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11月6日ビーバップ!ハイヒール・土木特集「世界に誇るニッポンの土木」(ゲスト:土木技術映像委員会大野委員長)

大阪朝日放送(ABCテレビ)の教養バラエティ番組「ビーバップ!ハイヒール」では、11月6日放送分を土木特集とし、タイトルを「世界に誇るニッポンの土木」と題して放映します。

西日本を代表するビックプロジェクト「本四架橋」、「関西国際空港」をはじめ、「青函トンネル」、「佐久間ダム」など時代を画する土木事業を、土木学会土木図書館土木技術映像ライブラリーに保管されている、選定土木技術映像(土木学会映画コンクール受賞作品)のワンシーンで紹介。

ブラマヨ、タムケンといった関西のお笑いタレントが、初めて見る土木技術映像から感じたさまざまな疑問やコメントに、ゲストのカシコブレーン・土木技術映像委員会大野春雄委員長が答えていくという形式で進行します。
カシコチームには常連の筒井康隆、江川達也が出演、女性漫才のハイヒール(リンゴ・モモコ)が司会を勤めます。

同番組は関西ローカルとのことですので、関西方面の方々、ぜひご覧ください。
 

ビーバップ!ハイヒール・土木特集「世界に誇るニッポンの土木」(ゲスト:映像委員会大野委員長)

放映日時:11月6日(木)11時17分~12時17分 大阪朝日放送(ABCテレビ)

 番組ホームページはこちら (予告映像配信中!!)

新着・お知らせ
  • 11月6日ビーバップ!ハイヒール・土木特集「世界に誇るニッポンの土木」(ゲスト:土木技術映像委員会大野委員長) についてもっと読む

百周年出版事業『土木映画の百年 土木技術映像100特選ガイド』発刊のお知らせ

★【お知らせ】 土木技術映像委員会編『土木映画の百年-土木技術映像100特選ガイド』、絶賛発売中★
 

 土木技術映像委員会では、土木学会創立百周年記念出版事業の一環として、『土木映画の百年 土木技術映像100特選ガイド』を発刊いたします。 

  • 編集:土木学会土木技術映像委員会 発行所:言視舎
  • 定価1,800円(税込1,944円)
  • 会員特価1,750円(税込・送料無料)
  • A5判 176p 
  • webで購入できるサイト
    土木学会サイト(会員特価あり) 出版社(言視舎)サイト  
    amazon  紀伊国屋BOOKWEB  honto  YahooBooks  楽天BOOKS  ジュンク堂&丸善
     

 

 

 本書は土木映画がいつの時代からはじまり、また時代とともにどのように発展してきたかをたどる第1部「土木映画の変遷史」と、これまでにイブニングシアターで上映された作品の中から100本を選んで、1作品1ページで紹介する第2部「土木技術映像100特選ガイド」から構成されます。これまでに映画に関する書籍は多数出版されていますが、土木映画に関する書籍では類を見ない初めての試みとなります。

第2部の100特選の作品ガイドでは、これまでイブニングシアターに参加された皆様から寄せられたアンケートを精選して、代表的なご意見も紹介しています。帯のイラストと文は、イブニングシアター常連の漫画家寺島令子さんにお願いして、素敵な仕上がりになっています。
ぜひお手にとってご確認の上、ご購入を賜れば幸いです。

なお、100特選のイメージ画像は、主として学会誌や学会発行のものから転載していますが、一部はパッケージ写真やタイトルカットなどを使用しています。連絡の着くところには確認していますが、宛先不明などで連絡がつかないところも数機関ありました。ここにご報告いたしますので、該当するものがあれば、事務局あて連絡ください。
 

表紙イメージ 目次
   はじめに 3
委員会構成 6 
凡例 10
第I部 歴史編 11
1. 戦前期 11
1.1 土木映画の黎明期(大正~昭和初年代) 12
1.2 昭和10 年代〜土木学会文化映画委員会活動を中心に 16
2. 戦後復興期 21
2.1 昭和20 年代(1945〜1954) 22
2.2 昭和30 年代(1955〜1964) 29
3. 高度成長期 35
3.1 昭和40 年代(1965〜1974) 36
3.2 昭和50 年代から昭和の終わりまで (1975〜1988) 41
4.爛熟期~低成長期 47
4.1 平成初年代(1989〜1998) 48
4.2 平成10 年代から現在へ(1998〜) 54
第II部 土木技術映像100 特選ガイド 59
編集後記 
 第II部100特選ガイド目次(PDF)

はじめに
▼土木映画=「土木がテーマの劇場映画」+「土木技術映像」
皆さんは土木映画を御存知でしょうか? 土木を題材にした劇場映画*は、『黒部の太陽』(黒部ダム)や『海峡』(青函トンネル)をはじめ、最近では『ホワイトアウト』(奥只見-黒部ダム)や『ゴールデンスランバー』(仙台市レンガ下水道)などがあります。そう言われるとご覧になったという方も多いでしょう。では、土木技術を記録したドキュメンタリー映像=土木技術映像*はどうでしょう。最近では2013 年3 月に「タモリ倶楽部」で「土木学会映画コンクール50 周年記念-東京ファンタスティック土木映画祭」を特集して、『富士山を測る』(測量)、『青函トンネル』(工事記録)、『本四架橋』(ケーソン基礎)、『街の一体化と安全のために』(目黒線地下化)、『パッテンライ!!』(アニメ・人物伝)の5 作品が紹介されました。また、東京ローカルですが『勝鬨橋』の戦前映像が発掘され、NHKややじうまテレビ8(テレビ朝日)で話題になっています。これらは「土木技術映像」と言って、「土木技術」の映像記録なのです。
*この両者を合わせて、「土木映画」と言ったりしますので、ここでは、土木映画=「土木がテーマの劇場映画」+「土木技術映像」
と公式を作っておきましょう。
 
