土木学会土木技術映像委員会は、令和6年8月21日(水)、土木学会本部講堂にて第118回イブニングシアターを開催し、特集『治水と利水、夏のアニメ特集~夏だ!水だ!歴史だ!アニメだ!~』と題し、土木アニメ「水とたたかった戦国の武将たち-信玄堤のおはなし-」、「玉川兄弟-江戸上水・東京水道400周年記念アニメーション映画-」の2作品を上映しました。会場はほぼ満席の盛況となりました。
上映前には、三輪河川技術事務所代表、岩手大学名誉教授 三輪 弌(みわ はじめ)様から「河川の仕組み」と題した講演をいただきました。一見相反する治水と利水について、武田信玄など土木工事でも名を残した戦国武将たちの土木事業を通し紐解いてゆく興味深いお話を伺いました。
多くの皆様に来場いただき、ありがとうございました。アンケートへのご協力もお願いいたします。
次回イブニングシアターは10月中に開催予定です。詳細は決まり次第ご案内いたします。
また、今年も土木学会全国大会において、「映画会」を開催します。(開催地:宮城県仙台市 東北大川内北キャンパス 会場:マルチメディア教育研究棟M206)開催日は9月5日(木)6日(金)です。こちらもよろしくお願いします。
令和6年度(2024年度)土木学会全国大会「映画会」のご案内
https://committees.jsce.or.jp/avc/node/820
何卒よろしくお願いいたします。
新着・お知らせ
原子力土木委員会幹事団
1.講演会開催情報
日時:2024年7月8日(月)13:00-14:30
場所:オンライン開催(Zoomウェビナー)
講師:藤原 広行 様(防災科学技術研究所 マルチハザードリスク評価研究部門 部門長)
演題:「確率論的地震ハザード評価とシナリオ型強震動予測の現状と課題 -不確かさにどう向き合うか-」
概要:東北地方太平洋沖地震以降も熊本地震や今年元日に発生した能登半島地震など繰り返し被害地震が発生している。大地震が発生するたびに新たな知見が得られ、既往のハザード評価モデルや強震動予測手法の検証が続けられている。限られた知見に基づく将来予測においては、不確かさをどのように扱うかが本質的に重要な課題となる。地震ハザード評価や強震動予測の現状について報告するとともに、今後取り組むべき課題や不確かさへの向き合い方について考察する。
参加申込者数:446名
2.講演会報告
講演会冒頭で、原子力土木委員会中村委員長より開会の挨拶があり、続いて中島幹事長より藤原氏の経歴が紹介された。
藤原氏の講演では、確率論的地震ハザード評価、シナリオ型強震動予測、今後の課題について説明があった。
まず、確率論的地震ハザード評価については、1995年兵庫県南部地震以降に日本の地震調査研究の体制が見直され、確率論的なハザード評価に基づくハザードマップの作成が始まったことが紹介された。地震ハザード評価の説明においては、偶発的不確実さと認識論的不確実さがあり、地震動予測においては、知識やデータ不足などに起因する不確実さの取り扱いの課題が示された。この不確実さの内容や手順を検討するために米国において地震ハザード解析の委員会(SSHAC)が設置され、その検討を踏まえてSSHACガイドライン(1997)が制定され、そのSSHACレベル3手法を用いた日本における適用事例として「伊方SSHACプロジェクト」について説明があった。
シナリオ型強震動予測については、「レシピ」に基づく強震動予測のためのモデル設定や全国的な地盤モデルの整備状況とその必要性について説明があった。2016年熊本地震では、事前予測で考慮されていた点に加え、浅部での断層すべりの設定など断層モデルの改善が求められる点が紹介された。また、海域における活断層についても、評価、検討が進められていることについても説明があった。
