こんにちは。ウェルビーイング小委員会メンバーの西口です。最近何かウェルビーイングな体験をしたかな?と思ってスマホの写真を見ていたら食べ物の写真ばかりでした。おいしい食事は幸福感を高めてくれますよね。
北海道で西口 幹人が食べた海鮮丼ゲスト:山内裕之さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:おがえもん
今回の放送では、清水建設の山内裕之さんに「石積み技術を次世代に遺そう!」をテーマに、お話を伺いました。城郭の石垣は文化財!石積の耐久年数は、適切な条件下であれば400年以上も問題無く維持している石垣も多くあるので半永久構造物とのこと!維持のためには修復も必要ですが、割れたりした石材の交換だけで、殆どの材料は再利用可能なのでSDGsに適応してますね!修復保全の技術を次世代に遺すことが必要ですね!!
2025年度に「未来の土木コンテスト」の第4回目を開催することを予定しております。
本コンテストは、「未来(2050年)のまち」について子供たちからアイデアを募集し、一次選考を通過したアイデアに対して土木技術者(プロのエンジニア)が検討チームとして加わり技術的検討を行います。
そして検討の成果を最終選考会で子供とプロのエンジニアが共同で発表(プレゼン)し、審査・表彰します。本コンテストはこれまで2014年度、2017年度、2022年度に実施し、今回が4回目の開催となります。
今回も夏休みに合わせて募集予定ですが、応募要領などのコンテストの詳細につきましては、決まり次第、土木学会のホームページなどでお伝えしていきます。
【取材報告】JR高輪ゲートウェイ駅で展示されたCONSTRUCTION ART WALLを取材しました!
2024年10月29日~2025年2月10日まで、JR高輪ゲートウェイ駅改札前の仮囲いに”CONSTRUCTION ART WALL(以下、ART WALL)”が展示されました。
今回土木広報センターは、ART WALLを企画した東日本旅客鉄道株式会社マーケティング部まちづくり部門品川ユニットの出川様、栄田様からお話を伺いました。
実際のART WALL 職人の写真に加え街の完成イメージも掲示した
〇工事現場の仮囲いに職人の姿を映したART WALLを作成・展示したきっかけや、ART WALLに込めた想い
→品川地区の大規模な開発プロジェクトということで、2022年頃よりこの街ならではの工事の様子を記録する企画の検討を開始した。
2024年3月には、高輪ゲートウェイ駅にて実施された「TAKANAWA GATEWAY CITYまちびらき前年祭 in March」において、TAKANAWA GATEWAY CITY 1~4街区各工事現場所長・職員の写真・コメントをまとめたポスターの掲示や、
TAKANAWA GATEWAY CITY公式Youtubeにアップした工事現場のドキュメンタリー映像の放映を行った。
工事現場で働く方々の姿や現場の美しさ、想いをより多くのお客さまに知っていただきたいと考え、安全性の確保と騒音防止を目的に立てられた仮囲いに工事現場の写真をアート作品のように掲出し、
本作品をきっかけにドキュメンタリー映像の閲覧数を増やしていければと考えた。
今回、2025年3月27日のまちびらきに向けて、「仮囲いという物理的な壁を取り払うために、仮囲いのすぐ裏で進んでいる工事現場の写真を展示することで中の様子を想像していただき、仮囲いが撤去されると新しい街ができている」
というストーリーを思い描いて企画した。
大規模なプロジェクトが進んでいく中で、日々仕事に向かう現場で働く方々の姿や、「生命力(温かさ)」「美しさ」「繊細さ」を映すことで新しい街ができていく期待感を表現したかった。
〇現場を映すうえで工夫した点
→一般財団法人JR東日本文化創造財団の企画・ディレクションの下、プロの写真家の石井朋彦氏に撮影を依頼。現場の特徴が表れている場所で、普段の様子を撮影するため、作業だけでなくミーティングのようすや、