 ▼土木技術とは
土木技術を対象とする学問に「土木工学」があります。土木技術の範囲は広く深いため(社会インフラに相当するものは、建築を除き全てが土木です)、それを対象とする土木工学は、工学の分野でも幅広い領域にわたる学問であり、そのため総合工学とも言われます。一般の皆様にはなじみが薄いかもしれませんが、英語では、Civil Engineering といい、市民工学と直訳できます。市民のために役立つ公共性の高い事業(すなわち防災・交通・情報ネットワークなどのソフト分野から、道路・トンネル・鉄道・河川・港湾・橋梁などの各種構造物のハード分野まで)を計画、整備し、維持管理していくことが土木事業であり、それを支えるのが土木技術です。これら土木事業や土木技術に対して研究・分析・評価・提言などを行なう学問が土木工学ということになります。

▼土木技術映像とは
土木事業は、工事の過程では一般の方々はなかなか立ち入ることができません。また、完成後も、皆様の目に触れない部分が多く、いわゆる単品生産で長期かつ大規模なものも多々あります。とりわけ大規模プロジェクトは、興味や関心があっても、その全体像や土木技術などを実際に見て把握するのは容易ではありません。それを見えるようにしたものが土木技術映像です。
土木技術を記録したドキュメンタリーとしての映像作品は、工事記録や災害記録、土木にかかわる人物や事業の歴史などを中心につくられています。実写とアニメーションを組み合わせて視覚的に分かりやすく、かつ短時間にまとめ映像化されたものもあります。映像作品は、どれも制作に時間と費用がかけられ、高密度で重要な情報があるにもかかわらず、一般的には見る機会が少なく、その作品の存在すら知られていないのが現状のようです。
産業映画(ドキュメンタリー、短編映像などとも呼ばれる)として作成された本数は、戦前を加えると数万本、土木分野に限っても1 万本に及ぶといわれます。これらは時代や環境の推移により、当初の映像制作の意図を超えて、資料的価値や教育的価値など多様な価値を生み出していきます。

▼土木技術映像委員会の活動
本書を担当する土木学会土木技術映像委員会は、「土木技術者の啓発ならびに土木技術の普及を効果的に行うため、土木技術に関する映像について研究し、それを効果的に活用することにより、土木技術の継承および共有化を推進すること」を目的として活動しています。
当委員会では、さまざまな組織で制作された映像作品を調査・収集・整理し、多角的な評価を行なっています。多くの人々が容易に触れることのできる環境を整備し、あらゆる機会を通じて公開・発信する場を設ける活動を続けています。
具体的には、土木技術映像作品の一般公開(土木学会イブニングシアター)、土木学会選定作品制度の応募作品審査、映像データベースの整備、映像作品の収集・提供、映像作品の多様な価値の活用研究、映画コンクールの支援、東日本大震災映像アーカイブプロジェクトなどの活動がそれにあたります。
映像作品の一般公開の活動として、2001 年からスタートした一般公開の定例映画会「土木学会イブニングシアター」は、2 カ月に1度のペースで開催されており、現在まで80 回に及んでいます。市民ホールなど大型の上映施設を利用した一般公開特別上映会や土木学会全国大会での上映会なども企画・実施しており、これまでの延べ動員数はおよそ1万3千人に達しています。参加者にはアンケートのご協力をいただき、集計・分析をして行事の企画運営に役立てています。
また、土木学会の土木技術映像選定制度(土木技術映像委員会所管)では、土木技術映像を、分野(河川、道路、橋梁、ダム、トンネル等)、対象者(土木技術者・土木関係者、土木系学生、小・中学生、一般社会人)及び専門性の度合い(工事記録・技術研究紹介等専門性の高いものから、土木一般・啓発・教育など一般的な内容のものまで)などの切り口で分類して評価し、優れた土木技術映像を顕彰し広く公開する事業を行なっています。1970 年以来これまでの選定応募数はおよそ1300 件、そのうち550 件ほどが土木学会選定映像に選出されています。これらの中で特に優れた映像は土木学会映画コンクールに推選されます。当委員会では映画コンクールの審査・運営の支援も行なっています。

▼『土木映画の百年』
本書は、土木技術映像委員会のさまざまな活動で得られた情報をもとに、土木映画=土木技術映像に特化した作品を紹介する、他に類をみない「土木映画のガイドブック」です。
第I部ではこれまでの発掘調査活動などにもとづき、土木映画=土木技術映像の歴史を時代の流れとともに辿っています。
第II部ではイブニングシアターで上映した作品の中から、土木学会百周年にちなんで選定映像100 作品を厳選し紹介しています。
紹介者は全て当委員会に在籍し、土木のさまざまな分野で活躍しており、土木技術映像選定審査や土木学会映画コンクールの審査などで、土木学会の中でもとりわけ土木映画を数多く見てきたベテランの委員です。第II部では担当委員のおすすめ度(五つ星が最大)の項目がありますが、これはベテランの各委員が自身の選択眼によって評価をしているものです。もちろん選りすぐりの100 本ですが、それに加えて担当者の個性が表れています。
土木学会百周年出版事業のひとつでもある本書が、初めての「土木映画のガイドブック」として、土木の専門家、土木ファン、映画ファンはもとより、教育関係者や一般の方々に大いに利用していただき、「土木映画・土木技術映像のバイブル本」となれば幸いです。