今後の課題として、認識論的不確実さの取り扱いとして、それを合理的に説明できる論理の構築、強震観測データ利活用共通基盤の整備、地下構造情報共通基盤の構築について説明があった。ハザード評価の精度向上のためには、観測データの整備や地下構造の情報の充実が必要であり、これらを組織的に取りまとめることの重要性について説明があった。
上記の講演に対して以下のQAが行われた。
Q:原子力という観点からすると、地震調査研究推進本部で取り組まれてきた内容が活用されている。また、地下構造についても活用されている。欠けているのは、認識論的不確実さをどうするかだが、それについては、伊方SSHACを行ったことで、日本全体に活用できるようになった。原子力の場合、推進本部の展開とは少し異なると思うが、その辺りどうお考えか。
A:それぞれの目的があって、そこに適合して絞り込むということがとても大切である。観測データも地下構造についてもわからないことが多かった時代から、ある程度の共通基盤ができつつある状況なので、目的に特化して絞り込んだ状況でわかりやすく説明していくのだと思う。客観的に定量的にできるようになったからこそ説明性を向上させていくことが大切である。
Q:日本では確率論的地震ハザード地図というデータベースとしていいものが出来たとしても、どのように活用していくのか出口が見いだせていない。活用する側である耐震工学側に対しての藤原さんのご意見を聞かせていただきたい。昨日までミラノで開催されていた世界地震工学会議に出席してきたが、イタリアでは米国PEER(Pacific Earthquake Engineering Research)が開発したPBEE(性能に基づく地震工学)の性能確保の枠組みを採用して、ハザード情報の活用が進んでいるようであった。日本は必ずしもそうなっていない。
A:せっかくいろいろなものがあっても使われていない。従来のやり方で説明できてるのかもしれないが、外から見てるとそれがわからない。国際的に発信能力に劣っている気がする。これまでの努力が十分理解されていないようでもったいない。
Q:伊方SSHACプロジェクトの初期段階では、活発な議論が少なかったが、日本人はルールさえ理解すればアジャストする能力は高いので、結構向いていると思う。こういう風に進めようといえば、それほどハードルは高くないと思う。SSHAC導入に際してハードルは何と考えるか。
A:議論をして合意形成をするプロセスを見せることが大事であるが、ここ10年くらいそういった議論が減っている。最初からお膳立てをして、イレギュラーな意見が減っているように思われるが、率直な議論をオープンでやるべきである。内容をわかっていて合意してるのか、わからないけど意見をするのは控えて合意してるのかがわからない。その辺りの活発な議論が必要。
写真1 ご講演いただく藤原広行様
写真2 土木学会でのご講演の様子
以上
委員会からのお知らせ新着・お知らせ 添付サイズ 20240708_原子力土木委員会公開講演会実施報告.pdf340.62 KB鋼構造委員会「鋼橋の大規模修繕・大規模改築に関する調査研究小委員会」では、「鋼構造シリーズ39 鋼橋の改築・更新と災害復旧-事例と解説-」を発刊することとなりました。
この「鋼構造シリーズ39 鋼橋の改築・更新と災害復旧-事例と解説-」についての内容を紹介する講習会を、2024年10月16日(水)に対面およびオンライン(Zoom)で開催いたします。
申し込み方法等の詳細は、添付ファイルをご参照ください。
皆様のご参加をお待ちしております。
新着・お知らせ 添付サイズ 「鋼橋の更新改築」に関する講習会開催案内_r6.pdf329.59 KB【取材報告】鹿島建設㈱のサマースクールを取材しました!
