論説委員 小宮 一仁 千葉工業大学
少子高齢化の影響を大きく受けている日本の教育。入試は特に深刻です。入学者がいなくなれば将来的には学校や学部学科は存続できなくなり、技術者の育成や技術の開発や継承にも影響を及ぼします。ここでは、高校生を呼び込むためのポイントではないかと考えていることを、個人の経験に基づき述べたいと思います。 (2019年9月版) 第148回論説・オピニオン(1) 土木工学と大学入試
藤本 英子 京都市立芸術大学
景観における土木分野の役割は大変大きい。大自然の中にかけられる橋梁から、身近な生活道路に至るまで、その色彩がどうあるかは、周辺景観の質に大きく影響していく。しかし、そこに色彩の専門的視点が反映されないことも多く、景観の課題となる場合もある。景観色彩へのさらなる関心を望む。 (2019年8月版) 第147回論説・オピニオン(2) 色彩から考える土木景観
松田 曜子 長岡技術科学大学 環境社会基盤工学専攻
近年盛んに導入される水害のソフト対策は、避難について考えたことのない人々が、いざというときに合理的判断を下せることが前提となっている。そうではなく、人々がふだんから避難行動について学べる存在であることを前提とした防災対策では「情報の適切な縮約」と「ユーザビリティを考慮したデータ表示」が重要である。 (2019年8月版) 第147回論説・オピニオン(1) 水害のソフト対策における情報の縮約とユーザビリティの向上
原澤 英夫 (元)国立環境研究所
2018年6月気候変動適応法が成立し、同年12月に施行された。人為起源の温室効果ガスにより引き起こされている地球温暖化を食い止める緩和策を強化するとともに、世界で頻発する極端現象への適応を進めることが喫緊の課題である。適応法、適応計画の意義、土木学会への期待について述べる。 (2019年7月版) 第146回論説・オピニオン 脱炭素・気候変動適応社会を目指して
論説幹事 田中 真弓 鹿島建設株式会社
土木技術者は理工系の出身者が圧倒的に多い。その中に少数の文系出身者がいる。しかし、これからの土木業界で必要とされているAIの活用や自然と人間が共生する社会の構築では、文系学問である経済学や地理学などを学んだ人材が活躍できる場面も多い。業界の多様性推進の一つとして、文系人材の活用について考えてみた。 (2019年6月版) 第145回論説・オピニオン(2) 土木技術者の専門分野の多様性 -文系人材の活用-
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