とはいえ、双方とも地元の声には変わらない。市は互いの案のすり合わせに乗り出す。その仕掛けが、「多治見駅北地区における虎渓用水を活用した水と緑の委員会」の立ち上げだ。2010年2月、伊藤氏を会長に発足。そこから15回にもわたって多目的広場の整備計画を煮詰めていく。


「水と緑の委員会」の様子(写真提供:多治見市)

最終的なコンセプトは、①日常でもイベント時でもいろいろな使い方ができる、いつでも活気ある場所②水と緑が重なり合い、その中に気持ちの良い居場所が織り込まれている場所③多治見ブランドとして他のどのまちにもない、ここだけの駅前風景――という3つ。これらに基づく整備計画案を、小学校区単位の地区懇談会、市広報誌での意見募集、市民500人アンケート、パブリックコメントなどの手続きで寄せられた声も踏まえ、修正を重ねた。

論点の一つは、広場の面積と水辺の面積のバランスである。最終的には、イベント空間としての広場を求める声を受け、広場の面積を当初の整備計画案より広げる形で落ち着いた。「『夏にはビアガーデンを開催したい』というように、ここでやりたいことが具体的に提案されていました。それができないようでは多目的広場を整備する意義が損なわれることから、みなさんがやりたいことがやれるだけの広さを確保することを優先しました」と守屋氏は経緯を明かす。

委員会の運営補助業務は玉野総合コンサルタント(名古屋市、現日本工営都市空間)が担当していた。そこに、オンサイト計画設計事務所(東京都港区)が事業協力者として加わる。多目的広場の設計段階では、かたや設計者として、かたや設計協力で参画することになる2社だ。

「駅北口にはどんな水辺空間がふさわしいのか、事例を委員会で熱心に視察に回り、『星のや軽井沢』のランドスケープ設計を担当したオンサイト計画設計事務所の名が挙がりました。そこで、委員会の運営段階から参画してもらったのです」(守屋氏)。

広場と水辺のバランス確保では、設計協力者の果たした役割は大きい。

「委員会ではさまざまな意見が出ます。しかしオンサイト計画設計事務所では、どんな意見も否定せず、ひとまず提案に取り込もうとする。その作業を丁寧に繰り返し、合意を得ていくのです。その取り組み姿勢には感心しました」。守屋氏はデザインの力に感嘆する。

 


JR多治見駅側から虎渓用水広場を見下ろす。正面に見えるのが、イベント広場

コストを抑えながら用水の水を広場に引き込むには

論点は、もう一つ。多目的広場内での用水再生をどう実現するかという点である。当初の計画は、既設水路の途中にある分岐点から広場まで新たに水路を整備し、分岐点からそこに自然流下方式で水を流す、というもの。維持管理コストを抑える狙いから、動力は利用しない。

ところが、地形がそれを許さない。守屋氏は解説する。

「分岐点と広場との間は水頭差6m程度。途中の起伏を乗り越える必要もある。自然流下方式で水を流すには、広場への流入地点を地面から3m下げざるを得ません。そこからさらに広場内を巡らせようとすると、その形状は極端な逆ピラミッド型になってしまうのです」。

そこで採用を決めたのが、水路の代わりに導水管を用いる方式だ。分岐点と広場の間を導水管で結び、分岐点側からの水圧で水を送り込む。これなら、広場への流入地点は地面から1m下げるだけ。広場内をさらに水路で巡らせるにも、深く掘り下げずに済む。

導水管は公道下に埋設するが、既設水路と並行する区間は暗渠化された水路内に敷設する。分岐点から広場まで導水管の延長は約1000m。委員会から条件付けられた毎秒200ℓの流水量を、この方式で確保することに成功した。広場内を巡った水は、再び導水管を通して既設の水路内に戻り、最終的には土岐川支流の大原川に流れ込む。

 


虎渓用水広場内の水路は、いくつかの段差が設けられ、水が自然流下していく造り

土岐川から取水するにあたっては、水利権の見直しを求められた。

水利権とは、特定の目的のために、その達成に必要な限度で、河川の流水を排他的・継続的に使用する権利。1896年制定の旧河川法で許可制を取り入れたが、土岐川からの取水はそれ以前から実態があったため、虎渓用水には慣行水利権が認められていた。

ところが、①権利の内容が不明確②見直しの機会がない③取水量報告の義務がない――という理由から、国は慣行水利権を1964年制定の新河川法で定める許可水利権に移行させていた。虎渓用水の再生論議をきっかけに、市は河川法を所管する国土交通省との間で新たな用水の活用方法の協議を始める。