2014 年8 月1 日

公益社団法人土木学会 土木技術映像委員会
委員長 大野春雄


【編集後記】
本書『土木映画の百年』の編集にあたった土木技術映像委員会では、土木技術映像を一般の方々に発信する「土木学会イブニングシアター」を2001 年から開催してきました。おかげさまで最近では満員御礼が出る程で、毎回楽しみに来ていただくお客様も多くいらっしゃいます。
あまり皆様に知られていないことですが、当委員会はボランティアで運営していることから、以前は操作ミスなどによる不具合も多々あり、アンケート回答ではお叱りの言葉もいただきました。しかし、最近では運営がスムースになったせいか、上映作品の内容に踏み込んだ、建設的な回答も増えてまいりました。この意見をなんとか作品評価に生かせないかとの委員会での議論が発端となり、土木学会100 周年を機に、出版が決まりました。
第Ⅰ部では、「歌は世につれ世は歌につれ」という言葉があるように、時代背景を記載することにより、この本を手に取っていただいた皆様の思い出がよみがえり、またその時代の土木映画の存在を知っていただければ幸いです。第Ⅱ部では特選された100 作品に委員執筆担当者のコメントと共に代表的な( 肯定・否定両者の意見を入れた) アンケート回答を加えて、1作品1 ページで概要を知ることのできるガイドブックを目指しました。
福田耕治法律事務所所属の高野良子弁護士には、著作権に関するセミナーを2回ほど開催していただき、適切なご教示をいただきました。
今回の出版に当たり、編集の素人であるわれわれに、様々な角度からアドバイスをいただき、編集・出版に立ちあがってくれた言視舎のメンバー、とりわけ社主の杉山尚次氏には大変お世話になりました。漫画家で土木学会イブニングシアター常連の寺島令子さまにはステキなイラストと帯文をお寄せいただきました。その他にも、たくさんの方々にご尽力いただきました。ここで重ねて感謝致します。

(公社)土木学会土木技術映像委員会
幹事長 桝山 清人

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土木学会第79回イブニングシアター(2014.6.18)

 CPD本シアターは,CPDプログラム(2単位)です。会員証でCPDポイントの自動登録が可能ですのでご参加の際にご持参ください。

あのすばらしい土木技術をもういちど

土木学会第79回イブニングシアター

- 特集:都市型水害と土木 -


 今回のイブニングシアターでは、都市型水害とその対策を映像化した3作品+1を取り上げました(会場前ロビーなどで関連図書資料の展示も行いました).皆さんのご意見・ご感想をぜひアンケートにお寄せください. 

  • 日時:平成26年6月18日(水)  
         開場18時   開演18時半
  • 場所:四谷・土木学会 講堂
             
    地図    ポスター
  • 対象:一般、会員
  • アンケートにご協力ください。
       アンケート画面はこちら 
     
  • 【映像上映】
    • 忘れない,東海豪雨(16分)
    • 未来につなげる地下の川-首都圏外郭放水路-(15分)
      →「首都圏外郭放水路-流域とともに-」(8分) 2011年 を追加上映 
    • 神田川・環状7号線地下調節池工事記録(17分)
       

  • 【解説】 東京都建設局第三建設事務所長 東野 寛氏 (15分程度)

 

 

 忘れない,東海豪雨 

土木学会選定映像 土木学会第24回映画コンクール優秀賞

企画 (社)中部建設協会 制作:(株)日映映像 2010年 16分  

 当作品は、2000年9月11日から12日にかけて東海地方を襲った集中豪雨による大規模都市型水害の被害状況および災害復旧を記録したものである。猛烈な集中豪雨が名古屋市およびその周辺の都市を直撃し、複数個所での堤防決壊、市内全域に及ぶ深刻な浸水被害など一時は都市機能が完全に麻痺する事態に至ったが、この作品は、刻一刻と拡大する被害状況を克明に伝えると共に、その後の被災の実態、応急対策、復旧対策などの進捗状況を映し出している。

 以後に続く都市型水害のさきがけとなり、この災害を契機に法整備や対策事業の見直しが進められたという面でも注目すべきものであるが、防災対策への教訓や災害への備えの重要さを伝えて、特に都市地域住民の方々の防災教育などの機会での活用が期待される作品である。
(「平成22年度土木学会賞授賞理由書」より)

  


 「未来につなげる地下の川-首都圏外郭放水路-

 
企画 建設省関東地方建設局江戸川工事事務所
制作 岩根研究所
1997年 15分

中川・綾瀬川流域は低平地という地形に加え、昭和30年代以降の都市化に伴い、平成に入ってからだけでも平成3年、5年、8年など慢性的な浸水被害が発生していた。この被害を抜本的に解消するために「首都圏外郭放水路」建設事業が実施されることとなった。この事業は内径10mの地下放水路を6.3kmにわたって建設するもので、これにより、中川、倉松川など5つの河川の洪水による増水分を、江戸川に流すというものである。
この作品では、冒頭にこれまでの浸水被害の状況や原因を述べて当該事業の必要性を示し、この事業によって、どのような解決が図られるのかを、CGなどを取り入れながらわかりやすく紹介している。また、施設や構造物の建設工事現場の映像を随所に取り入れることで、現場のスケール感がよくわかり、シールドマシンなど先進的な工法の実際の稼働状況なども見て取れる。都市型の災害に対して土木建設事業が果たす役割をコンパクトにまとめた佳作と云えよう。
 

 


  •  

     

 神田川・環状7号線地下調節池工事記録~水害から都民の生命と暮らしを守るために

企画・制作 東京都建設局第三建設事務所 
2008年 上映時間 17分  

 神田川・環状七号線地下調節池は、水害が多発する神田川中流域の水害に対する安全度を早期に向上させるため、環状七号線の道路下に延長4.5km、内径12.5mのトンネルを建設し、神田川、善福寺川及び妙正寺川の洪水約54万㎥を貯留する調節池である。

