論説委員 岡田 光彦 外務省
他国との競争に打ち勝って海外の交通インフラ事業を受注するためには、技術力やライフサイクルコスト等、我が国の強みを活かす一方、建設だけでなく、完成後の運営も含めた提案をできることが重要である。民間の資金力や運営ノウハウを補完するうえで、海外交通・都市開発事業支援機構の活用も有用である。 (2015年12月版) 第103回論説(2) 交通インフラの海外展開
論説委員 大川尚哉 前田建設工業株式会社
公共インフラへのコンセッション方式の導入は、成長戦略における第三の矢の一つとして掲げられ、推進に向けた準備が進められてる。効率的なインフラ整備・維持と高度な公共サービスを両立させ、かつ健全なコンセッション関連産業を育成するために、解決すべき課題と土木部門の果たすべき役割について論じる。 (2015年11月版) 第102回論説(1) 公共インフラへのコンセッション方式導入における課題と土木分野の役割
論説委員 清水英範 東京大学
わが国の中央官庁街は、その空間的構成と都市景観において、一定の水準にあると思う。しかし、コンドルとベックマンという、官庁街計画の草創期に大きな足跡を残した二人の建築家に思いを馳せるとき、このままでよいのかという、強い問題意識を抱くのである。彼らの足跡を紹介しながら、特に思うところを述べてみたい。 (2015年11月版) 第102回論説(2) このままでよいのか、中央官庁街 -二人の外国人建築家に思いを馳せて
論説委員 関 克己 公益財団法人河川財団
近年頻発する激甚な災害において、災害応急対策を迅速に行えない等の困難な状況が続いている。こうした状況を踏まえ、災害リスク評価の徹底と社会的共有による防災・減災の強化を提案するものである。 (2015年10月版) 第101回論説(1)災害リスク評価の徹底と社会的共有による防災・減災の強化 ―水害から見る―
論説委員兼幹事長 福士謙介 東京大学
Future Earthという新しい地球環境研究のプラットフォームが動きだし、新しい研究スタイルを地球環境研究に携わる研究者に求めている。社会実装、問題解決を強く意識した研究を通じ、研究成果が社会へ還元されることを目指す。土木工学はこの新しい研究スタイルへの適正が高く、この方向性をリードすることができると考える。 (2015年10月版) 第101回論説(2) 学問の世界における社会実装の価値
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