その結果、農業用水としての目的を終えた虎渓用水は、環境用水として再活用が認められることになる。対象施設は、虎渓用水広場だけではない。市が同時期に整備するビオトープや散水用井戸ポンプも含まれる。「環境用水としての水利使用であるため、水辺の環境づくりや暑さ対策という観点から、この2つの施設も加えることにしたのです」と小木曽氏は理由を明かす。

 


散水用井戸ポンプは、虎渓用水の水路が巡る一帯に立地する小学校前に整備された

虎渓用水の再生に向けた課題をこうして乗り越えながら、2015年7月、多目的広場は整備工事を迎える。市は設計監理業務を設計協力者でもあるオンサイト計画設計事務所に委託。水と緑の委員会の運営補助業務や設計協力業務での実績を評価し、随意契約で発注した。

利用者自ら居場所を生み出せるように椅子は可動式

整備工事と並行して、市は2015年9月、多目的広場の設置・管理条例を制定。指定管理者による管理を定めた。「夏のビアガーデンなど市民が開催を望むイベントを開催しやすいように広場利用の自由度を上げるには、地方自治法上の『公の施設』と位置付け、運用については設置・管理条例で定めるのが一番、と判断した結果です」と守屋氏は経緯を説明する。


虎渓用水広場には集客力の高い各種のイベントでにぎわいが生み出される(写真提供:多治見市)

細かな縛りをなくそうという心意気は、可動式の椅子にも表れる。

広場内に備え付けの椅子はどれも、ただ置いてあるだけ。屋外に設置する椅子を盗難防止のワイヤーで地面にくくりつけている例も見られるが、ここでは解放されている。

「椅子を自由に動かせれば、例えば日陰など自分にとって気持ちの良い場所に居場所を好きに確保できます」と守屋氏。多目的広場のコンセプトに登場する言葉でもある「気持ちの良い居場所」は利用者自らが生み出すものでもあるという。

守屋氏はさらに言葉を続ける。「盗難防止に固定するというのが、行政の常識です。夜間だけ片づけるという案も出ましたが、手間がかかる。そこで思い切って、指定管理者が毎日、椅子の数を管理する程度にとどめたのです。市長にこの話を上げると、『椅子を盗むような市民は多治見にはいない!』と全面的にバックアップしてくれました」。

供用開始から9年。虎渓用水広場という通称が定着し、いまでは当初の期待通り、人が集まるにぎわいを生み出す空間として親しまれる。

2025年5月を例に取れば、市内で無肥料・無農薬栽培に取り組む生産者がオーガニック専門のマルシェを開催したり、市出身の女性ラッパーらが音楽・ダンスショーを開催したりするなど、にぎわいづくりに貢献する。指定管理者でもある一般社団法人多治見市観光協会(たじみDMO)も野外本屋を開設。駅北口に多治見独自の顔をつくる。

駅北口には、2015年1月に供用を開始した市の北庁舎に続き、本庁舎も移転してくる予定。供用開始は2029年上半期を目指す。その暁には、虎渓用水広場を新庁舎の前庭と位置付け、より一層のにぎわいを創出する計画だ。地方都市の庁舎は一般に、駅から離れた市街地に立地するが、その常識を覆す異例のまちづくりが控える。多治見独自の顔をつくる仕事は、まだ続く。

 


JR多治見駅北口には市庁舎が移転してくる予定。写真右奥には虎渓用水広場が広がる
 

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仕事の風景探訪|ニュースレターVol.9

2024年度会長プロジェクト 土木学会の風景を描くプロジェクト - 金, 2025-06-27 09:04
駅前で多治見独自の顔づくり 集客広場×用水再生の収束から生まれた居場所【予告記事】

【支部名】中部支部
【事例キーワード】
①技術のチカラ、 ②デザインのチカラ、 ③自然のチカラ、 ④コミュニティのチカラ、 ⑤記憶のチカラ

名古屋市立大学大学院の大野暁彦です。今回は中部からのご案内です。
今やさまざまに創意工夫された駅前空間が登場していますが、今回ご紹介する駅前空間には、用水路が引き込まれています。駅を降りて自由通路から降りると水音が感じられ、日本の中でも有数の酷暑のまちとは思えない玄関口です。四角い広場の中の水は池のような広い水面があるのではなく、細い水路がぐるぐるとまるで渦を巻いているかのように流れており、その間を園路で抜けていくような構成になっています。広い静かな水面の代わりに、流れのある水路が巡り、水音があちこちから聞こえます。水路沿いに展開する小さなテラスは適度な距離感で配置され、いつもたくさんの人が各々で気ままに過ごし長居している姿があります。このように地域の方々に親しまれている様子もまた魅力的です。全体的に掘り込んだサンクン形式の広場ということもあり、駅前でありながらみどりと水路に囲われた落ち着いて過ごせる空間が広がっています。高低差は階段やスロープだけでなく家具としても取り込まれ、1つのテラスの中でも多様な居場所が見られます。
 
