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新着・お知らせ

土木技術映像アフタヌーンシアター2016 in 秋田(2016.10.16)

 

 

男鹿・日本海中部地震

~土木技術映像アフタヌーンシアター2016 in 秋田~


多数ご参加くださいまして誠にありがとうございました。


 土木技術映像委員会(委員長:大野春雄)では、過去の災害記録を収集、整理し、広く公開しています。このたび、金森誠之土木学会文化映画委員会初代委員長のご遺族より昭和14年(1939年)に発生した秋田県男鹿地震直後に当時の土木学会が撮影した映像の提供を受けました。当委員会では、この貴重映像の活用を進めるために、また、震災の記録を伝承し風化させないために、土木技術映像アフタヌーンシアター2016in秋田を下記の要領で開催します。皆様のご参加をお待ちしております。

  • 日時:平成28年10月16日(日)開場:12時30分  開演:13時00分 
  • 場所:秋田魁新報社 さきがけホール(【バス】「秋田駅前西口」乗車~「山王交番前」下車徒歩約3分、【タクシー】秋田駅西口より約15分)
  • 主催:土木学会土木技術映像委員会
  • 後援:秋田魁新報社、秋田県、男鹿市、秋田市、AKT秋田テレビ、土木学会東北支部、土木学会東北支部秋田ブランチ
  • 参加費無料、事前申込み不要(当日直接会場へお越しください)
  • プログラム:
    ・13:00 開会挨拶 大野春雄委員長
    ・13:05 解説 大野春雄委員長
    ・13:15 上映1「昭和14年秋田県男鹿地方地震の被害」16分
    ・13:31 講演 秋田大学地方創生センター 水田敏彦教授
    ・14:00 上映2
    「蘇った秋田港-日本海中部地震からの復興」32分
    ・14:32 休憩 
    ・14:45 上映3「5.26日本海中部地震 戦慄の記録」37分
    ・15:22 質疑応答
    ・15:45 閉会
  • お問い合わせ:図書館・情報室(担当:岩西) TEL03-3355-3596

ポスター

 上映作品


昭和14年秋田県男鹿地方地震の被害

企画・制作 土木学会文化映画委員会 1939年 16分

この映像は,昭和14年5月1日に発生した秋田県男鹿地方地震直後の現地の様子や,当時の土木学会から派遣されたと思わる視察団の様子が克明に記録されています。秋田市の土崎港の被災や復旧状況,浅内村の溜池の堰堤の復旧状況,さらに奥羽本線の盛土区間で発生した土砂崩れの応急復旧状況が克明に記録されています。


蘇った秋田港-日本海中部地震からの復興

企画 運輸省第一港建秋田港工事事務所 制作 秋田テレビ 1985年 32分
土木学会選定映像
第12回土木学会映画コンクール準優秀賞

昭和58年5月26日正午に発生した日本海中部地震により秋田県を中心に被害を受けました。この地震被害の特徴は,津波による被害と砂地盤の液状化による被害が上げられます。被害の中でも秋田港の岸壁被害が甚大でした。この映画は,地震発生から復旧工事完成までの記録です。特に,津波の発生機構,砂地盤の液状化現象の説明では,実験室における模型実験を通して非常に理解しやすく解説しています。


5.26 日本海中部地震戦慄の記録

企画・制作 秋田テレビ 1983年 37分

この映像は,昭和58年5月26日正午に秋田県沖を震源として発生した日本海中部地震の,秋田県内の状況を映像として記録するために製作したものです。秋田県沿岸に押し寄せる津波,津波による被害者の賢明な捜索活動など当時の様子が克明に記録されています。また,砂地盤の液状化による地盤の陥没や亀裂,さらにはガスや水道管の破裂による断水など市民の生活に及ぼす被害も記録されています。


以上

 

 

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2016土木学会全国大会映画会・研究討論会開催のお知らせ

多数のご参加、誠にありがとうございました。

◆2016(平成28)年度土木学会全国大会映画会

ポスター&タイムテーブル主 催:土木技術映像委員会

会 場:東北大学川内北キャンパス マルチメディア棟

http://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/campus/01/kawauchi/areaa.html

開催日:2016年9月7日(水)から9日(金)

映画会は事前申し込み不要、入場無料です。

お問い合わせ:図書館・情報室(担当:岩西) TEL03-3355-3596

土木技術映像委員会では,前回大会に引き続き3日間連続で映画会を開催いたします。これまでに収集・選定した記録映像の中から,映画コンクール受賞作品や災害・防災関連を始め大人気の鉄道,最近のビックプロジェクトまで,多くの優れた映像を上映いたします。

ポスター&タイムテーブル(ファイルサイズ約4MB)

 