 この調節池は、施設の規模が大きく、全体の完成には相当の時間を必要とすることから、早期に効果を発揮させるため、第一期、第二期に事業を分割し整備を進め、平成20年3月に完成した。

 本映像は、その工事を記録したものである。

 

 

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【市民特別上映会】土木技術映像アフタヌーンシアター2014 in 仙台(2014.6.7-6.8)

 


【市民特別上映会】

 土木技術映像アフタヌーンシアター2014 in 仙台
(2014.6.7-6.8)

~あのすばらしい土木技術をもういちど~

盛会裡に終了しました。アンケートにご協力ください。


  土木技術映像委員会では、土木学会100周年事業と連携し、仙台市の注目スポット「仙台メディアテーク」において行われる土木コレクション 2014 in 仙台(2014.6.4-6.9)とジョイントして、場所も同じ「仙台メディアテーク」の7Fスタジオシアターにて、6月7日(土)・8日(日)の午後、4時間にわたって、「【市民特別上映会】土木技術映像アフタヌーンシアター2014 in 仙台」を開催いたしました。
★ 日時:平成26年6月7日(土)・8日(日) 14時~18時
★ 場所:仙台メディアテーク 7F スタジオシアター 
map  ポスター
★ 無料公開上映
 

ご覧になられた方は、アンケートをお願いいたします。

アンケート画面はこちら

 ★プログラム
 

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土木学会第77回イブニングシアター(2014.1.22)

 CPD本シアターは,CPDプログラム(2単位)です。会員証でCPDポイントの自動登録が可能ですのでご参加の際にご持参ください。

すばらしい土木技術をもういちど

土木学会第77回イブニングシアター

「新春 東京の土木いまむかし ~新選定作品から~」


ご来場ありがとうございました。御来場者アンケートにご協力ください。

 


今回のイブニングシアターでは、未知の高さに挑んだ『東京スカイツリー』、厳しい施工条件、工期との戦いを克服した『東京ゲートブリッジ』、土木技術映像委員会が発掘した『勝鬨橋』の三本を上映します。現代を代表する構造物に始まり、勝鬨橋では昭和15年当時も振り返ることで、日本の土木技術の歩みを再認識していきたいと思います。

18時より関連資料の展示を行うとともに、今回の上映映像に関連した映像などの上映を予定しています。皆様のお越しをお待ちしております。

  • 日時:平成26年1月22日(水)  開場18時 開演18時半
  • 場所:四谷・土木学会 講堂   地図  ポスター
  • 対象:一般、会員 
  • 【解説】元法政大学 教授 山下 清明氏(土木技術映像委員会顧問) (15分)
  • 【映像上映】
    • 東京スカイツリー 634mへの挑戦(16分)
    • 「技術を継ぐ~東京ゲートブリッジ橋梁上部築造工事記録~」(25分)
    • 「勝鬨橋」(復刻版7分56秒)

 

 

 

 東京スカイツリー 634mへの挑戦(16分)

制作 2012年
上映時間 16分 
企画 大林組
制作 NHKエンタープライズ


【概要】東京スカイツリーの建設の様子や施工技術を一般向けに分かりやすく紹介している作品です。スカイツリーを支える杭の特徴,鉄骨の組上げ方,地上600mでの作業を可能にした新技術など,タワーの構造と建設方法の概要を知ることができます。日々変化する外観の空撮映像や,その内部で行われる巨大な心柱の建設,地上から工事を眺める人々など,多角的なアングルから工事の様子が撮影され、興味深い作品に仕上がっています。東日本大震災当時の現場の様子を捉えた緊迫感溢れる映像も収録されています。  

 「技術を継ぐ~東京ゲートブリッジ橋梁上部築造工事記録~」(25分)

    制作 2011年 
    上映時間 25分 
    企画・製作 川田工業㈱、宮地エンジニアリング㈱、日立造船㈱

    【概要】 東京ゲートブリッジの上部築造は厳しい空路制限と航路制限を受けて進められました。工場において側径間下部トラス桁の地組立てを行い、総重量7400トンを世界最大級のフローティングクレーン3機によって、合い吊り一括架設をする場面が展開します。続いて、世界でも例の無い2900トンの中央経間下部トラス桁の張り出し架設では、中弦材、上弦材、斜材を、ボルト数12000本、精度2.5mm以内で約1日半で接合していきます。最後に紹介される中央箱桁架設では、東京港東航路を13.5時間完全閉鎖して、フローティングクレーンで落とし込み架設が行われます。温度上昇による部材の膨張を抑えるため、早朝から行われる工事の場面には緊張感が漂います。厳しい精度要件、施工条件、時間との戦いを克服して、これから先どんな苦難の多い橋梁架設にたずさわっても「架からない橋は無い」と思えるようになったという現場技術者の言葉が心に残る作品です。

 「勝鬨橋 復刻版」(8分)

    復刻版制作 2013年(元映像は1940年) 
    上映時間 8分 
    企画/製作 土木学会 土木文化映画委員会
    復刻製作 土木学会 土木技術映像委員会

    【概要】2012年に土木技術映像委員会の調査により「勝鬨橋」を含む3本のフィルムが発見されました。当該映像は文献記録等から、昭和14年から15年にかけて土木学会文化映画委員会が製作したと推定されます。5分36秒のモノクロ無声映画で、タイトルなどが入っていないことから、完成版の手前の編集用の撮影映像と思われますが、「勝鬨変電所」の看板の映像からスタートして機械室の中で操作盤に向かい実際に操作する職員の様子や、勝鬨橋が徐々に開いていき、大型船舶が通航するシーンなどが克明に映し出されています。今回は2013年に復刻・製作した「復刻版・オリジナル」、「復刻版・テロップ付」、「解説版(復刻版含む)」の中から、テロップを加えた映像をご覧いただきます。