2024年8月6日(火)に鹿島建設(株)の「鹿島サマースクール2024~本物の建設現場を見に行こう~」が開催されました。
今回土木広報センターは、サマースクールの様子を取材させていただきましたので、ご報告いたします。
神奈川県の横浜環状南線公田笠間トンネル工事の現場で、小中学生10名、保護者9名が参加しました。
当日は、土木の仕事や、シールドマシンの機能について授業をうけたあと、現場に移動してシールドマシンで構築したトンネルを見学しました。
また、現場で実際に使用されている測量器具を用いた測量体験では、子供たちは職員の皆さんに質問しながら一生懸命レンズを覗き、高さや距離を計測していました。
~参加者の声~
「シールドの現場だからトンネルを掘るだけかと思ったけど、他にもたくさんの設備があって驚いた。」
「作業員さんの量に驚いた。トンネルを作るために、工事中に使うためだけの足場やトイレなど、たくさんの設備があって、初めて現場に来てみてとても驚いた。」
「土木のことをあまり知らなかったが、力仕事のイメージがあった。実際に現場を見てみて、設計や測量など細かくてとても大切な仕事だと思った。防音や近隣住宅の採光など、いろんな配慮がされている仕事だと知った。」
「大きな仕事だけど、やっていることはとても緻密で、小さなことにも配慮して仕事をやっていることがわかって感動した。」
参加した皆さんは、土木の仕事の繊細さや、現場の規模・設備に感動しているようでした。
~現場所長の声~
今回のようなイベントを通して、子供たちに土木の仕事の魅力を少しでも伝えていけたらと思っています。
発注者(NEXCO東日本)の協力による部分が大きいですが、周辺住民の皆さんに向けても、事業についてより理解していただきたいという思いで日々見学会を開催しています。
大現場ならではの広いヤードを利用して開催した、サッカー教室と現場見学を兼ねたイベントも大変好評でした。
「鹿島サマースクール2024 ~本物の建設現場を見に行こう~」
■開催日:2024年8月6日(水)
■工事名:横浜環状南線公田笠間トンネル
■企業者:東日本高速道路株式会社 関東支社
■施工者:鹿島建設㈱・㈱竹中土木・佐藤工業㈱ 横浜環状南線公田笠間トンネル工事特定建設工事共同企業体
■参加費:無料
■概要:建設業や建設工事の解説、建設現場の見学など
■鹿島サマースクール詳細: https://www.kajima.co.jp/sustainability/social_contribution/observe/summer/index.html
新着・お知らせイベント情報・報告
2024-8-29更新
「交流の風景プロジェクト」会員名刺デザイン活用WGでは、
土木学会員同士の交流のために土木学会員のための名刺「JSCE交流名刺(標準版)」をリリースします
土木学会員の皆さまが、職場の名刺とは別に土木学会員としての名刺をもって、
自由に学会という場で交流できるように、名刺をデザインしました。
①土木学会の入会年、②学会内の所属、役職等、③姓名(ローマ字)、④ひとことコメント、
⑤メールアドレス又は電話番号などの連絡先、⑥使っているSNS、⑦専門分野(日英表記)
⑧「好きな※※」の「※※」を各自で設定のうえ、その下に記入
⑨Plase1~5にご自身のゆかりのある場所、都市を記入
⑩地図上のPlase1~5の位置に●を配置
・テンプレートサイズは横91mm×縦55mm(標準的な名刺サイズ)
・バリエーションは、計24種類!テンプレートを順次リリース予定。
自宅で、印刷会社で、画像データとしてお使いください。
つくること、見せること、交換することを楽しんでください。
学会活動をはじめとする会員同士の交流の場での名刺交換や、画像データを活用した自己紹介を行ったら、その様子を「交流の風景」の一場面として、写真に収めてください。
撮った写真は、ぜひ土木学会会長プロジェクトまでにお寄せください。
「交流の風景」アルバム(近日公開)にて公開させていただきます。
本件に関する問い合わせ先:風景を描くプロジェクト、会員名刺デザイン活用WG
新着・お知らせ会員名刺デザイン活用WG
第207回論説・オピニオン(1) 総合的,複合的な地方インフラの探求
依頼論説 斉藤親 東日本旅客鉄道株式会社 技術顧問
第207回論説・オピニオン(2) 日本最長トンネルの現状と未来
論説委員 今井 政人 北海道旅客鉄道(株)
建設マネジメント委員会(委員長:塩釜浩之)では,建設プロジェクトの企画・計画から設計,施工,管理・運営,保全の各段階におけるマネジメントに関わる諸問題についての
研究発表および討論を行う「第42回建設マネジメント問題に関する研究発表・討論会」を,下記の通り開催いたします.