【2016年9月7日(水) 一日目 :平成26年度土木学会映画コンクール&川と橋の特集】

13:00 挨拶 土木技術映像委員会
13:05 25分 技術を継ぐ ~東京ゲートブリッジ橋梁上部築造工事記録~ 土木学会選定映像 当作品では特殊な橋梁施工において,特に橋梁の地組,溶接の方法,フローティングクレーンの一括架設が詳細に記録されています。 2011
13:30 20分 余部橋りょう さらなる100年へ 第24回映画コンクール最優秀賞 2007年3月着工後,過酷な自然環境のもと,営業線を運行しながら新橋を構築し,2010年8月12日に新たに生まれ変わるまでの工事の記録です。 2010
13:50 27分 「勝鬨橋」復刻版を含む解説映像 土木学会選定映像 土木学会製作の貴重映像「勝鬨橋」が発見されました。昭和15年完成直前の跳開を映した5分36秒のモノクロ無声映画で勝鬨橋が徐々に開いていき,大型船舶が通航するシーンなどが克明に映し出されています。 1940
14:17 37分 復刻版「北上川」~先人たちの復興の努力を綴る記録映画~ 土木学会選定映像 北上川は昭和22年,23年に4回も大洪水を起こし,700余の命を奪うという大災害をもたらしました。この記録映画は,理にかなった構成と力強いカメラワークに支えられた見ごたえのある作品です。 1950
14:54 休   憩
15:00 25分 迫り来る南海トラフ巨大地震に備えて 第26回映画コンクール優秀賞 受け継がれる巨大地震の爪痕,先人たちの知恵と教訓をとりあげ,巨大地震への備えの重要性を描いています。 2013
15:25 22分 広域的なネットワークの形成に向けて 第26回映画コンクール優秀賞 東横線と東京地下鉄13号線(副都心線)との相互直通運転を行うため,東横線渋谷駅~代官山駅までの約1.5km区間を地下化し,平成25年3月15日の終電から16日始電までに実施された切替工事の施工記録です。 2013
15:47 15分 調布駅付近連続立体交差事業 第26回映画コンクール優秀賞 2012年8月19日,京王線柴崎~西調布間と相模原線調布京王多摩川間の区間の地下化切替え工事が完了しました。技術的説明を平易に行っており,工事記録・施工記録・土木啓蒙作品として,いずれもインパクトがあって良い作品です。 2013
16:02 21分 夢は世界をかけめぐる 第26回映画コンクール最優秀賞 国際コンサルティングに道を開いた久保田豊の半生を,アニメーション,記録写真,実写映像を使用して描いた作品です。 2014
16:23 1日目終了

 

【2016年9月8日(木) 二日目:特集 みちのくの明日を拓く ~ 鉄道編 ~】

10:00 挨拶 土木技術映像委員会
10:03 47分 青函トンネル 第12回土木学会コンクール最優秀賞 青函トンネル工事の調査時より開業に至るまでを紹介する作品です。 1985
10:50 31分 東北新幹線 岩手一戸トンネル 世界最長陸上トンネルに挑む 総延長25.8kmの世界最長陸上トンネルの,計画から完成までの記録です。 2003
11:21 25分 杜の都の地下鉄~仙台地下鉄南北線建設記録~ 仙台市交通局の地下鉄「南北線」は1987(昭和62)年に開業しました。映像では路線計画から施工方法の選択,工事の様子を紹介し,完成までの道のりをたどります。施工方法は,場所ごとに地下部分は山岳,開削,シールド工法を地上部では高架橋方式を適切に採用し,これら工事の様子が良く解る秀作です。懐かしい仙台市電の姿も見ることができます。 1988
11:46 12分 START 2015.12.06 ~仙台地下鉄東西線~ 昨年12月に開業した日本で最も新しい御当地の地下鉄「東西線」の起工式から開業までの足跡をたどると共に最新設備の数々をコンパクトに凝縮して紹介する開業記念の佳作映像です。 2015
11:58 2日目終了

 

【2016年9月9日(金) 三日目:特集 震災と復興に向けた取組み】

10:40 挨拶 土木技術映像委員会
10:43 6分 「三陸の奇跡」と「命の道」 土木学会選定映像 釜石東中学校と鵜住居小学校の生徒が,自分たちの言葉で地震発生直後の出来事を語っている。「てんでんこ」の実践事例として貴重な映像です。開通直後の「釜石山田道路」が「命の道」として機能したことも指摘されています。 2012
10:49 50分 東日本大震災、現場の戦い 土木学会選定映像 「啓開」「地域支援」「防災教育」の現場の映像から構成されています。現場の土木技術者・従事者の決断と戦い,緊急時の組織の姿,持続的な防災教育の重要性を撮影した貴重な映像であり,次代への財産として残したい作品です。 2012
11:43 17分 昭和14年秋田県男鹿地方地震の被害 昭和14年5月1日に発生した秋田県男鹿地方地震直後の被災や復旧状況が克明に記録された無声映像です。 1939
12:00 3日目終了

全国大会情報映画会

 

◆研究討論会

テーマ:「土木学会東日本大震災アーカイブサイトの今後の展開(その3)
      ~震災映像が語る現場からのメッセージ~」

日 程: 2016年9月9日(金) 13:00~15:00

会 場: 東北大学川内北キャンパス B棟 B202教室

http://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/campus/01/kawauchi/areaa.html

研究討論会は、全国大会の参加登録が必要です。

座 長: 大野春雄 土木技術映像委員会委員長・東日本大震災アーカイブ特別委員会副委員長(建設教育研究推進機構理事長・攻玉社工科短期大学名誉教授)

話題提供者:
・熊谷 順子(元東北地方整備局企画部防災課長 現(株)復建技術コンサルタント事業企画本部理事)
・大沢 美春((独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構)
・小野寺 誠(気仙沼商会)
他

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土木学会第91回イブニングシアター(2016.8.17)

すばらしい土木技術をもういちど

土木学会第91回イブニングシアター

~田部純正監督 追悼記念~


多数のご来場誠にありがとうございました。


  • 日時:平成28年8月17日(水)開場:17時30分  開演:18時00分 
  • 場所:土木学会2階講堂(JR「四ツ谷」駅の四ツ谷口より徒歩3分)
  • 対象:一般、会員
  • 参加費無料 
  • プログラム(予定):
    ・18:00 開会挨拶
    ・18:05 特別講演 カメラマン 高橋慎二 氏
    ・18:40 上映1「洪水をなだめた人びと」30分
    ・19:10 上映2「石を架ける」39分
    ・休憩
    ・20:00 上映3「日本の近代土木を築いた人びと」58分
    ・21:00 閉会
  • お問い合わせ:図書館・情報室(担当:岩西) TEL03-3355-3596