 

新着・お知らせ
  • 土木学会第77回イブニングシアター(2014.1.22) についてもっと読む

土木学会第76回イブニングシアター(2013.12.4)

 CPD本シアターは,CPDプログラム(2単位)です。会員証でCPDポイントの自動登録が可能ですのでご参加の際にご持参ください。

すばらしい土木技術をもういちど

土木学会第76回イブニングシアター

「初めての都市間高速道路~開通50年を迎えた名神高速道路~」


多くの皆様にお越しいただき終了いたしました。ご来場ありがとうございました。 

アンケートへのご協力ありがとうございました

 


 今回の「初めての都市間高速道路~開通50年を迎えた名神高速道路~」では、昭和のビッグプロジェクト、名神高速道路を取り上げます。

日本初の高速道路となった名神高速道路の建設工事は、1958年に京都市山科区で着工され、1963年7月16日に栗東~尼崎間の71.1kmが完成して、今年ちょうど50周年を迎えました。今回上映する作品は,本格的な長距離都市間高速道路である名神高速道路の建設工事を、用地買収から1965年7月1日の全線が完成するに至るまでを記録したものです。激動の昭和を生き抜き、高度経済成長を牽引した人々の活力がみなぎる秀逸なドキュメンタリをご覧いただきます。
また、もう一作品㈱NIPPOが発掘した貴重なフィルム映像(日本鋪道製作)映像を上映します。10分という短い作品ですが、カラーフィルムに工事の様子が鮮明に記録されています。

 今回も名神高速道路、山科工区の工事に携わった方に当時のお話をお願いしています。

 また18時より関連資料の展示を行う予定です。皆様のお越しをお待ちしております。

  • 日時:平成25年12月4日(水)  開場18時 開演18時半
  • 場所:四谷・土木学会 講堂   地図  ポスター
  • 対象:一般、会員 
  • 【解説】元日本道路公団 松本 忠利氏 (15分)
  • 【映像上映】
    • 名神高速道路 -山科鋪装(舗装)工事記録(S35/8~S36/2)(10分)
    • 名神高速道路(67分) 
       

 

 

 

 名神高速道路 -山科鋪装(舗装)工事記録(S35/8~S36/2)

制作 1961年
上映時間 10分 
企画 日本鋪道
制作 産業技術映画協会

【概要】この作品は、我が国最初の高速自動車専用道路である名神高速道路の山科舗装工区の施工記録です。山科舗装工区は延長4300mで、昭和35年8月1日に着工し、翌年昭和36年2月に完成しました。山科は舗装と関連構造物の設計の妥当性を確認し、将来この舗装を実施する場合の施工と施工管理の試験を行った工区としての意義を持つ場所です。当時の舗装工事用の車両やアスファルトプラント場内での作業の様子等、舗装技術の歴史を見るうえでも興味深い映像が収録されています。 

 名神高速道路

制作 1964年 
上映時間 67分 
企画 日本道路公団
製作 日本映画新社
 

【概要】 日本初の高速道路となった名神高速道路の建設工事は、1958年に京都市山科区で着工されました。この作品では,本格的な長距離都市間高速道路である名神高速道路の建設工事を、用地買収から1965年7月1日の全線が完成するに至るまでを記録したものです。激動の昭和を生き抜き、高度経済成長を牽引した人々の活力がみなぎる秀逸なドキュメンタリであり、車載カメラや空撮技術を駆使した映像をご覧いただけます。

  •  

 

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土木学会第74回イブニングシアター(2013.8.21)

 CPD本シアターは,CPDプログラム(2単位)です。会員証でCPDポイントの自動登録が可能ですのでご参加の際にご持参ください。

子供と一緒に見よう!あの素晴らしい土木技術をもう一度

土木学会第74回イブニングシアター

「夏休み特集」 


 上映会は盛会の裡に終了いたしました。参加された皆様には、ゲリラ豪雨の中、ご苦労様でした。

アンケートにご協力ください。

   当日展示した絵本のリストを掲載いたしました。(2013/8/27)


今回のイブニングシアターは「夏休み特集」と題して2作品をお送りしました。
1本目の「三陸の奇跡」は東日本大震災の折、釜石の小学生、中学生が迫りくる危険を自らどのように判断し行動を起こしたか、そして日頃の防災訓練と防災意識がいかに大切かを教えてくる内容でした。2本目の虫プロダクションの長編アニメーション「パッテンライ」は、第23回映画コンクール最優秀作品ならびに文部科学省選定作品にも選ばれた、大人にも子供にもご覧いただける内容でした
。緒方英樹氏の解説もあって、理解を助けてくれたものと思っています。

  • 日時:平成25年8月21日(水)  開場16時 開演16時半場所:四谷・土木学会 講堂   地図  ポスター
  • 対象:一般、会員  
  • 【映像上映】
    • 「三陸の奇跡」と「命の道」~東日本大震災から学びました~(6分)
    • 「パッテンライ!!南の島の水ものがたり」(90分)
       
  • 【解説】 緒方英樹

74回イブニングシアターポスター

第74回イブニングシアター用ポスター

 

