論説委員 飯島 玲子 パシフィックコンサルタンツ株式会社 経営企画部 D&I推進室
ダイバーシティ経営では、本来の目的や求める姿を共有することが重要であり、数値のみを追ってはいけない。土木界で重要なのは、技術分野、経験、スキル、感性の多様性ではないか。変化が激しい時代では、これらの多様性を活かし、イノベーションにつなげることが必要だ。D&I行動宣言を足がかりに、土木界を牽引しよう。 (2018年1月版) 第128回論説・オピニオン(2) 多様性を力にする土木界へ
論説委員 小松 登志子 埼玉大学
共同研究先のデンマーク、オルボー大学土木工学科について、出張中にヒヤリングした結果を報告する。特に土木工学科の女子学生に焦点をあて、女子学生数、就職先、就職状況、女子学生勧誘のための特別なプログラムの有無、女性土木技術者の社会の要請度などについて聞き取りした。デンマークという国やオルボー大学についての簡単な紹介も含めて報告する。 (2017年12月版) 第127回論説(1) 当世デンマーク女子学生事情 ~オルボー大学土木工学科~
論説委員 清水 喜代志 福島県双葉郡浪江町まちづくり推進課 西日本旅客鉄道㈱建設工事部
高度経済成長期から少子高齢化社会へ移り変わり、今後の社会資本整備は、国民の生活への効果を熟慮したうえで、必要なものを効果的に整備することが求められていると感じています。健康や子育てなど特に注目されている身近な国民の生活に役立つ土木技術について考えてみます。 (2017年12月版) 第127回論説・オピニオン(2) 社会資本整備の意義 ~少子高齢化社会に再び考える~
論説委員 山口 栄輝 九州工業大学 大学院工学研究院 建設社会工学研究系
「土木学会」という名称には、英語名に含まれる「日本」「工」がない。急速に進むグローバル化の下、しっかりとアイデンティティを保つには、日本語名にも「日本」を含み、学会名を国際化するのも有効化かと思う。また、工学分野での貢献に鑑み、名称に「工」を入れることも望ましく思う。 (2017年11月版) 第126回論説・オピニオン(1) 学会名称を想う
伊藤毅 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻教授
都市建築史を専攻する筆者からみると、建築―都市―土木は一体的なものとして理解できる。東京大学GCOEでの諸活動を通して、その事実はさらに確信されることになった。 また2011年の東日本大震災のあと、わたくしは「危機と都市」というテーマを考え続けたが、その思考もまた、建築―都市―土木を一体的なものとして連関させることが重要であることにつながっていった(伊藤毅他編著『危機と都市』左右社、2017年)。本稿では、広い視野から各領域の専門性を連携させていく意義を述べたい。 (2017年11月版) 第126回論説・オピニオン(2) 建築と土木をつなぐ愉しみ-学連携の意義
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