2018年度より新たな取り組みとしまして,特定の課題に関するテーマを設定し,建設マネジメント分野はもとより関連する分野における研究成果も踏まえた分野横断的な議論を行っていくことになりました.
詳しくは別紙(2024年度「建設マネジメント問題に関する研究発表・討論会」における特定テーマ論文の募集について)をご参照ください.なお,特定テーマ以外の一般テーマ論文につきましても,通常通り募集いたします.
本研究発表・討論会では,研究論文に限定せず,実務や現場における事例報告を含めた幅広い「講演論文」を募集いたします.皆様の積極的な応募をお願いいたします.
1.主催 土木学会建設マネジメント委員会
2.開催期日 2024年12月10日(火)予定
3.会場 土木学会 講堂・会議室およびオンライン(Zoom) ※予定ですので,現地のみ・オンラインのみになる可能性もございます.
4.講演申込・原稿締切 : 2024年10月21日(月)
5.講演申込・論文投稿要領
1)原稿の査読は行いませんが,採否については建設マネジメント委員会にご一任ください.
2)本ページ下部より,必要項目を入力,講演原稿 原則4頁(最大6頁、PDF)をアップロードの上,送信ください.
受付完了致しましたら,自動返信メールにて受領完了をお知らせするメールが届きます.このメールが届かない場合には,下記の事務局に必ずお知らせください.
3)講演論文原稿は,本ページを熟読の上,「9.講演希望の分野・キーワード例」を参考にキーワード(複数可)を記述してください.
講演原稿のファイル名は,発表者氏名のローマ字表記として下さい.※例:doboku taro
4)特定テーマ(①,②もしくは③)に投稿される場合,投稿画面の末尾にある「備考欄」に必ず以下のように記載してください.
「特定テーマ① 」に投稿される場合 : 特定テーマ1に投稿 と記載
「特定テーマ② 」に投稿される場合 : 特定テーマ2に投稿 と記載
「特定テーマ③ 」に投稿される場合 : 特定テーマ3に投稿 と記載
なお,論文キーワードは内容に合ったものを選択ください.
5)受付日は投稿原稿締切日となりますので,(2024.10.21受付)と記載してください.
6.掲載料
11,000円 (税込、口頭発表の参加費含む(発表者(1名分)))
※掲載可となった場合は発表会終了後にメールで請求書類をお送りいたします.
7.発表方法
パワーポイントによる発表とします(パワーポイントの作成要領等は申込者に後日お伝えいたます).
8.講演の対象分野
①建設プロジェクト全体に関係するマネジメント問題全般に関する理論,技術,制度 等
②建設プロジェクトの進捗過程に関係する次の各分野のマネジメント問題(理論,技術):調査・企画,計画,設計,施工,管理・運営,維持・保全
9.講演希望の分野・キーワード例
講演希望の分野は,特定テーマの場合,特定テーマ①~③より,一般テーマの場合,①~⑫より選択してください.
(特定テーマ)
①:「都市/地域のレジリエンス力向上方策に関する研究」
災害対応,官民連携,防災・減災,レジリエンス,まちづくり・都市経営 など
②:「DXを活用したインフラ・マネジメントに関する研究」
ICT,IoT技術,AI,BIM/CIM,人材育成,新技術開発,システム/データ整備,環境構築,施工管理,品質管理 など
③:「建設マネジメント力の育成・向上方策に関する実践的研究」
建設マネジメント力,災害・事故対応力,課題解決能力,技術継承,建設ケースメソッド,人材育成 など
詳しくは別紙(2024年度「建設マネジメント問題に関する研究発表・討論会」における特定テーマ論文の募集について)をご参照ください.