ポスター

 上映作品


洪水をなだめた人びと ~治水と水防にみる先人の知恵~

企画・制作 文化工房 1997年 30分
第18回土木学会映画コンクール優秀賞
第35回日本産業映画・ビデオ大賞,1997年度キネマ旬報文化映画ベスト・テン第6位

台風や集中豪雨による大洪水に悩まされてきた先人たちが,洪水と水防のために苦労を重ねて取り組んだ,洪水をなだめるための様々な知恵についてまとめたドキュメンタリー映像です。川との共存を試み,自然を知り,その地域特有の風土を生かしながら,創意工夫に満ちた治水や水防の知恵と技術を紹介している作品です。


石を架ける ~石橋文化を築いた人びと~

企画・制作 文化工房 1996年 39分
第17回土木学会映画コンクール最優秀賞
第34回日本産業映画・ビデオ大賞

日本の代表的な石橋を架けたのは肥後の石工,なかでも江戸末期,種山村(現 熊本県八代市)に生まれた「種山石工」の人たちでした。今も九州を中心に残る様々な石橋を訪ね,その歴史や誕生のエピソード,人々が橋に託した夢,橋が地域生活に与えた影響,完成された構造美などを描きながら,文化遺産,土木遺産としての石橋の価値を強く訴える作品です。


日本の近代土木を築いた人びと

企画 大成建設 制作 日本映画新社・日映企画 2002年 58分
第20回土木学会映画コンクール会長特別賞
第39回日本産業映画・ビデオ大賞,第75回キネマ旬報ベストテン文化映画部門第1位
文化庁優秀映画賞,第48回教育映画祭・文部科学大臣賞
第11回TEPIAハイテクビデオコンクール最優秀賞・経団連会長賞

明治の新時代を迎えた日本は,経済・流通を支える鉄道や港湾,人命や財産を守る河川改修などの近代国土の建設に邁進しました。その近代化は世界史の奇跡と言われるほど短期間に成し遂げられたが,その陰には5人の先人たちの努力がありました。井上勝,田辺朔郎,古市公威,沖野忠雄,廣井勇の足跡を美しい映像で表現した作品です。


以上

 

 

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土木学会第90回イブニングシアター(2016.6.16)

すばらしい土木技術をもういちど

土木学会第90回イブニングシアター

~自然災害との戦い~


 多数ご参加くださいまして誠にありがとうございました。


  • 日時:平成28年6月16日(木)開場:18時00分  開演:18時30分 
  • 場所:土木学会2階講堂(JR「四ツ谷」駅の四ツ谷口より徒歩3分)
  • 対象:一般、会員
  • 参加費無料 
  • プログラム(予定):
    ・18:30 開会挨拶
    ・18:35 特別講演 東京都建設局河川部 計画課長 島津哲也 氏
         講演題目「都市河川における水害対策~東京都の中小河川整備~」
    ・18:55 上映1「伊勢湾台風災害復旧工事」24分
    ・19:20 上映2「小貝川災害復旧記録」36分
    ・休憩
    ・20:10 上映3「川と街~みんなで考える都市河川」28分
    ・20:40 閉会
  • お問い合わせ:図書館・情報室(担当:岩西) TEL03-3355-3596

ポスター

 上映作品


伊勢湾台風災害復旧工事 「国道一号線 蟹江~弥富間 水没道路嵩上工事記録」

企画:日本鋪道株式会社 制作:建設省中部地方建設局 日本鋪道株式会社 1963年 24分

昭和34年9月26日に来襲し、伊勢湾沿岸に甚大な被害をもたらした伊勢湾台風により水没した重要幹線道路国道一号 蟹江~弥富間5.1kmの緊急嵩上工事記録映像です。緊急工事にも関わらず排水後に地域との支障を最小限にするための嵩上高の検討、重機の稼動にも耐えられる新しいドラム缶による「のり止め工法」の開発、資材調達計画等、事前に行った綿密な計画や施工状況について克明に記録されています。

小貝川災害復旧記録

企画:社団法人関東建設弘済会 制作:株式会社日映科学映画製作所 2007年 36分

第1部 昭和56年8月 高須地先
第2部 昭和61年8月 赤浜・豊田地先

昭和56年および昭和61年に発生した小貝川での堤防決壊に際する災害対策本部の体制づくり、復旧工事の工法や、資機材搬入の手配等、災害発生から堤防復旧までの過程を記録した作品です。堤防復旧工事初動から復旧までの過程が詳しく説明されています。


川と街~みんなで考える都市河川

企画:一般財団法人 日本経済教育センター 制作:鹿島映画株式会社 1986年 28分
第12回土木学会映画コンクール優秀賞作品

都市の河川は、都市居住者にとって大切な憩いの場となっているが、都市化が進むにつれて昔なら起きなかった水害が、大した雨量でもないのに発生する傾向がみられます。この作品は、台風による水害への地下改良や、その他、地域に応じたさまざまな被害への施策など、日本各都市で採られている方法がわかりやすく紹介されています。

以上

 

 

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土木学会第89回イブニングシアター(2016.3.16)

