第219回論説・オピニオン(1) 地域主導のレジリエンス社会の構築へ
論説委員会委員長 藤原 章正 広島大学
第219回論説・オピニオン(2) 設計と技術倫理
論説委員 堀田 昌英 東京大学
トンネル・ライブラリー第35号「国内外におけるシールドセグメントの設計法」講習会 講習会を開催いたします。
詳細は添付ファイルをご覧ください。
必ず、参加形態や書籍の発送時期をご確認の上、参加申込をお願いいたします。申込完了後の変更・キャンセルはできませんのでご注意ください。
技術小委員会新着・お知らせ 添付サイズ TL35号_会告rev3.pdf102.86 KB【支部名】北海道支部
【事例キーワード】①技術のチカラ、②デザインのチカラ、③自然のチカラ、④コミュニティのチカラ、⑤記憶のチカラ
北海道からこんにちは。このたび北海道支局長という役をいただきました寒地土木研究所の笠間と申します。
今回の「仕事の風景探訪プロジェクト」、北海道からご紹介するのは、長さ3km、牧草地を貫き、最後は海へと至る1本道です(写真1、写真2)。
単純に見た目どおりに「白い道」と呼ばれていますが、ホタテの貝殻を砕いて敷き詰めたものです。一般的な土木工事の感覚から言うと、敷き詰めたというよりも、撒いた、くらいがちょうどいいかもしれません。
北方領土を除く日本の最北端、宗谷岬のほど近くにあります。宗谷岬から、「宗谷丘陵フットパス」に指定された舗装路を8kmほど歩いたところです。
この地の果てとも言える土地に、
・目に美しい(まぶしいけど)
・適度に柔らかく、歩いて心地よい(まぶしいけど)
・宗谷丘陵の牧草地、宗谷湾・宗谷海峡・日本海、天気がよければ利尻島利尻山までを一望するロケーション
・地元の特産品、宗谷のホタテ貝のアピール
・その代償として大量に発生する産業廃棄物、ホタテの貝殻の有効活用
・道路を走って、展望台から眺めて終わり、だった宗谷岬、宗谷丘陵の観光における新たな可能性
といった新たな魅力をつくりだすことになった(小さな)事業です。
一方で、理想の道となるにはまだまだ解決しなければならない課題も抱えているのが事実です。宗谷岬から8km歩く(全行程だと10km以上)と書きましたが、多くの方は車やバイクで訪れます。
今回の記事本編に登場される方々が、今も少しずつ取り組みを進めているところです。
ぜひお読みいただき、今後の取り組みや発展にも、ご興味やささやかな応援をいただけるとと思う次第です。
★「いつか行きたい場所」リストに保存お願いします↓
https://maps.app.goo.gl/sbBKHAnEAQYJnpVSA
注:上記GoogleMapsの掲載写真には、違う場所の写真(風車の道)が混じっています。
写真1 「白い道」フィーチャーで作られた稚内市グッズの数々(右上除く)
写真2 緑の丘陵の中を地形にあわせて伸びていく「白い道」。曲がり角の先にあるのは...??
2025年2⽉26⽇に発出した「下⽔道に起因する道路陥没事故をうけての⼟⽊学会会⻑から会員の皆さんへのメッセージ」に対応した議論の場として、表題の検討会を立ち上げました。土木学会前会長である佐々木葉座長の元、インフラメンテナンスだけでなく幅広い専門分野の方々がメンバーとなり、各人が自分ごととして捉え、分野横断で議論を深めます。
6月の検討会から4回にわたり、各専門家から話題提供を頂いております。
第4回目の最後の話題提供は、検討会メンバーのお二方からお話いただきました。
・広島大学 大学院先進理工学系科学研究科 力石真さん:「都市・交通に係るインフラ自分ごと問題」
・神戸大学 大学院工学研究科市民工学専攻 小池淳司さん:「インフラから見る社会」
日時:2025年7月25日(金)15:00-17:00
場所:土木学会 会議室&オンライン
次第:
1.佐々木葉座長からの挨拶
2.力石真さんからの話題提供
3.小池淳司さんからの話題提供
4.フリーディスカッション
5.次回のスケジュール確認
資料:
資料1 第5回検討会議事録
資料2 力石真「都市・交通に係るインフラ自分ごと問題」
資料3 小池淳司「インフラから見る社会」
次回、第6回の検討会では、これまでの話題提供やディスカッションの内容を整理し、今後の検討会の進め方について議論を行います。
お知らせインフラ自分ごと検討会は、メンバーに限らず、希望する土木学会の会員の皆さまに門戸を開いております。傍聴や参加を希望される場合は、直接座長・幹事に以下のフォームからご連絡ください。https://x.gd/E9P5E
本検討会に関するお問い合わせ
新着・お知らせ 添付サイズ 資料1 第5回検討会議事録.pdf716.01 KB 資料2 力石真「都市・交通に係るインフラ自分ごと問題」.pdf2.32 MB 資料3 小池淳司「インフラから見る社会」.pdf667.25 KB国際センターでは全国大会開催期間中(9月10日(水)~11日(金))に以下の行事を実施致します。
土木技術者、研究者、学生の幅広いご参加をお待ちしております。
★各行事の詳細について、今後本HPにて情報を更新致します★
【お知らせ】
・ウェブサイトをオープンしました(2025/8/19)