(一般テーマ)
①インフラ整備・開発論
事業計画・評価,プロジェクト評価,経済分析など
②インフラマネジメント論
リスクマネジメント,合意形成,パブリックインボルブメント,満足度評価など
③プロジェクトマネジメント
戦略決定,コミュニケーション,組織,施工体制,原価・品質・工程・安全・環境管理など
④マネジメントシステム
CM,CIM/BIM,ISO,労働安全など
⑤調達問題
入札・契約制度,積算・見積り,予定価格,公共工事品質確保法,総合評価落札方式,PPP/PFIなど
⑥公共政策
法令,情報公開,アカウンタビリティ,会計法,公正取引問題,官公需法など)
⑦建設市場
経済環境・条件,価格問題,内外価格差,外国人労働者,建設業の海外展開,外国企業参入問題など
⑧建設産業および建設企業
生産性向上,企業評価,経営指標,産業構造問題,労働環境,新技術,NGO,NPOなど
⑨人材問題
技術者資格,人材育成,人材評価,技術教育,技術伝承など
⑩維持・補修・保全技術に関するマネジメント論
アセットマネジメント,ストックマネジメント,維持管理・更新計画など
⑪設計・施工技術に関するマネジメント論
ICTの活用,情報化施工,無人化施工など
⑫その他
防災計画,BCP,復旧活動など,建設事業および建設産業の歴史,国際比較,技術移転,環境保全など
※特定テーマと一般テーマのキーワードが重なる場合は,可能な限り特定テーマをお選びください.
10.その他
「第42回建設マネジメント問題に関する研究発表・討論会」での優れた講演に対しては,優秀講演賞を授与いたします.
また,講演のうち,建設マネジメントの実務において創意工夫に富む意欲的な取り組みを行い,建設マネジメントの発展に貢献が認められる方には,グッド・プラクティス賞を授与いたします.
11.お問い合わせ先
建設マネジメント委員会 論文集編集小委員会宛
E-mail:kenmane-journal★ml-jsce.jp(★を@に変更してください)
※論文投稿後のお問い合わせや連絡もこちらのメールアドレスにお願いいたします。こちら以外のご連絡については回答いたしかねますので予めご了承ください。
ml-jsce.jp のドメインからのメールを受信できるよう、設定してください。迷惑メールに振り分けられる可能性がございますのでご注意ください。
2024年7月31日(水)と8月8日(木)に、茨城県笠間市、茨城県石岡市、(一社)土木技術者女性の会東日本支部、(一社)茨城県建設業協会女性部会建女ひばり会の共催(関係協力団体:国土交通省常陸河川国道事務所、茨城県土木部)で、夏のリコチャレ2024登録イベント「夏休み!ドボジョと橋をみてみよう♪in いばらき」が開催されました。
土木広報センターでは、両日とも参加、取材をいたしましたのでご報告いたします。
記
■行事名 「夏休み!ドボジョと橋をみてみよう♪in いばらき2024」 ■開催日時 2024年7月31日(水)at 笠間市市民センターいわま
1時間目の「橋の講習会」では、女性土木技術者(ドボジョ)の先生から、橋のひみつや構造について、「橋のペーパークラフト」を使って学びました。
2時間目は、「橋の点検チャレンジ」として、実際に現場に向かい、本物の橋をみて、「簡易橋梁点検チェックシート」を使いながら、橋の劣化状態や損傷の有無などを点検しました。今回点検したのは、「大古山橋(笠間市)」「根当橋(石岡市)」の2橋になります。
3時間目は、「工事現場見学会」として、「国道355号東成井跨線橋」を見学いたしました。JR常磐線を超えるための鋼橋であり、電車が動いていない夜間(約2時間半)に650tクレーンを使用し、一括で架けたそうです。現在、2車線を4車線にするための工事を実施しておりました。(協力:茨城県土浦土木事務所)
最後に見学先から戻り、「ホームルーム」として、ドボジョの先生から土木の仕事について、分かりやすく丁寧な説明がありました。