このように大きなランドフォームの設定から水の動き、そして家具といったデザインに至るまで緻密に設計されています。私自身は大学の講義で1年生に必ず見学にいくように促し、私自身も学生とともに何度も訪れ、これでもかというぐらいあちこちを測ったり観察して学んできた場でもあります。今回はそんな綿密に設計された空間の完成に至るまでのプロセスからみていきます。
 
今回のライターさんは、茂木俊輔さんです。今回の取材で、このプロジェクトの背景にあるさまざまなドラマが浮かび上がってきました。ご期待いただければと思います。
 


写真1 段差を活かし床の高さやボリュームをコントロールすることで多様な居場所が生まれている(2016年)


写真2 周辺より掘り下げられ緑の中にどっぷり浸かれる(2025年)

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「建設用3Dプリント埋設型枠を用いたコンクリート構造物の 技術指針(案)」に関する講習会

コンクリート委員会 252建設用3Dプリンターによる埋設型枠設計・施工に関する研究小委員会 - 木, 2025-06-26 10:09

世界各地で建設分野への応用が加速する3D プリンティング技術は,いまや橋梁や住宅といった実構造物にも活用され,我が国においても土木構造物の埋設型枠等への適用事例が着実に増えつつあります.建設現場の人手不足,工期短縮,環境負荷低減といった社会課題に対して,3D プリンティング技術は新たな解決策をもたらす力を秘めています.しかしながら、設計・製造・施工・維持管理の各段階で、レオロジー特性の制御、プリント造形物の性能評価、施工中の安定性確保、装置故障時の対応策など,乗り越えるべき課題は多岐にわたります。

こうした背景を受け、土木学会コンクリート委員会では,「建設用3D プリンタによる埋設型枠設計・施工に関する研究小委員会」(委員長:石田哲也 東京大学)を設置し,コンクリート標準示方書の体系を踏まえつつ、3D プリント埋設型枠に特有の課題を体系的に整理し、設計・施工・維持管理にわたる一貫した取り扱いを議論してきました.このたび,その成果として「建設用3Dプリント埋設型枠を用いたコンクリート構造物の技術指針(案)」を出版することとなりました.本指針(案)は,総則に続き,構造計画,設計,製造,施工,品質管理,検査,維持管理に関する8 章で構成され,加えて,試験方法の基準案や設計例,プリント事例などを付録として収録しています.

本指針(案)の出版に合わせて,講習会を下記のとおり開催いたします。奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。

 

記

 

 

  • 主 催: 土木学会(担当:コンクリート委員会252委員会*)

     *建設用3Dプリンタによる埋設型枠設計・施工に関する研究小委員会

 

  • 日 時: 2025年8月6日(水)14:00~17:30(受付13:45~)

 

  • 会 場: プラザエフ(四ツ谷)/オンライン(ZOOMウェビナー)

        会場アクセス:https://plaza-f.or.jp/access

 

  • 定 員: 会場参加100名/オンライン視聴最大500名(申込先着順)

 

  • 参加費: 会員7,000円,非会員10,000円,学生会員4,000円

        (コンクリートライブラリー168 1冊を含む)

  • 主 催: 土木学会(担当:コンクリート委員会364委員会*)
    *3Dプリンティング技術の土木構造物への適用に関する研究小委員会

 

  • プログラム(予定):

    司会:井口 重信(CalTa)

    時間

    内容

    登壇者

    14:00~14:10

    開会挨拶

    石田 哲也(東京大学)

    14:10~14:20

    指針概要説明

    國枝 稔(岐阜大学)

    14:20~14:40 1章 総則
    2章 構造計画 大野 元寛(東京大学) 14:40~15:00 3章 設計 井口 重信(CalTa)

    15:00~15:20

    4章 3Dプリント埋設型枠の製造
    5章3Dプリント埋設型枠を用いた構造物の施工

    小倉 大季(清水建設)

    石関 嘉一(大林組)

    15:20~15:40 6章 品質管理
    7章 検査
    8章 維持管理 石田 将貴(JR東日本) 15:40~16:00 休憩   16:00~16:20 規準編 鎌田 太陽(Polyuse) 16:20~17:20 参考資料および事例紹介 (調整中) 17:20~17:25

    閉会挨拶

    井口重信(CalTa)

    * プログラムは変更になる場合があるので、最新情報はこのページでご確認下さい.
     