 「パッテンライ!!南の島の水ものがたり」

第23回映画コンクール最優秀賞
文部科学省 選定作品

制作 2008年 
上映時間 90分
企画 緒方英樹
監督 石黒 昇
制作 「パッテンライ!!南の島の水ものがたり」制作委員会,虫プロダクションパッテンライ

【概要】 「パッテンライ」とは台湾語で「八田がやって来た」の意。物語は全編アニメーション。舞台は80年前の日本統治下、台湾南部の嘉南平原。当時、嘉南平原は不毛の大地と呼ばれており、そこにダムをつくり、農業水路を張り巡らせて一大穀倉地帯に変えた大土木工事である。物語は、実在の人物・八田與一と八田技師にあこがれて土木を志す台湾人少年と飛行機乗りを夢みる日本人少年が、大土木事業に真正面から立ち向かう大人たちの姿に影響されながら成長していく姿を描いている。また、工事の信憑性を疑い嘲笑する地域農民たちを説得しながら難工事に挑む姿、夫を支え、やさしく見守る妻「外代樹(とよき)」なども描かれている。本作品は土木の魅力や土木工事の危険性、住民交渉の大切さ等が十分伝えられており、土木啓蒙の役割を十分に果たしている。将来を担う子供達や土木系の学生の人材育成にも役立つだけでなく、土木を知らない一般の人たちも楽しめる作品になっている。  

 「三陸の奇跡」と「命の道」~東日本大震災から学びました~

制作 2011年
上映時間 5分57秒 
企画・制作 釜石市・釜石市立釜石東中学校・釜石市立鵜住居(うのすまい)小学校

【概要】 釜石市立釜石東中学校と鵜住居小学校の皆さんが,自分たちの言葉で,3月11日の地震発生直後の出来事を語っています。地震による大津波に襲われ,小中学校の皆さんは上へ上へと高台に逃げていきました。やっとの思いでたどり着いたのは,6日前の3月5日に開通したばかりの「釜石山田道路」。日も暮れ雪の中で救助を待っていましたが,45号線は不通で身動きが取れません。この状況を救ったのが釜石山田道路でした。通りかかった数台のトラックに乗り込み 約600人の生徒 児童さんは市内の体育館に避難することができました。釜石山田道路は,子供たちを救ったまさに「命の道」だったのです。 

 

 

 

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土木学会第71回イブニングシアター(2013.3.13)

 CPD本シアターは,CPDプログラム(2単位)です。会員証でCPDポイントの自動登録が可能ですのでご参加の際にご持参ください。

土木学会第71回イブニングシアター

「震災特集」 


【盛況のうちに終了いたしました】

今回のイブニングシアターは「震災特集」と題して4作品をお送りします。

2011年3月11日・東北地方太平洋沖地震(大震災)から2年を経るなか、現地における復興事業の進捗は、未だに十分とは云えない状況にあります。 ここに3・11を迎えるにあたり、後世に残すべき記録として東日本大地震の被害状況とその対応、また既に復興を成した阪神・淡路大震災時の対処録から、復興プロセスを再認識していきたいと思います。  また、今回も震災復興に関して解説者の方のお話を予定しています。

 

  • 日時:平成25年3月13日(水)  開場18時 開演18時半(約2時間を予定)
  • 場所:四谷・土木学会 講堂   地図  ポスター
  • 対象:一般、会員
  • 参加は無料ですが事前申し込みが必要です。 申し込みフォームにて必要事項を記入の上、お申込下さい。
    第71回イブニングシアター申し込みフォーム
     
  •  
  • プログラム  
    【映像上映】
    • 「東日本大震災 -初動期にどう対処したか-」(5分)
    • 「三陸の奇跡」と「命の道」~東日本大震災から学びました~(6分)
    • 「復旧の軌跡-阪神・淡路大震災土木施設の災害記録」~(27分)
    • 「テレビカメラが見た東日本大震災」主要映像紹介~(30分)
  • 【解説】
    45分程度を予定
71回イブニングシアターポスター

 

 「東日本大震災 -初動期にどう対処したか-」

制作 2011年 
上映時間 5分
企画 国土交通省東北地方整備局
制作 国土交通省東北地方整備局

概要 

当映像は3篇から構成されます。 最初の「国土交通省防災ヘリ「みちのく号」からの空撮映像」では,冠水する直前に仙台空港から飛び立った「みちのく号」が仙台市内から名取市まで北上し,津波が押し寄せる瞬間の映像を克明に伝えています。そこから引き返して完全に冠水した仙台空港の様子を伝え,さらに南下して福島第一原発の津波によって全電源喪失に至った貴重な映像を映し出しています。2番目の「釜石港湾事務所屋上からの津波映像」では,釜石の津波防波堤を越え市街地に激流となって押し寄せた津波が,家屋や車などあらゆるものを飲み込んで,目の前に迫ってくる瞬間を捉えています。3番目の「CCTVによる連続映像(岩手県)」は定点カメラが捉えた映像で,岩手県内宮古市役所,田老地区,山田町の国道45号線を津波が襲う瞬間を早回しで編集したものです。いずれも東日本大震災直後の大津波襲来の様子を伝える貴重な記録映像で,後世に残すべき価値があります。  

 「三陸の奇跡」と「命の道」~東日本大震災から学びました~

制作 2011年
上映時間 5分57秒 

企画 釜石市・釜石市立釜石東中学校・釜石市立鵜住居(うのすまい)小学校

制作 釜石市・釜石市立釜石東中学校・釜石市立鵜住居(うのすまい)小学校

概要

釜石市立釜石東中学校と鵜住居小学校の皆さんが,自分たちの言葉で,3月11日の地震発生直後の出来事を語っています。地震による大津波に襲われ,小中学校の皆さんは上へ上へと高台に逃げていきました。やっとの思いでたどり着いたのは,6日前の3月5日に開通したばかりの「釜石山田道路」。日も暮れ雪の中で救助を待っていましたが,45号線は不通で身動きが取れません。この状況を救ったのが釜石山田道路でした。通りかかった数台のトラックに乗り込み 約600人の生徒 児童さんは市内の体育館に避難することができました。釜石山田道路は,子供たちを救ったまさに「命の道」だったのです。