すばらしい土木技術をもういちど

土木学会第89回イブニングシアター

震災特集 ~東日本大震災から5年 復興は今~
 


 多数ご参加くださいまして誠にありがとうございました。


  • 日時:平成28年3月16日(水)開場:17時30分  開演:18時00分 
  • 場所:土木学会2階講堂(JR「四ツ谷」駅の四ツ谷口より徒歩3分)
  • 対象:一般、会員
  • 参加費無料 
  • 上映映像:
    ・「海上保安官が見た巨大津波と東日本大震災復興支援」
    ・「東日本大震災、現場の戦い ~すべては被災地のために~」
  • 【解説】株式会社大林組 東北支店 震災復興室長 仲野明彦氏
    ・東日本大震災からの復興最前線で活躍する解説者が、東北の現状を報告します。
  • プログラム(予定):
    ・18:00 開会挨拶
    ・18:05 上映1「海上保安官が見た巨大津波と東日本大震災復興支援」
    ・18:35 上映2「東日本大震災、現場の戦い ~すべては被災地のために~」
    ・19:30 解説  株式会社大林組 東北支店 震災復興室長 仲野明彦氏
    ・20:00 閉会
  • お問い合わせ:土木図書館(担当:岩西) TEL03-3355-3596

ポスター

 上映作品


海上保安官が見た巨大津波と東日本大震災復興支援

協力:海上保安庁、財団法人海上保安協会 制作:有限会社アートファイブ 2011年 30分程度
 


(パッケージ)
2011年3月11日、東北各地の海上保安庁基地では、巨大地震直後の津波の映像が現場の生の声とともに記録されていました。巨大な潮の満ち引き、津波を乗り越えて行く巡視船からの映像など、海上保安官の見た巨大津波の貴重な映像です。
さらに、患者の緊急搬送、民家等に取り残された人の吊上げ救助、海中での行方不明者捜索など、震災後各地で行われた海上保安庁による復興支援活動が記録された作品です。

東日本大震災、現場の戦い ~すべては被災地のために~

企画:国土交通省東北地方整備局 2011年 50分
第25回土木学会映画コンクール最優秀賞、土木技術映像100特選ガイド

 

この作品には東日本大震災における3つの現場の戦いのストーリーが記録されています。第1部「啓開」は、津波等による瓦礫で封鎖された沿岸部道路の啓開作業「くしの歯作戦」の紹介。第2部「地域支援」は、被災した各自治体に派遣された国土交通省職員によるテリトリーを越えた支援活動、国土交通省緊急災害対策派遣隊による被災地での活動を紹介。第3部「防災教育」は、地道な活動により長く受け継がれてきた防災教育を紹介しています。
(同映像のシーン)

 

 

 

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土木学会第88回イブニングシアター(2016.1.20)

すばらしい土木技術をもういちど

土木学会第88回イブニングシアター

- 自然とたたかった!先人たちのアニメ特集 -
 


 多数のご来場誠にありがとうございました。アンケートフォーム


  • 日時:平成28年1月20日(水)開場:18時00分  開演:18時30分 
  • 場所:中央大学後楽園キャンパス5号館5336教室(丸ノ内線・南北線「後楽園駅」から徒歩5分)
  • 対象:一般、会員
  • 参加費無料
  • 【映像上映】  
    • 人をたすけ国をつくったお坊さんたち
    • 水とたたかった戦国の武将たち
    • 九頭竜川と少年
  • 【講演および作品紹介】泉悦子監督
  • プログラム(予定):
    ・18:30 開会挨拶
    ・18:35 泉悦子監督によるご講演、作品紹介など
    ・18:55 作品上映1「人をたすけ国をつくったお坊さんたち」
    ・19:15 作品上映2「水とたたかった戦国の武将たち」
    ・19:35 作品上映3「九頭竜川と少年」
    ・20:05 閉会

小・中学生の方にもお声かけ頂けますと幸いです。


ポスター

 上映作品


人をたすけ国をつくったお坊さんたち

企画:全国研修センター 制作:虫プロ 2001年 20分
土木学会選定映像


(同映像のシーン)
 古代の僧侶は、災害や税の負担に苦しむ農民たちの悩みを取りのぞくため、土木工事を通じてさまざまな貢献を行いました。本作品は、奈良時代に荒れ果てた伊丹大地に水を引き、貧しい農民たちの暮らしを助けたお坊さん「行基」の物語です。

水とたたかった戦国の武将たち

企画:全国研修センター 制作:虫プロ 2001年 20分
土木学会選定映像

 

 戦国時代、甲斐の国では度重なる大洪水がありました。甲斐の国の武将である武田信玄は、水に逆らうのではなく水の力を利用する工法で、多くの土木工事を行い治水しました。なかでも「信玄堤」を造った土木技術は今日にも受け継がれています。
(同映像のシーン)

 

九頭竜川と少年

企画:九頭竜川水系治水百周年記念事業実行委員会 制作:虫プロ 1998年 30分
土木学会選定映像

 


(同映像のシーン)
 明治の初め、九頭竜川に沿った村々は、毎年洪水に悩まされていました。川沿いの村の少年、杉田定一は、村のみんなを洪水から守りたい気持ちを胸に抱いて大人になり、堤防の建設を目指して奮闘します。

 


 

 

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土木学会第87回イブニングシアター(2015.11.24)

すばらしい土木技術をもういちど

土木学会第87回イブニングシアター

- 海峡に挑む -
 


 多数のご参加ありがとうございました。


  • 日時:平成27年11月24日(火)開場:17時30分  開演:18時00分 
  • 場所:土木学会講堂(東京都新宿区四谷1丁目外濠公園内)
  • 対象:一般、会員
  • 参加費無料
  • 【映像上映】  
    • 海底をわたる風ボスポラス海峡横断鉄道トンネル
    • 未知への旅立ち明石海峡大橋上部工
    • 海峡をつないだ技術関門鉄道トンネル開通までの歩み
  • 【解説】大成建設株式会社 東京支店土木部 部長 今石 尚氏