  • 申込方法:
    土木学会ホームページ(https://www.jsce.or.jp/events)よりお申し込みください.
    お申込み後のキャンセルはできませんのでご注意ください.
    申込締切日前に定員に達している場合がございますので予めご了承ください.なお,締切日以降の受付はいたしません.
     
  • 申込締切:   コンビニ決済 2025年7月16日(水)17時
             クレジットカード決済 2025年7月23日(水)17時
     
  • その他:
    ・オンライン参加用のZoom のアクセス URL および会場参加の詳細は,締切後の7/31~8/4の間に参加申込時の登録メールアドレス宛に連絡します.
    ・テキスト(コンクリートライブラリー168号)は、会場参加者、WEB参加者共に締切後の7/24以降に順次、申込時の住所宛に発送しますので、送付先情報を正確に記載して下さい。
     
  • CPD単位について:   土木学会認定 CPDプログラム:申請中
     

各CPD システム利用者への対応について: 
【会場参加の方】
 CPD受講証明書をご希望の方は必要事項を予め記入した申請書を当日講習会終了後に受付にご持参ください.受講証明印を押印いたします.
 申請書類は https://www.cpd-ccesa.org/unit_assent.php からダウンロードして下さい.現地での受講証明書配布はございません.
  ※なお、対面参加とZoom参加の両方での申請はできないのでご注意ください.
【オンライン参加の方(Zoom)】
 ・申請期間:8/6(講習会終了後)~8/13(水)17時まで
 ・CPD単位の取得には、参加申込をして、実際に参加して、事後アンケートに回答することが必須になります.    
   土木学会CPDシステム利用者様:参加者ご自身によるCPDシステムへの「自己登録」をお願い致します.
          建設系 CPD協議会加盟団体CPDシステム利用者様:各団体のルールに沿って,CPD単位の申請をお願い致します.
          土木学会以外の団体に提出する場合の方法等は提出先団体に事前にご確認ください.
          土木学会で証明する単位が各団体のルールにより認められないことがあります.
          土木学会では他団体の運営するCPD制度に関しては回答致しかねます.
 

  • 問合せ先: (公社)土木学会 研究事業課 コンクリート委員会 担当事務局宛
    Email: ssk★jsce.or.jp(★を@に変えてください)
新着・お知らせ
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第28回 橋に関するシンポジウム「鋼構造のメンテナンス技術 ~補修から更新まで~」開催のお知らせ

鋼構造委員会 - 水, 2025-06-25 11:15

「第28回橋に関するシンポジウム」を2025年8月1日(金)に開催いたします。

詳細は、添付ファイルをご参照ください。

皆様のご参加をお待ちしております。

新着・お知らせ 添付サイズ 第28回橋シンポジウム会告.pdf237.64 KB
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第17回土木と学校教育フォーラム

教育企画・人材育成委員会 「土木と学校教育会議」検討小委員会 - 月, 2025-06-23 14:35

●はじめに

「土木と学校教育フォーラム」は、道や川、まちといった様々な社会基盤・公共 財を題材とした初等中等教育のあり方を考え、児童・生徒のシティズン・シップ教育に資することをねらいとして全国の土木と学校教育 の双方の専門家と実践者により、種々の研究発表、事例紹介を行う場です。
第17回フォーラムでは,〈「暮らし」を支える「インフラ」の学習〜道路・橋・上下水道・街のメンテナンスと地域の未来〜〉をテーマとして開催いたします。

土木と学校教育会議検討小委員会  

●開催日
  2025年8月3日(日) 9:00~ 16:45 

●開催場所
  土木学会(講堂 他)

●実践研究報告(ポスター発表・教材展示)の申し込み  ※全体テーマと関連しないものもご発表いただけます
  報告内容について、全体テーマとの関連は問いません。「土木と学校教育」に関連するあらゆる内容の報告を受け付けます。
  発表申込(〆切7月29日(火)):https://committees.jsce.or.jp/education04/form
  ※オンライン聴講の方はご発表いただけません

●プログラム(6月23日時点の暫定版でありタイトル等は予告なく変更の可能性があります)