なお、教材として使用した「橋のペーパークラフト」「簡易橋梁点検チェックシート」は、日本大学工学部土木工学科 構造・道路工学研究室で考案されたもので、同研究室では「橋のセルフメンテナンスふくしまモデル」を開発し、全国各地で住民主導型の橋梁メンテナンスを展開しています。
(参考:みんなで守る。橋のメンテナンスネット http://bridge-maintenance.net/)
取材に応じてくださった参加者の子供たちからは、「実際に工事中の橋を見に行けて、気になっていたこともたくさん聞けたので楽しかった。土木といえば工事のイメージ。前まではそんなに知らなかったけど、今日橋を好きになった。」、「たくさん質問できて、いつもは立入禁止の場所に入れたことがうれしかった。橋って結構すごいんだなと思った。」などの感想が寄せられました。
保護者の方からも、「現場に足を運ぶことはあまりない、何より孫が土木に興味を持ってくれたことがうれしい。」、「細かいつくりや、伸びたり縮んだり、しっかり計算されていた。橋のつくりを細かく知ることができて大人ながらに参考になりました。」のコメントを頂戴しました。
【1時間目「橋の講習会」】
【2時間目「橋の点検チャレンジ」】
【3時間目「工事現場見学会」】
新着・お知らせイベント情報・報告
第112第土木学会会長のプロジェクトの1つ「クマジロウの教えてドボコン動画配信」では佐々木葉会長の家族のくまのぬいぐるみ“クマジロウ”が、土木学会のコンシェルジュの“ドボコン”に素朴な質問をします。短い動画で土木学会のしくみや活動をお伝えします。あれ?そうなの?なぜ?と今までのあたりまえを考えるきっかけになるかも。気楽にお楽しみください。
エピソード2:土木学会全国大会
今回は9月2~6日に仙台にて開催される土木学会全国大会について紹介します。近年の年次学術講演会の傾向や、全国大会の開催地の決め方など、新たな気づきがあるかもしれませんので、是非ご覧ください
令和6年度土木学会全国大会公式ページ https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/jsce2024
新着・お知らせ2024会長PJ-交流の風景プロジェクトクマジロウの教えてドボコン動画配信WG第112代土木学会会長特別プロジェクト「土木学会の風景を描くプロジェクト」連動プログラム
土木学会認定CPDプログラム
2024年度D&I推進委員会では、土木学会において、ダイバーシティについての理解をより深めるため、勉強会を開催いたします。
第2回目は矢島洋子氏を講師に迎え、「DE&Iを進める取組」についてご講義いただきます。
働き方改革や女性活躍など、企業での取り組み方について、事例を交えてご紹介します。
みなさま、ふるってご参加ください。
■講師ご紹介
矢島 洋子 氏
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
政策研究事業本部 東京本部
執行役員 副本部長
■開催概要
日 時 2024年9月17日(火) 10:00~11:00
開催方法 オンライン (ZOOMウェビナー)
参 加 費 無料
申込方法 右のURLからお申込みいただけます https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_ZfgDMDYtTmuRR62UvZKUIQ#/
主 催 公益社団法人土木学会 ダイバーシティ・アンド・インクルージョン推進委員会
https://committees.jsce.or.jp/diversity/
新着・お知らせ 添付サイズ yajima.png1.03 MB 2024会長PJ-交流の風景プロジェクトD&I行動宣言フォローアップWG
2024年7月9日(火)に開催した全国土木弁論大会2024「有馬優杯」の競弁の様子をアーカイブ公開します。
土木弁論で腕を競う弁士たちの勇姿を、是非ご観覧ください。
