土木技術映像委員会(委員長:大野春雄)では、過去の災害記録を収集、整理し、広く公開しています。このたび、金森誠之土木学会文化映画委員会初代委員長のご遺族より昭和14年(1939年)に発生した秋田県男鹿地震直後に当時の土木学会が撮影した映像の提供を受けました。当委員会では、この貴重映像の活用を進めるために、また、震災の記録を伝承し風化させないために、土木技術映像アフタヌーンシアター2016in秋田を下記の要領で開催します。皆様のご参加をお待ちしております。
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ポスター |
上映作品
昭和14年秋田県男鹿地方地震の被害
企画・制作 土木学会文化映画委員会 1939年 16分
この映像は,昭和14年5月1日に発生した秋田県男鹿地方地震直後の現地の様子や,当時の土木学会から派遣されたと思わる視察団の様子が克明に記録されています。秋田市の土崎港の被災や復旧状況,浅内村の溜池の堰堤の復旧状況,さらに奥羽本線の盛土区間で発生した土砂崩れの応急復旧状況が克明に記録されています。 |
蘇った秋田港-日本海中部地震からの復興
企画 運輸省第一港建秋田港工事事務所 制作 秋田テレビ 1985年 32分
土木学会選定映像
第12回土木学会映画コンクール準優秀賞
昭和58年5月26日正午に発生した日本海中部地震により秋田県を中心に被害を受けました。この地震被害の特徴は,津波による被害と砂地盤の液状化による被害が上げられます。被害の中でも秋田港の岸壁被害が甚大でした。この映画は,地震発生から復旧工事完成までの記録です。特に,津波の発生機構,砂地盤の液状化現象の説明では,実験室における模型実験を通して非常に理解しやすく解説しています。 |
5.26 日本海中部地震戦慄の記録
企画・制作 秋田テレビ 1983年 37分
この映像は,昭和58年5月26日正午に秋田県沖を震源として発生した日本海中部地震の,秋田県内の状況を映像として記録するために製作したものです。秋田県沿岸に押し寄せる津波,津波による被害者の賢明な捜索活動など当時の様子が克明に記録されています。また,砂地盤の液状化による地盤の陥没や亀裂,さらにはガスや水道管の破裂による断水など市民の生活に及ぼす被害も記録されています。 |
以上
添付 | サイズ |
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ポスター | 1.79 MB |