1. 国際関連特別講演会
「世界と人・技術をつなぐ架け橋としての日本の土木技術者 -真の国際化に向けて今なすべきこと- 」
・日にち:2025年9月10日(水)
◆プログラム:
1.開会&趣旨概要
・開会挨拶:国際センター長 木村 亮
2.第一部 基調講演
・春日 昭夫氏(三井住友建設(株))
「日本が追い続ける国際化は他国と何が違うのか」
3.第二部 パネルディスカッション
「なぜ国際化が必要か?なぜ未だに国際化を謳うのか?」
・パネリスト:高森 敦也氏((株)長大)、井口 進氏((株)横河ブリッジ)、福林 良典氏(宮崎大学)、Advisor 春日 昭夫氏
◆CPD:
本講演はCPD認定プログラムです。
認定番号:JSCE25-0919
単位数:1.9単位
全国大会のCPDについて、詳細はこちらをご覧ください
2. 第27回インターナショナルサマーシンポジウム
インターナショナルサマーシンポジウム(サマーシンポジウム)では第80回年次学術講演会(国際セッション)での「グローバルシビルエンジニアワークショップ」、「論文発表」を二部構成として、以下の日程で開催致します。
本シンポジウムは、日本国内で学ぶ留学生、若手技術者・研究者を対象に英語による研究発表、および国、研究分野を越えた交流と協働、ネットワーク形成を目的としており、毎年土木学会全国大会にて、開催しております。
なお、サマーシンポジウム、ワークショップ参加者の交流を目的としたIAC ネットワーキングレセプションを開催します。
●グローバルシビルエンジニアワークショップ(Workshop for Global Civil Engineers)
・日にち:2025年9月10日(水)
・時間(予定):14時30分~18時00分(To be updated)
・会場:熊本城ホール(大会議室A-1)
・テーマ:"How to develop tourist-friendly and disaster-resistant towns using problem solving approaches ~Let's take a look at Kumamoto~”
※ワークショップの一般聴講は出来かねます。
・参加申し込み:こちらのフォームよりお申し込みください。
●論文発表(第80回年次学術講演会 「国際セッション(International Session)」として開催)
・日にち:2025年9月10日(木)、11日(金)
・時間:10日:終日(9時00分~17時40分)、11日:9時00分~17時40分
・会場:熊本城ホール
セッション詳細:https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/jsce2025
※セッション聴講は年次学術講演聴講登録(https://committees.jsce.or.jp/zenkoku/gaiyo/houhou_choukou)が必要です。
◆お問い合わせ:
(公社)土木学会 国際センター
Tel: 03-3355-3452
Email: iad@jsce.or.jp
2025年7月18日(金)に開催した全国土木弁論大会2025「有馬優杯」の競弁の様子をアーカイブ公開します。
土木弁論で腕を競う弁士たちの勇姿を、是非ご観覧ください。
また、演題をクリックすると発表原稿を見ることができます。
No 演題(原稿)・発表動画 弁士氏名
No.1
奨励賞
松永 昭吾No.2
奨励賞
稲田 怜子
No.3
奨励賞
Singh Prashant
No.4
優秀賞
塚田 滉大
No.5
最優秀賞
オーディエンス賞
岩橋 公男
No.7
奨励賞
平野 貴大
新着・お知らせ分類: 全国土木弁論大会
【第32回水工学オンライン連続講演会】
第32回となる今回は,「河川技術論文賞受賞者講演~河川技術の更なる深化に向けて~」と題して,お二人の先生にご講演をいただきます. 皆様の積極的なご参加お待ちしております.
〇 講演者:前田 健一 先生(名古屋工業大学 教授)
〇 題目:「堤内地の漏水・噴砂動態と損傷に及ぼす透水性基礎地盤の層構造の影響」
〇 講演者:竹村 吉晴 先生(中央大学 准教授)
〇 題目:「大河津分水路新第二床固の段階施工計画の数値解析技術(Q3D-FEBS)による改善」
〇 内容:河川部会では毎年、産官学連携のもとに河川技術シンポジウムを開催し、今後の河川技術とその現場実装について活発な議論を行っています。河川技術シンポジウムでの議論や問題意識を水工学の他分野に広く共有し、河川技術のさらなる展開や学際領域の拡大に貢献するため、河川技術論文賞の受賞者をお招きして、ご講演の内容と河川技術シンポジウムでの議論を踏まえて,河川技術の更なる深化に向けた総合討論を行います。ぜひたくさんの皆様にご参加頂けましたら幸いです。
〇開催日時:2025年08月26日(火)17時~
〇参加申し込み方法について
以下のURLにある土木学会HP申し込みサイトからお申込みください. 講演会当日お昼までに配信サイトのご案内をいたします.
https://www.jsce.or.jp/events
[水工学オンライン]で検索下さい.