 

 復旧の軌跡-阪神・淡路大震災土木施設の災害記録

制作 1998年
上映時間 27分

企画 兵庫県土木部

制作 兵庫県土木部

概要

1995年1月17日に発生した阪神・淡路大落橋震災によって兵庫県内の土木施設は,神戸市,西宮市,淡路島北部を中心に大きな被害を受け,被害総額は1兆5千億円に上りました。この作品は震災から3年後,1998年12月に兵庫県土木部(現,県土整備部)が企画制作した阪神・淡路大震災の映像記録です。震災直後の阪神高速道路,鉄道,下水処理場,港湾施設,河川堤防,西宮市仁川の土砂崩れなど県内各地の土木施設が受けた被害の全貌を27分という短い時間でコンパクトに紹介するとともに,道路,鉄道,港湾などジャンルごとに,被害の状況を詳しく説明しています。また,兵庫県による震災後 兵庫県による震災後33年間の復旧 年間の復旧 の取り組みに ても解説を加えて ます への取り組みについても解説を加えています。阪神阪神・淡路大震災を描 淡路大震災を描 た映像作品 いた映像作品には,人的被害の状況や救命救急,安全対策をテーマにしたものが多いですが,この作品は地震による土木施設の被害と復旧にテーマを絞った他にあまり類を見ない作品です。その意味で,土木技術者や行政担当者に限らず,土木や防災に関心を持つ多くの人に見ていただきたい作品です。

 テレビカメラが見た東日本大震災

制作 2012年
上映時間 105分(当日上映は30分抜粋) 

企画 仙台放送

概要

突然の大きな揺れ,初めて目の当たりにする大津波,そして,安否や被害状況も確認できない中での恐怖と混乱,ライフラインが寸断された中での避難生活。1カ月後,3カ月後,半年,1年と経過するにつれ刻々と変わる課題。“あの日”以来,私たち仙台放送は“被災地から伝えたい”という強い思いをずっと持ち続けてきました。そして,今,改めて後世のために,あの日の出来事を語り伝えたいという多くの方々に出会いました。震災から1年が経過した今だからこそまとめることが可能となった,あの震災の,津波の記録と証言です。

 

  

 

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土木学会製作の貴重映像「勝鬨橋」発見 -東京都に複製を贈呈-

 このたび土木学会土木技術映像委員会の調査により、当学会(土木文化映画委員会:初代委員長金森誠之、第2代委員長青木楠男)が製作したと推定される映像「勝鬨橋」(平成19年国重要文化財指定)が発見され、昭和15年完成直前の跳開を映した貴重な映像であることが判明致しました。当学会では、土木に関心ある方々に公開するとともに、当映像の複製を東京都に贈呈し、広く都民の皆様にも公開してもらうすることと致しました。

【100周年記念事業「土木デジタルミュージアム:土木学会が創った映画」で復刻映像公開中】

勝鬨橋映像より

「勝鬨橋」映像より  跳開シーン

 

跳開した橋の間を帆船が通過

跳開した橋の間を通行する船の様子

 勝鬨橋変電所の看板(現在は「かちどき 橋の資料館」の建物となっている)

勝鬨橋変電所の看板(現在は「かちどき 橋の資料館」の建物となっている)

路面電車の線路は跳開前に支承部側に引き込まれロックが外れていくシーン

橋上に敷設されていた路面電車の線路。跳開前に支承部側に引き込まれロックが外れていくシーン

開いていく橋を下からのアングルで撮影
 

開いていく橋を下からのアングルで撮影

操作ミスを防ぐために、ボタンは押し下げではなく引き上げ式。操作ボタンを操作するシーン

操作ミスを防ぐために、ボタンは押し下げではなく引き上げ式。操作ボタンを操作するシーン

交流電気から直流電気に変換する装置を撮影した変電所内のシーン

交流電気から直流電気に変換する装置を撮影した変電所内のシーン

 当映像は文献記録等から、昭和14年から15年にかけて土木学会土木文化映画委員会が製作したと推定されます。5分36秒のモノクロ無声映画で、タイトルなどが入っていないことから、完成版の手前の編集用の撮影映像と思われますが、「勝鬨変電所」の看板の映像からスタートして機械室の中で操作盤に向かい実際に操作する職員の様子や、勝鬨橋が徐々に開いていき、大型船舶が通航するシーンなどが克明に映し出されています。

メディア

図書館で所蔵していた映像記録メディア

 当件詳細につきましては、添付ファイルをご覧ください。
なお、土木図書館貴重写真コレクション 1.橋梁編でも「勝鬨橋」を紹介しています(当委員会委員安河内孝氏による「最後の跳開1970.11.29」撮影のエピソードや「最後の跳開」スライドショー、写真20点などを掲載しています)。併せてご覧ください。

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土木学会第68回イブニングシアター (2012.10.10)のお知らせ

CPD本シアターは,CPDプログラム(2単位)です。会員証でCPDポイントの自動登録が可能ですのでご参加の際にご持参ください。

イブニングシアター

「鉄道・トンネル特集」

 

  • 日時:平成24年10月10日(水)  開場17時半 開演18時(約2時間を予定)
  • 場所:四谷・土木学会 講堂   地図  ポスター
  • 対象:一般、会員
  • 多くの皆さまからのお申し込みをいただきありがとうございました。受付を終了させていただきました。
     
