論説委員が執筆する。
論説委員 山本卓朗
建設業の健全経営と魅力回復に向けた様々な努力がなされてきたが、依然として他産業に比較し建設業の利益率や従業員給与の低さが目立っている。低利益に喘ぐ建設業の“適正利益の確保”に向けた活発な動きの背景や将来に向けた課題を取り上げる。 (2009年7月版) 第26回論説(2) 建設業の適正利益確保について
論説委員 青山俊樹
用・強・美を備えた国土づくりを目指すためには、IT技術、生物学、化学、気象予報技術等他の分野との連携を深めるとともに、自然の脅威を語る“語り部”、美しい国土づくりを目指す“土木デザイナー”が育つための体制づくりをしていく必要がある。 また、入札・契約等のプロセスの改善、国際貢献等に取り組むべきである。 (2009年7月版) 第26回論説(1) 土木の将来について
論説委員 佐藤 愼司
現象が長期的に蓄積されながら徐々に顕在化していく生活習慣病型の環境問題には対応が難しい。これに適切に対応するためには、現象解明とその対応を俯瞰的かつ総合的に扱う技術が必要であるが、総合工学たる土木工学は学術領域の新たな深化を図り、これらの問題の解決に主体的に取り組まねばならない。 (2009年6月版) 第25回論説(2) 生活習慣病型の環境問題
論説委員長 森地 茂
近年社会資本のリスク対応策は大きく改善されてきた。しかし、災害復旧に対しての法制度は時々の必要性から改正を重ねてきたものであり、統一的論理に基づいていない。災害リスク、経済的リスク、環境リスクなどを含め、社会資本に係わるリスク対応の制度を見直すことが重要な課題である (2009年6月版) 第25回論説(1) 社会資本のリスク対応の制度的課題
論説幹事 布村明彦
近代の社会資本整備は、交通量や河川流量といった単一目的的課題解決を図ってきた。多大な効果の一方、傷跡や副作用が生じることがあったり、目的外の効果は評価できていない。世界的に、不況対策として新しいタイプの社会資本整備が求められている中、人や生物のつながりなども含むパッケージ型の社会資本整備のデザインや実施を土木は担うべき。 (2009.5) 第24回論説(2) 総合医療としての新たな社会資本整備の姿
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