また、演題をクリックすると発表原稿を見ることができます。
No 演題(原稿)・発表動画 弁士氏名
No.1
奨励賞
吉川 弘道No.2
奨励賞
日向 優理子
No.3
最優秀賞
オーディエンス賞
田中 基
No.4
奨励賞
「異世界からの仮想橋(WWCiB)」
Kullachart Borribunnangkun
No.5
奨励賞
並松 沙樹
No.6
優秀賞
松井 幹雄
新着・お知らせ分類: 全国土木弁論大会
土木学会 地震工学委員会
委員長 酒井 久和
拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は地震工学委員会の活動にご協力いただき誠にありがとうございます。
2024年1月1日、能登半島を震源とするM7.6の地震(令和6年能登半島地震)が発生し、石川県を中心に広い範囲で地震被害が報告されています。土木学会地震工学委員会では、土木学会海岸工学委員会、日本地震工学会、地盤工学会、および関係学術団体等と連携し、現地被害調査を実施し、1月9日にその成果を共有する場として、被害調査報告会(速報会)を開催いたしました。
その後も多くの学会関係者によって調査・分析が進められ、第44回地震工学研究発表会(9月10日〜11日)では関連する報告が30件予定されています(一部は他の災害に関するものも含まれています)。土木学会地震工学委員会では、特にオンラインでの聴講を希望される多くの皆様のご要望にお応えし、以下の通り、「能登半島地震等に関する特別セッションオンライン参加枠」をご用意し、能登半島地震等に関する特別セッションのみオンラインでご参加いただけるようにいたしました。
ご多忙のところ誠に恐縮に存じますが、お繰り合わせの上ご出席賜りますようお願い申し上げます。なお、地震工学研究発表会への参加者はこのセッションを含むすべてのプログラムにご参加いただけますので、この「能登半島地震等に関する特別セッションオンライン参加枠」に申込まないようにご注意ください。また、機材や会場の状況によって,発表者のスライドを鮮明にご覧いただけない場合や,映像や音声が途切れるなどのトラブルが発生する場合がございます.十分な準備は行っておりますが,そのことをご了解いただいた上で,お申し込みください.
敬具
1.主催 :(公社)土木学会 地震工学委員会
2.開催日 :2024年9月10日(火)09:10~18:00
11日(水)14:55~16:20
3.開催場所:オンライン(Zoom)
4.定員 :450名 (先着順)
5.プログラム:敬称略
9月10日(火)
司会:小野祐輔(地震工学委員会 地震被害調査小委員会 委員長,鳥取大学 教授)ほか
1.セッション①:基調講演 [9:10-10:10]
宮島昌克(金沢大学 名誉教授)
「令和6年能登半島地震災害の教訓を考える」
2.セッション②:能登半島地震:地震動 [10:20-11:45]
2.1 2024年能登半島地震の液状化波形の分析速報,鈴木崇伸(東洋大)
2.2 2024年能登半島地震における最大地動分布の推定,末冨岩雄(エイト日本技術開発)
2.3 令和6 年能登半島地震で観測された鉛直アレー記録における地盤の液状化の影響,石井洋輔(国総研)
2.4 令和6年能登半島地震の被害地域 -珠洲市・能登町・七尾市・輪島市・内灘町- における微動観測,野口竜也(鳥取大)
2.5 継続時間スペクトルによる2024年能登半島地震の強震動特性の分析,能島暢呂(岐阜大)
2.6 構造物へのエネルギー入力に着目した2024年能登半島地震の強震動特性の分析,久世益充(岐阜大)
3.セッション③:能登半島地震:道路・橋梁 [13:15-14:40]
3.1 不可視領域を含む点群データを用いた路面段差被害推定方法の検討,黒川秀哉(九州大)
3.2 能登半島地震における橋梁等構造物被害調査におけるUAVと紐カメラの活用,水野千里(埼玉大)
3.3 令和6年能登半島地震における斜角橋梁の落橋被害について,山栗祐樹(中央大)