  • プログラム  【映像上映】
    • つくばエクスプレス建設物語 ~首都圏の未来を拓く~(44分)
    •  鍋立山トンネル工事 ~超膨張地山との戦いの記録~(31分)
    • 4心円シールド工法 超過密都市を掘る~都営地下鉄12号線六本木シールド工事~(15分)

     【解説】

    • つくばエクスプレス:
      独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)鉄道建設本部
      東京支社計画部調査第二課 課長 末原 純

    • 鍋立山トンネル:
      西松建設株式会社北陸支店
      土木工事部長 小野利昭

    • 都営地下鉄12号線六本木シールドトンネル:
      関東土木支店土木部勝どき出張所
      所長 大西 亮
       

 

 1.つくばエクスプレス建設物語 ~首都圏の未来を拓く~

制作 2006年 
上映時間 44分
企画 鉄道建設・運輸施設整備支援機構鉄道建設本部東京支社
制作 (株)CNインターボイス
 

概要 
開業した「つくばエクスプレス」の事業の発端から開業までの工事記録である。当鉄道は都市鉄道として沿線地域の宅地開発と一体的に整備され,また,国内初の最高時速130キロ運転を実施する新線鉄道として当初から注目を集めていた。映像は当事業の発端から,許認可,特徴的な土木工事,電気・信号設備工事,車輌の搬入・試運転,駅の設備,開通までの様子が盛り込まれ,工事全般の記録として貴重な作品である。なお,同じ企画・制作で「High Performance Railway TUKUBA EXPRESS」17分があり,こちらはいわゆる建設技術の紹介を主目的とした作品とは少し趣が違うが,21世紀の都市鉄道というものが「鉄道システム」としてどの様にして企画され建設されたかを分かりやすく17分の中で映像化している。両作品を見ることで58.3㎞の長距離を一挙に開業した21世紀型高規格鉄道としての「つくばエクスプレス」のコンセプトと心意気が感じられるだろう。 

 つくばエクスプレス建設物語 DVD表紙

鍋立山DVD表紙

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  2.北越北線 鍋立山トンネル工事 ~超膨張性地山との戦いの記録~

制作 1996年
上映時間 31分 
監修 西松建設(株) 監修 日本鉄道建設公団
制作 カンノン社

概要 

 この映画は超膨張性地山のトンネル工事現場における撮影映像をベースに作られた記録作品である。立ちはだかった地山の押し出してくる膨張圧力は実に30kg/cm2,地山に内在した可燃性ガスの圧力は実に16kg/cm2に達した。おそらく日本で最も過酷な膨張性地山でのトンネル施工例と考えられる。 別の見方をすれば,これは「結果論として掘ってはいけなかったトンネル例」の紹介であり,「引いてはいけないトンネルのルート選定例」でもあり,トンネルルートの選定に際しての調査の重要性を鋭く示唆している作品である。しかし,9,116mに及ぶ本トンネル延長のほぼ真ん中で最後にこの600mほどの地層が出たとき,技術者達は全知全霊を掛けて果敢にこのトンネルを掘り抜くしか選択の道はなかった。作品はそれを成し遂げた男達の苦闘の記録でもある。 映像は技術者達の想像を絶する過酷な超膨張性地山との戦いとこの過酷な工事状況を,現場の貴重な実写フィルムと分かりやすいアニメーションとで表現しておりトンネル歴史資料としても1級の技術映像資料と考えられる。折しも本年,作家峯崎淳氏による『「動く大地」の鉄道トンネルー世紀の難関「丹那」「鍋立山」を掘り抜いた魂―』が発行され,このトンネル施工が持つ技術的困難性と,重要性が再評価されることになったこともあり,良いタイミングでの土木技術映像選定作品となった。一般の方には希有で過酷な自然に立ち向かったトンネルマン達の不屈の挑戦記録として,専門の方には高圧ガスを伴った最大級の超膨張性トンネルの実工事施工記録として,是非この貴重な工事記録を多くの人に見て頂きたいと思う。

3.超過密都市を掘る 4心円シールド工法 ~都営地下鉄12号線六本木駅シールド工事~

制作 2000年 
上映時間 15分 
企画 東京都地下鉄建設,間・青木・アイサワ・徳倉・伊藤建設協同企業体
制作 中日映画社

概要 

この作品は大江戸線環状部六本木駅部の建設工事記録である。六本木駅は昼夜国籍を問わない若者達が闊歩する六本木交差点から渋谷方に約200メートル間の地下工事である。六本木交差点は交通の要所になっており上から挙げると首都高速道路3号線,六本木通り,外堀通り,メトロ日比谷線,の下を通り,さらに線路が通る外苑東通りには東電のマンホールが2段にわたって地下敷設されており,大江戸線駅の難関工事の縮図ともいえる工区で,駅最下底まで46.6メートルという大江戸線の最新深さの駅となっている。駅工事であれば通常採用される開削工事が,交通輻輳地形,道路下埋設物,高圧地下水位下での切り広げ困難等の制約から不可能な状況の中で,画期的な新工法として本工法が考案された。この作品はここで採用された「4心円泥水式駅シールド」による上下二段駅部の工事記録である。何故この工法の採用に至ったか,マシーンの概要,立て坑工事,等について設計の考え方,施工の概要について分かりやすく説明されている。今後都市部における工事はますます狭隘な道路下での深度化が進むと思われるが,ここでの周到な工事計画,設計,施工の考え方は示唆に富んだものとなろう。また日本の土木技術の高さを諸外国にも示すことの出来る作品といえよう。本作品は可成り以前に土木学会に技術映像作品として提供されていたものであるが,今回貴重映像作品として技術映像委員会において審査を行い「土木学会選定映像」としたものである。
 

 

東日本大震災

 

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