ポスター

 上映作品


海底をわたる風ボスポラス海峡横断鉄道トンネル

企画:大成建設 制作:日映企画 2014年 15分(短縮版)
土木学会選定映像
第25回土木学会映画コンクール優秀賞


(同映像のシーン)
 トルコの首都イスタンブールにおいて,アジア側とヨーロッパ側を結ぶ海峡横断鉄道トンネルの建設プロジェクトの記録です。全長13,558m,地下地上に4ヶ所駅舎が建設されます。シールドトンネル部,沈埋トンネル部,山岳トンネル部(NATM工法)で構成され,トンネル技術の集大成と言えるプロジェクトです。

未知への旅立ち明石海峡大橋上部工

企画:本州四国連絡橋公団第一建設局 制作:海洋架橋調査会 1998年 34分
土木学会選定映像
第18回土木学会映画コンクール最優秀賞

 世界で初めての2,000m級吊橋の,ポイントである「風への備え」の調査・風洞実験から始まり,主塔の建設,ヘリコプターによるパイロットロープの渡海,ストランドケーブルの引き出し作業が描かれます。さらに,阪神大震災の災禍を克服した後での,海峡の航路を妨げないようさまざまに工夫された補剛桁の架設作業を,細かいところまで分かりやすく,丁寧に描いています。
(同映像のシーン)

 

海峡をつないだ技術関門鉄道トンネル開通までの歩み

企画:北九州市 制作:写楽 2003年 34分
土木学会選定映像
第21回土木学会映画コンクール部門賞(技術映画部門)


(同映像のシーン)
 関門鉄道トンネルは,当時の日本土木技術の総力を結集した金字塔でした。工事は1936年に着工され,1942年に下り線,1944年に上り線が開通しました。下関と門司を鉄道でつなぐため,軍事上,商業上の理由から,当時の土木技術にとっては全くの未知の領域である世界初の海底トンネルが採用されました。この作品は,計画から開通までの歩みを,当時の映像や経験談を織り交ぜながら紹介しています。

 


 

 

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2015土木学会全国大会映画会・研究討論会開催のお知らせ

 

◆2015(平成27)年度土木学会全国大会映画会

主 催:土木技術映像委員会

会 場:岡山大学創立50周年記念館 金光ホール(収容人員:409名)
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/profile/kinenkan-index.html

開催日:2015年9月16日(水)から18日(金)

映画会は入場無料です。

これまでに収集・選定した約800本の記録映像の中から,災害・防災関連映像を始め,映画コンクール受賞作品や最近のビックプロジェクトまで,多くの優れた映像を上映いたします.

映画会ポスター

映画会タイムテーブル

 

<ご感想アンケート>

【2015年9月16日(水) 一日目 :イブニングシアターファンが選んだベスト3】

13:00 ご挨拶
13:05 25分 富士山を測る 第16回映画コンクール準優秀賞 山麓の水準点から、1区間20m~30mの高低差を測定し富士山頂に50日間かけて登っていく姿はとても美しく、雲海の風景と相まって感動のシーンが続きます。 1994
13:30 31分 北越北線鍋立山トンネル工事
-超膨張性地山との戦いの記録-
土木学会選定映像 超膨張性地山のトンネル工事現場における撮影映像をベースに作られた記録作品です。映像は技術者達の想像を絶する過酷な超膨張性地山との戦いとこの過酷な工事状況を、現場の貴重な実写フィルムと分かりやすいアニメーションとで表現しています。 1996
14:01 47分 青函トンネル 第12回映画コンクール最優秀賞 青函トンネル工事の調査時より開業に至るまでを紹介する作品です。 1985
14:48 96分 佐久間ダム総集編 第9回毎日映画コンクール教育映画賞 観客動員数600万人 戦後復興の象徴 1958

【2015年9月17日(木) 二日目:岡山&瀬戸大橋特集】

10:00 ご挨拶 土木技術映像委員会
10:10 24分 より良いアクセスのために川辺橋東詰交差点改良事業の記録 土木学会選定映像 当該路線は重要な幹線道路であり、長期間通行止めを行なうことは出来ないことから、工期短縮を可能とする横取り架設を採用しました。大規模な横取り架設工法の手順がわかりやすくまとめられた作品です。 2002
10:34 23分 地下岩盤に築く---倉敷国家石油ガス備蓄基地水封式地下岩盤貯槽建設の記録--- 第25回映画コンクール準優秀賞受賞 本作品は、岡山県倉敷市の水島コンビナート内に建設された、LPガスの貯槽としては世界最大級の倉敷国家石油ガス備蓄基地の建設記録です。 2013
10:57 30分 環境と景観---来島海峡大橋の建設--- 第19回映画コンクール優秀賞 来島海峡大橋は、世界初の三連吊橋です。本作品は、国立公園の景観にマッチするよう設計や施工に配慮した来島海峡大橋の建設工事記録です。 1985
11:27 37分 本州四国連絡橋南北備讃瀬戸大橋7A<長大橋の基礎を築く 第三部 第11回映画コンクール最優秀賞 本州四国連絡橋「児島・坂出ルート」で最長の吊橋で、全長1723mの「南備讃瀬戸大橋」を支え、8万tの張力を受ける巨大な海中基礎7Aアンカレッジの建設記録です。 1983