若手・女性の職人にもフォーカスした。
あくまで現場優先で、現場の負担にならないよう事前の撮影打診を丁寧に行った。
〇苦労した点
→仮囲いの装飾は屋外での汚れや勾配調整に対応するために、仮囲いの床面から幅を開けて掲出する装飾も多い。ただ、今回はアート作品として成立させるため仮囲いの全面を使って隙間をあけずに施工したいと考えた。
工事現場と歩行者動線間を仕切り、駅前に設置された仮囲いとして必要な、消火設備、誘導サインなどとの干渉の問題をクリアする必要があった。
また、仮囲いの全面サイズ(高さ3m×最大幅140m)に引き延ばしたときにも美しく見える解像度の高い素材データを用意する必要があり、一部は既存のものを使用する必要があったため苦労した。
〇計画から施工完了までの期間
→構想3か月、現場関係者への依頼~撮影・デザインに3か月、シートの出力~施工で1か月。計7か月を要した。
〇駅利用客や現場関係者からの反響
→足を止めて写真を撮ってくださる方もいて大変好評だった。
ART WALLの一部に、TAKANAWA GATEWAY CITYの公式Instagramに遷移できるQRコードをデザインした。
QRコードの掲出はチャレンジングな取組みだったが、実際は効果が大きくInstagramのフォロワー数は展示期間中に618件も増加した。
改札前で毎日多くの利用者が行き交うエリア
ART WALLアートウォールの横にTAKANAWA GATEWAY CITY 公式InstagramのQRコードを掲示
今回は、東日本旅客鉄道株式会社の広報取り組み事例をご紹介しました。
このような広報事例を、ぜひ皆様の土木広報活動に活用してみてください!
【画像提供・一般財団法人JR東日本文化創造財団】
「JR高輪ゲートウェイ駅 CONSTRUCTION ART WALL」
■アートウォール展示期間:2024年10月29日~2025年2月10日
■場所 :東京都港区港南2丁目 JR高輪ゲートウェイ駅 改札前
■主催者:東日本旅客鉄道株式会社
■TAKANAWA GATEWAY CITYまちびらき:2025年3月27日(木)
こんにちは。お商売されてる方は2月、8月は少しのんびりでしょうか。土木関係の皆さまは3月の年度末に向けてギアを一段あげてお仕事と向き合ってる方も少なくないのではないでしょうか。マツも期末試験の採点やら、コンサルタント業務の成果とりまとめやら、高校生向けのまち歩きガイドやら社会のお役にたっているのかいないのかわからない世界で多忙を極めております。まあ、忙しすぎるときは現実逃避が一番!ということで土木ウェルビーイングマガジン3本目を書き出してしまいました。
こんにちは。土日はデスクワークの日、そんな仕事人間はウェルビーイングを語る前に「働き方改革」をやるべきだ、というお叱りをいただきそうなfromDOBOKU編集長マツです。マツは「生き方改革」実践中♪
さて、前回はこの「ウェルビーイング」マガジンの初回投稿ということで厚生労働省研究会報告書に記載されているウェルビーイングという言葉の説明についてご紹介しました。今回は、この「ウェルビーイング」を理解しながら、「土木業界におけるウェルビーイング」を向上させるべく立ち上がった「土木学会 建設マネジメント委員会 土木業界におけるウェルビーイング調査研究小委員会」のメンバーをご紹介します。
こんにちは。土木学会WEB情報誌fromDOBOKU編集長のマツです。卒論、修論の〆切が過ぎて学生さんたちは少しほっとしているところではないでしょうか。あるいは修正にてんやわんやだったりして。
さて、みなさんは「ウェルビーイング」って言葉知ってますか。well(よい)とbeing(状態)をくっつけた言葉のようですが、具体的な定義が知りたくなりますよね。厚生労働省の「平成30年度雇用政策研究会報告書」では、「個人の権利や自己実現が保証され、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあること」と記載しています。これが定義!?