9:00-9:15    はじめに  工藤文三(浦和大学)

9:15-10:15    基調講演(60分)
  概要説明:藤井聡(京都大学)
  講演:「インフラ老朽化とメンテナンス(仮)」(国土交通省(調整中))

10:15-10:25    (休憩・配置換え10分)

10:25-11:45    模擬授業WS(80分)
  「風景街道をテーマとした水俣高校の探究活動-インフラメンテナンス・地域資源活用・まちづくり-」斉藤由依(熊本県立水俣高等学校)・田中尚人(熊本大学)

11:45-12:45    昼休み

12:45-13:45    実践研究報告(ポスター発表/土木を題材にした教材や指導書の紹介・展示)(60分)

13:45-15:00    実践研究報告(25分×3件:発表20分+質疑5分)
  「無電柱化(仮)」竹山大輔(幕別町立札内南小学校)
  「未来のまちづくり(仮)」鳥海陽一(厚沢部町立厚沢部中学校)
  「小さな自然再生(仮)」中村晋一郎(名古屋大学)

15:00-15:10    (休憩・配置換え10分)

15:10-16:30    パネルディスカッション(80分)
  〈「暮らし」を支える「インフラ」の学習〜道路・橋・上下水道・街のメンテナンスと地域の未来〜〉
  コーディネーター:唐木清志(筑波大学)
  登壇者(予定):竹山大輔(幕別町立札内南小学校主幹教諭),斉藤由依(熊本県立水俣高等学校),藤井聡(京都大学),宮川愛由(京都大学経営管理大学院/認定NPO法人ほっかいどう学推進フォーラム)

16:30-16:45    とりまとめ  唐木清志(筑波大学)

●主催・共催・協賛
  主催:公益社団法人 土木学会 教育企画・人材育成委員会 土木と学校教育会議検討小委員会
  共催(予定):公益財団法人 交通エコロジー・モビリティ財団
  協賛(予定):一般財団法人 計量計画研究所、一般財団法人 全国建設研修センター、一般社団法人 北海道開発技術センター(順不同)

●その他
  〇CPD ポイントについて
  ・本プログラムは、現地参加のみ、土木学会CPD認定プログラム(申請予定)です。
  ・オンライン聴講は、CPD対象外です。

●問い合わせ先
   京都大学 田中皓介
  (土木と学校教育会議検討小委員会 幹事長)
    E-mail: tanaka.kosuke.6k(at)kyoto-u.ac.jp

新着・お知らせ
カテゴリ: 各委員会サイトのお知らせ

トンネル工学セミナー2025を開催いたします

トンネル工学委員会 - 月, 2025-06-23 13:05

トンネル工学セミナー2025を開催いたします。

詳細は添付ファイルをご覧ください。

技術交流部会新着・お知らせ 添付サイズ トンネル工学セミナー2025会告v6.pdf76.39 KB
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土木偉人カードを公開

土木広報センター 土木リテラシー促進グループ - 金, 2025-06-20 10:00

「土木偉人カード」について

土木広報センター土木リテラシー促進グループでは、48人の土木偉人を題材にかるたの形式にした「土木偉人かるた」の続編として、新たに24人の土木偉人をカードにしました。
土木偉人カードが学校教育やイベント等で活用され、土木教育の一環になることを期待しております。
「添付」と記載のある箇所からダウンロードしてご使用ください。
トレーディングカードを作成される場合は、aiデータをご用意しておりますので、以下の問い合わせ先までご連絡ください。
なお、土木偉人カードは印刷してご使用いただくことを想定しておりますので、「土木偉人カード」の内容を転載する場合には、必ず土木学会の許可を得てください。   土木学会への問い合わせ先(複写または転載する場合) https://www.jsce.or.jp/contact/m_form.asp   ダウンロードしたデータを、無断で他社に再配布・転載・転売することを禁止します。転載やカード化する場合には必ず土木学会にお問い合わせください。
カードデータをもとに制作されたものの商用利用を一切禁止します。個人利用または教育目的での使用に限り許可されます。
データを印刷し使用するのみであれば特段転載許可等の申請は必要ございません。社内報等誌面に掲載する場合は転載許可が必要となります。   【土木偉人かるた販売ページ】 https://www.jsce.or.jp/publication/detail/detail.asp?id=3045 新着・お知らせ 添付サイズ 土木偉人カード(A4)91.59 MB 土木偉人カード(一覧A3)95.87 MB 分類: 土木偉人かるた
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