※注意事項:Zoomウェビナーを使用します.
新着・お知らせ【AI・DX論文賞】
Intelligence, Informatics and Infrastructure Award for Excellent Paper
社会データと橋梁データを用いた北海道市町村の維持管理特性クラスタリング
新地 捺未, 福澤 健人, 長井 宏平
深層学習を用いたダンプトラック荷下ろし材料の形状・体積推定手法に関する研究
田島 大輔, 石津 諒太, 黒沼 出, 浜本 研一, 内村 裕
【AI・DX奨励賞】
Intelligence, Informatics and Infrastructure Award for Outstanding Potential Paper
仮想環境を利用した点群セグメンテーションモデルの作成と実環境適用性の評価
岡内 亮太, 全 邦釘
AIによるトンネル掘削サイクルの自動算出手法における学習量に関する考察
菅 早苗, 山中 哲志, 松本 慶太
Discrimination between male-sterility and male- fertility in Japanese cedar (Cryptomeria japonica) using fluorescence spectroscopy
Yu OBATA, Takumi MURAI, Yusuke IIDA, Yoshinari MORIGUCHI, Yoshito SAITO
【AI・DX特別賞】
Intelligence, Informatics and Infrastructure Award for Highlighted Paper
生成AIを活用した山岳トンネル切羽評価AIのクラス不均衡対応手法の検討
關 太博, 北岡 貴文, 坂井 一雄, 宮永 隼太郎
デジタルツインのための屋内施工空間を想定した作業員位置の 3 次元可視化
窪田 諭, 笹井 理市, 安室 喜弘
2025年8月5日(火)に「夏休み!ドボジョと橋をみてみよう♪ in いばらき 2025」が開催されました。
本イベントは、リコチャレ(理工チャレンジ)の一環として実施され、次代を担う女性の科学技術人材を育成するために職場体験・オープンキャンパス・女性先輩社員との交流などを提供する取り組みです。
開催にあたっては、石岡市・茨城県土木部・(一社)土木技術者女性の会・(一社)茨城県建設業協会「建女ひばり会」が共催し、国土交通省常陸河川国道事務所が協力しました。
土木広報センターにてイベントの様子を取材させていただきましたので、ご報告いたします。
イベントは、3部の構成で行われました。
1時間目:「橋の講習会」
ペーパークラフトを使ったり、クイズ大会を通して橋のひみつについて学びました。橋のペーパークラフトでは、普段見えない部分や隠れている部分まで見ることができるとともに、複雑な構造やそれぞれの部材の名称について学ぶことができました。
その後、2時間目の橋の点検で使用する「点検対象橋梁の概要・簡易橋梁点検チェックシート」について学んだり、3時間目で見学する「上曽トンネル整備事業」について学びました。
2時間目:「橋の点検チャレンジ」
1時間目で使い方を学んだ「点検対象橋梁の概要・簡易橋梁点検チェックシート」を持って、現在も使われている橋梁の点検に行きました。点検は、グループ毎に分かれてコンクリートのひび割れや、欄干の曲がり、排水などの項目を確認しました。とても暑い中でしたが、みんな真剣なまなざしで取り組んでいました。
3時間目:「上曽トンネル見学会」
上曽トンネルは、茨城県石岡市と桜川市を結ぶ道路整備事業の一部で、全長3,538mになります。
開通すれば県内最長のトンネルとなり、供用開始予定は、令和7年9月27日(土)になります。
トンネルの中に入ると外の暑さとは打って変わって、ひんやりとした空気に包まれ涼むことができました。
参加者は「風車付き反射板」や「非常看板」といった道路設備や舗装などに実際に触ることができ、興味津々の様子でした。
さらに、トンネル内での測量を実施しました。他にもトンネル換気のためのジェットファン体験があり、参加者全員で「3・2・1」とカウントダウンを行い、スイッチが入ると強風が吹き抜け、大きな歓声が上がりました。
「夏休み!ドボジョと橋をみてみよう♪inいばらき2025」 ■開催日 :2025年8月5日(火) ■開催時間:13:30~16:30 ■開催場所:点検した橋:石岡市道「小屋側道橋」 現場見学:上曽トンネル見学会 ■参加費 :無料
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