主査の澤田茉伊さん(東京科学大学)、そして編集担当メンバーにも名を連ねておられる副委員長の瀬尾 弘美さん(建設技術研究所)にご参加頂き、松永 昭吾、小川 慎太郎、川口 暢子、Reiko Yamamotoレイ子さんのDDメンバーと、久しぶりの大人数でDDの収録となりました。
特集編集メンバーの皆さんゲスト:緒方英樹さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:蛎殻町の松
今回の放送では、お馴染みの緒方英樹さんに「子どもたちに伝えたい土木」をテーマに、お話を伺いました。小中学生276名を対象とした調査では全体の56%が「土木という言葉を聞いたことがない」「土木のことを知らない」と回答となっているとのこと。これからも子どもたちに土木を伝えるにはAIDMA(アイドマ)の法則のように段階的な働きかけが大事ですね!
ゲスト:緒方英樹さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:赤井かおり
今回の放送では、お馴染みの緒方英樹さんに「【土木偉人シリーズ】伊能図が、いま語りかけること」をテーマに、お話を伺いました。伊能図とは、伊能忠敬が歩いてつくった実測日本地図です! 地図には水害地名が記録されていたとは!古い地名には過去の地形や水害、津波の痕跡を示す語が隠されています。地名が今も昔も同じなのかを調べてみないとですね!!今回もおもしろいお話が聞けました。
ゲスト:鳥山亜紀さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:おがえもん
今回の放送では、清水建設の鳥山亜紀さんに「水害時の医療継続へのタイムライン」をテーマに、お話を伺いました。地球温暖化により、世界規模で雨を降らせる低気圧や台風が発生する位置や経路、強さなどが変わり、線状降水帯や集中豪雨、ゲリラ豪雨などが多く発生し、毎年どこがで水害が発生しています。病院は、発災後も命を守る医療を続ける必要があるので、事前に自分たちのいる建物がどのくらい水がきたら、どのような機能が無くなってしまうのか、どこから水が浸入してくる可能性があるのか、調査するのは大変です。また、どのタイミングで防災行動を開始するか、どんな情報に注目し、それがどの値になったらスタートするかを、キチンと根拠をもって決めておくことが必要です!
ゲスト:鈴木亮彦さん、田中真史さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:水天宮のちーちゃん
今回の放送では、不動テトラの鈴木亮彦さん、田中真史さんに「未来につなげる防災教育」をテーマに、お話を伺いました。「地域の仕事と防災」をテーマとした出前授業!日本が自然災害の発生しやすい地理条件にあり、それから大きな自然災害が目の前で起こるかもしれないことを教え、防災活動の大切さを子供たち自身に考えてもらっているとのことです!自分事になってもらうことで積極的な行動をしてもらえるようになる、これが一番重要ですね!!
ゲスト:和田彰さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:人形町のゆみ
今回の放送では、リバーフロント研究所の和田彰さんに「水辺の小さな自然再生のすすめ」をテーマに、お話を伺いました。小さな自然再生は、自分たちででき手づくりで取り組める小規模なもの。小さな自然再生の一番の魅力は、気の合う仲間たちと気軽に試行錯誤しながら取組んで、失敗と成功を繰り返し、ワクワクしながら自然環境が少しでもよくなるようにと色々な働きかけをできる点とのことです。現地研修会を全国で開催しており、これまでに27回開催!!全国に広まって欲しい活動ですね!
ゲスト:緒方英樹さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:赤井かおり
今回の放送では、お馴染みの緒方英樹さんに「【土木偉人シリーズ】非凡なる凡人・伊能忠敬の大いなるチャレンジ」をテーマに、お話を伺いました。伊能忠敬といえば日本初の日本地図をつくった人!地図をつくるのにチャレンジしたのは51歳のとき。人生50年といわれた時代かつ喘息もちの身体で18年間で約4千万歩を歩いたとは!!今回もおもしろいお話が聞けました。