【2015年9月18日(金) 三日目:北陸を祝って新幹線特集&海外プロジェクト】

10:00 ご挨拶 土木技術映像委員会
10:10 18分 輝くあおもり東北新幹線八戸・青森間 土木学会選定映像 東北新幹線・八戸~新青森間の工事について、沿線住民等への説明用に企画・制作された作品です。公共工事がどの様に計画され、地元に説明されながら進められることが分かり、新幹線建設の流れを理解するのに良い作品です。 2005
10:28 32分 山陽新幹線岩鼻PCトラス 土木学会選定映像 日本国有鉄道が重要技術課題の一つとして取り上げた超高強度コンクリートの開発と、これを用いたPCトラスの研究の成果としてわが国で初めて完成した岩鼻PCトラス橋の工事記録です。昭和49年度土木学会田中賞(作品部門)受賞。" 1974
11:00 28分 東北新幹線第2・第3阿武隈川橋りょう建設の記録 土木学会選定映像 阿武隈川橋りょうは、4径間連続のPC箱型桁であり,コンクリート鉄道橋として、世界最大級の支間を有します。 1976
11:28 50分 黎明のキリマンジャロ---ロアモシ農業開発工事の記録--- 第13回映画コンクール準優秀賞 荒れ果てたアフリカの大地に水を引き水田を開く農業開発プロジェクトを、その技術を中心にタンザニアの自然や風土、現地の生活なども紹介しながら、また現場担当者と現地人との心の交流も織り混ぜて紹介しています。 1987
12:18 休   憩
12:50 72分 干ばつの大地に用水路を拓く---アフガン治水技術7年の記録--- 土木学会選定映像 「百の診療所より一本の用水路を!」戦乱の干ばつのアフガニスタンで、 無謀とも思える土木工事に挑んだ一人の日本人医師・中村哲。 2003年3月から7年の歳月をかけて全長25.5キロの用水路を完工、 3000ヘクタールの農地が甦りました。戦乱の地に真の平和をもたらすものは何か、静かに問いかける7年間の記録です。 2012
14:02 33分 ボスポラス海峡横断鉄道トンネル---海底をわたる風--- 第25回映画コンクール優秀賞 本作品は、ボスポラス海峡を横断して二つの大陸を結ぶ鉄道トンネル建設プロジェクトを克明に追った記録映像です。土木技術の数々が、実写とCG映像を組み合わせ、分かりやすく紹介されており、海外での巨大プロジェクトを丁寧に記録しています。 2012
14:35 90分 パッテンライ!! 第23回映画コンクール最優秀賞 烏山頭ダムを建設し,台湾で半世紀を超えて人々が敬愛を抱く人物・八田與一氏の初アニメ化作品。ダムはセミハイドロリックフィル工法を採用,水路は総延長16,000㎞で地球をほぼ半周する距離があり,完成当時東洋一と謳われました。 2008

 

◆研究討論会

テーマ:「土木学会東日本大震災アーカイブサイトの今後の展開(その2)
      ~アーカイブ映像の具体的利用を考える~」

日 程: 2015年9月18日(金) 16:20~18:20

会 場: 岡山大学津島キャンパス 創立50周年記念館金光ホール

座 長: 大野春雄 土木技術映像委員会委員長・東日本大震災アーカイブ特別委員会副委員長(建設教育研究推進機構理事長・攻玉社工科短期大学名誉教授)

話題提供者: 荏本孝久(神奈川大学工学部建築学科)・木暮敏昭(東京地下鉄(株))・渋沢重彦(東急建設(株))・桝山清人((一財)全国建設研修センター)・山下倫範(立正大学地球環境科学部環境システム学科)

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11月6日ビーバップ!ハイヒール・土木特集「世界に誇るニッポンの土木」(ゲスト:土木技術映像委員会大野委員長)

大阪朝日放送(ABCテレビ)の教養バラエティ番組「ビーバップ!ハイヒール」では、11月6日放送分を土木特集とし、タイトルを「世界に誇るニッポンの土木」と題して放映します。

西日本を代表するビックプロジェクト「本四架橋」、「関西国際空港」をはじめ、「青函トンネル」、「佐久間ダム」など時代を画する土木事業を、土木学会土木図書館土木技術映像ライブラリーに保管されている、選定土木技術映像(土木学会映画コンクール受賞作品)のワンシーンで紹介。

ブラマヨ、タムケンといった関西のお笑いタレントが、初めて見る土木技術映像から感じたさまざまな疑問やコメントに、ゲストのカシコブレーン・土木技術映像委員会大野春雄委員長が答えていくという形式で進行します。
カシコチームには常連の筒井康隆、江川達也が出演、女性漫才のハイヒール(リンゴ・モモコ)が司会を勤めます。

同番組は関西ローカルとのことですので、関西方面の方々、ぜひご覧ください。
 

ビーバップ!ハイヒール・土木特集「世界に誇るニッポンの土木」(ゲスト:映像委員会大野委員長)

放映日時:11月6日(木)11時17分~12時17分 大阪朝日放送(ABCテレビ)

 番組ホームページはこちら (予告映像配信中!!)

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百周年出版事業『土木映画の百年 土木技術映像100特選ガイド』発刊のお知らせ

★【お知らせ】 土木技術映像委員会編『土木映画の百年-土木技術映像100特選ガイド』、絶賛発売中★
 

 土木技術映像委員会では、土木学会創立百周年記念出版事業の一環として、『土木映画の百年 土木技術映像100特選ガイド』を発刊いたします。 

  • 編集:土木学会土木技術映像委員会 発行所:言視舎
  • 定価1,800円(税込1,944円)
  • 会員特価1,750円(税込・送料無料)
  • A5判 176p 
  • webで購入できるサイト
    土木学会サイト(会員特価あり) 出版社(言視舎)サイト  
    amazon  紀伊国屋BOOKWEB  honto  YahooBooks  楽天BOOKS  ジュンク堂&丸善
     

 

 

 本書は土木映画がいつの時代からはじまり、また時代とともにどのように発展してきたかをたどる第1部「土木映画の変遷史」と、これまでにイブニングシアターで上映された作品の中から100本を選んで、1作品1ページで紹介する第2部「土木技術映像100特選ガイド」から構成されます。これまでに映画に関する書籍は多数出版されていますが、土木映画に関する書籍では類を見ない初めての試みとなります。

第2部の100特選の作品ガイドでは、これまでイブニングシアターに参加された皆様から寄せられたアンケートを精選して、代表的なご意見も紹介しています。帯のイラストと文は、イブニングシアター常連の漫画家寺島令子さんにお願いして、素敵な仕上がりになっています。
ぜひお手にとってご確認の上、ご購入を賜れば幸いです。

なお、100特選のイメージ画像は、主として学会誌や学会発行のものから転載していますが、一部はパッケージ写真やタイトルカットなどを使用しています。連絡の着くところには確認していますが、宛先不明などで連絡がつかないところも数機関ありました。ここにご報告いたしますので、該当するものがあれば、事務局あて連絡ください。
 

表紙イメージ 目次
   はじめに 3
委員会構成 6 
凡例 10
第I部 歴史編 11
1. 戦前期 11
1.1 土木映画の黎明期(大正~昭和初年代) 12
1.2 昭和10 年代〜土木学会文化映画委員会活動を中心に 16
2. 戦後復興期 21
2.1 昭和20 年代(1945〜1954) 22
2.2 昭和30 年代(1955〜1964) 29
3. 高度成長期 35
3.1 昭和40 年代(1965〜1974) 36
3.2 昭和50 年代から昭和の終わりまで (1975〜1988) 41
4.爛熟期~低成長期 47
4.1 平成初年代(1989〜1998) 48
4.2 平成10 年代から現在へ(1998〜) 54
第II部 土木技術映像100 特選ガイド 59
編集後記 
 第II部100特選ガイド目次(PDF)

はじめに
▼土木映画=「土木がテーマの劇場映画」+「土木技術映像」
皆さんは土木映画を御存知でしょうか? 土木を題材にした劇場映画*は、『黒部の太陽』(黒部ダム)や『海峡』(青函トンネル)をはじめ、最近では『ホワイトアウト』(奥只見-黒部ダム)や『ゴールデンスランバー』(仙台市レンガ下水道)などがあります。そう言われるとご覧になったという方も多いでしょう。では、土木技術を記録したドキュメンタリー映像=土木技術映像*はどうでしょう。最近では2013 年3 月に「タモリ倶楽部」で「土木学会映画コンクール50 周年記念-東京ファンタスティック土木映画祭」を特集して、『富士山を測る』(測量)、『青函トンネル』(工事記録)、『本四架橋』(ケーソン基礎)、『街の一体化と安全のために』(目黒線地下化)、『パッテンライ!!』(アニメ・人物伝)の5 作品が紹介されました。また、東京ローカルですが『勝鬨橋』の戦前映像が発掘され、NHKややじうまテレビ8(テレビ朝日)で話題になっています。これらは「土木技術映像」と言って、「土木技術」の映像記録なのです。
*この両者を合わせて、「土木映画」と言ったりしますので、ここでは、土木映画=「土木がテーマの劇場映画」+「土木技術映像」
と公式を作っておきましょう。
 
 ▼土木技術とは
土木技術を対象とする学問に「土木工学」があります。土木技術の範囲は広く深いため(社会インフラに相当するものは、建築を除き全てが土木です)、それを対象とする土木工学は、工学の分野でも幅広い領域にわたる学問であり、そのため総合工学とも言われます。一般の皆様にはなじみが薄いかもしれませんが、英語では、Civil Engineering といい、市民工学と直訳できます。市民のために役立つ公共性の高い事業(すなわち防災・交通・情報ネットワークなどのソフト分野から、道路・トンネル・鉄道・河川・港湾・橋梁などの各種構造物のハード分野まで)を計画、整備し、維持管理していくことが土木事業であり、それを支えるのが土木技術です。これら土木事業や土木技術に対して研究・分析・評価・提言などを行なう学問が土木工学ということになります。

▼土木技術映像とは
土木事業は、工事の過程では一般の方々はなかなか立ち入ることができません。また、完成後も、皆様の目に触れない部分が多く、いわゆる単品生産で長期かつ大規模なものも多々あります。とりわけ大規模プロジェクトは、興味や関心があっても、その全体像や土木技術などを実際に見て把握するのは容易ではありません。それを見えるようにしたものが土木技術映像です。
土木技術を記録したドキュメンタリーとしての映像作品は、工事記録や災害記録、土木にかかわる人物や事業の歴史などを中心につくられています。実写とアニメーションを組み合わせて視覚的に分かりやすく、かつ短時間にまとめ映像化されたものもあります。映像作品は、どれも制作に時間と費用がかけられ、高密度で重要な情報があるにもかかわらず、一般的には見る機会が少なく、その作品の存在すら知られていないのが現状のようです。
産業映画(ドキュメンタリー、短編映像などとも呼ばれる)として作成された本数は、戦前を加えると数万本、土木分野に限っても1 万本に及ぶといわれます。これらは時代や環境の推移により、当初の映像制作の意図を超えて、資料的価値や教育的価値など多様な価値を生み出していきます。

▼土木技術映像委員会の活動
本書を担当する土木学会土木技術映像委員会は、「土木技術者の啓発ならびに土木技術の普及を効果的に行うため、土木技術に関する映像について研究し、それを効果的に活用することにより、土木技術の継承および共有化を推進すること」を目的として活動しています。
当委員会では、さまざまな組織で制作された映像作品を調査・収集・整理し、多角的な評価を行なっています。多くの人々が容易に触れることのできる環境を整備し、あらゆる機会を通じて公開・発信する場を設ける活動を続けています。
具体的には、土木技術映像作品の一般公開(土木学会イブニングシアター)、土木学会選定作品制度の応募作品審査、映像データベースの整備、映像作品の収集・提供、映像作品の多様な価値の活用研究、映画コンクールの支援、東日本大震災映像アーカイブプロジェクトなどの活動がそれにあたります。
映像作品の一般公開の活動として、2001 年からスタートした一般公開の定例映画会「土木学会イブニングシアター」は、2 カ月に1度のペースで開催されており、現在まで80 回に及んでいます。市民ホールなど大型の上映施設を利用した一般公開特別上映会や土木学会全国大会での上映会なども企画・実施しており、これまでの延べ動員数はおよそ1万3千人に達しています。参加者にはアンケートのご協力をいただき、集計・分析をして行事の企画運営に役立てています。
また、土木学会の土木技術映像選定制度(土木技術映像委員会所管)では、土木技術映像を、分野(河川、道路、橋梁、ダム、トンネル等)、対象者(土木技術者・土木関係者、土木系学生、小・中学生、一般社会人)及び専門性の度合い(工事記録・技術研究紹介等専門性の高いものから、土木一般・啓発・教育など一般的な内容のものまで)などの切り口で分類して評価し、優れた土木技術映像を顕彰し広く公開する事業を行なっています。1970 年以来これまでの選定応募数はおよそ1300 件、そのうち550 件ほどが土木学会選定映像に選出されています。これらの中で特に優れた映像は土木学会映画コンクールに推選されます。当委員会では映画コンクールの審査・運営の支援も行なっています。

▼『土木映画の百年』
本書は、土木技術映像委員会のさまざまな活動で得られた情報をもとに、土木映画=土木技術映像に特化した作品を紹介する、他に類をみない「土木映画のガイドブック」です。
第I部ではこれまでの発掘調査活動などにもとづき、土木映画=土木技術映像の歴史を時代の流れとともに辿っています。
第II部ではイブニングシアターで上映した作品の中から、土木学会百周年にちなんで選定映像100 作品を厳選し紹介しています。
紹介者は全て当委員会に在籍し、土木のさまざまな分野で活躍しており、土木技術映像選定審査や土木学会映画コンクールの審査などで、土木学会の中でもとりわけ土木映画を数多く見てきたベテランの委員です。第II部では担当委員のおすすめ度(五つ星が最大)の項目がありますが、これはベテランの各委員が自身の選択眼によって評価をしているものです。もちろん選りすぐりの100 本ですが、それに加えて担当者の個性が表れています。
土木学会百周年出版事業のひとつでもある本書が、初めての「土木映画のガイドブック」として、土木の専門家、土木ファン、映画ファンはもとより、教育関係者や一般の方々に大いに利用していただき、「土木映画・土木技術映像のバイブル本」となれば幸いです。

2014 年8 月1 日

公益社団法人土木学会 土木技術映像委員会
委員長 大野春雄


【編集後記】
本書『土木映画の百年』の編集にあたった土木技術映像委員会では、土木技術映像を一般の方々に発信する「土木学会イブニングシアター」を2001 年から開催してきました。おかげさまで最近では満員御礼が出る程で、毎回楽しみに来ていただくお客様も多くいらっしゃいます。
あまり皆様に知られていないことですが、当委員会はボランティアで運営していることから、以前は操作ミスなどによる不具合も多々あり、アンケート回答ではお叱りの言葉もいただきました。しかし、最近では運営がスムースになったせいか、上映作品の内容に踏み込んだ、建設的な回答も増えてまいりました。この意見をなんとか作品評価に生かせないかとの委員会での議論が発端となり、土木学会100 周年を機に、出版が決まりました。
第Ⅰ部では、「歌は世につれ世は歌につれ」という言葉があるように、時代背景を記載することにより、この本を手に取っていただいた皆様の思い出がよみがえり、またその時代の土木映画の存在を知っていただければ幸いです。第Ⅱ部では特選された100 作品に委員執筆担当者のコメントと共に代表的な( 肯定・否定両者の意見を入れた) アンケート回答を加えて、1作品1 ページで概要を知ることのできるガイドブックを目指しました。
福田耕治法律事務所所属の高野良子弁護士には、著作権に関するセミナーを2回ほど開催していただき、適切なご教示をいただきました。
今回の出版に当たり、編集の素人であるわれわれに、様々な角度からアドバイスをいただき、編集・出版に立ちあがってくれた言視舎のメンバー、とりわけ社主の杉山尚次氏には大変お世話になりました。漫画家で土木学会イブニングシアター常連の寺島令子さまにはステキなイラストと帯文をお寄せいただきました。その他にも、たくさんの方々にご尽力いただきました。ここで重ねて感謝致します。

(公社)土木学会土木技術映像委員会
幹事長 桝山 清人

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