3.4 令和6年能登半島地震津波の浸水域に曝露された道路交通インフラの被害,喜古亜佑美(筑波大)
3.5 令和6年能登半島地震による道路交通インフラのレジリエンスアナリシス,相良翔(筑波大)
3.6 令和6年能登半島地震における上路式アーチ橋に対するLiDAR計測及び被害分析,徳江良(大日本ダイヤコンサルタント)
4.セッション④:能登半島地震:港湾・液状化・地盤変状 [14:55-16:20]
4.1 令和6年能登半島地震で被災した矢板式岸壁の暫定供用に向けた残存耐力評価事例,柴田大介(日本港湾コンサルタント)
4.2 令和6年能登半島地震による内灘砂丘沿いの液状化による地盤流動被害の特徴,石川敬祐(東京電機大)
4.3 令和6年能登半島地震の液状化で生じた 噴砂の諸特性,齋藤亮(清水建設)
4.4 能登半島地震における矢板式係船岸の被害と健全度評価,東宮真琴(新潟港湾空港技術調査事務所)
4.5 令和6年能登半島地震による地殻変動と漁港等の被害,三神厚(東海大)
4.6 令和6年能登半島地震における陸域の地表変状に対する局所安全係数を用いた力学的考察,羽場一基(大成建設)
5.セッション⑤:能登半島地震:能登半島地震:ライフライン [16:35-18:00]
5.1 2024能登半島地震現地調査から得られたステンレス製矩形タンクのバルジング・スロッシング被害,平野廣和(中央大)
5.2 2024年能登半島地震による下水道拠点施設に対するレジリエンスアナリシス,岡野莉子(筑波大)
5.3 2024年能登半島地震における通信管路の被災分析,奥津大(日本電信電話)
5.4 令和6年能登半島地震における水管橋脱管事例と伸縮可撓継手の変位載荷実験,西勇也(日本ニューロン)
5.5 SUSパネル配水池の被害要因に関する 水槽振動台実験,山下かのこ(神戸大)
5.6 新潟市の液状化による配水管被害 ―新潟地震と能登半島地震の対比―,尾高瑞季(神戸大)
9月11日(水)
6.セッション⑤:能登半島地震:能登半島地震:被害一般とその他の地震 [14:55-16:20]
6.1 令和6年能登半島地震における石川県能登町の被害調査と避難所住民の支援―津波浸水高の推定,病院貯水槽の被害検証,及び自律型ロボットを用いた遠隔支援―,三崎貴弘(大分大)
6.2 2024年1月1日に発生した能登半島地震による石川高専の被災状況,新保泰輝(石川工専)
6.3 2024年能登半島地震における木造建物の最大応答変形角と被害率の関係,西川隼人(福井工大)
6.4 2024年能登半島地震の津波による能登町白丸地区における建物被害調査,原田賢治(静岡大)
6.5 新聞記事を用いた令和6年能登半島地震津波における住民の避難行動調査,久世真侑子(関西大)
6.6 2024年台湾・花蓮地震における地震観測記録と橋梁の地震被害調査報告,井上和真(群馬工専)
6.参加申し込み受付と締切 ※第44回地震工学研究発表会の参加者は申込不要(無料)です。
「参加費支払いページ」から参加費を支払って,参加を申し込んでください.
受付期間 8月20日(火)〜9月03日(火)17時(クレジット決済)
※コンビニ決済も可能ですが,参加費支払いの受付締切が1週間早くなりますのでご注意ください(8月27日).
7.参加費
6,000円(オンライン参加のみ) (会員・非会員共通)
※ 論文集USBメモリの配布は行っておりません.もし配布をご希望の場合は,通常の聴講者としてお申し込みくださいますようお願い申し上げます.
8.問合せ先
土木学会 研究事業課 佐々木:ssk@jsce.or.jp
9.CPDについて
(準備中)土木学会認定 CPD プログラム:認定番号JSCE24-XXXX(X.X単位)
≪オンライン参加の注意事項≫
・動画のスクリーンショット・録音・録画・二次利用等は禁止いたします。
・Zoom 公式サイトでテスト接続が可能です.開催日前に必ずテストをしてください.Zoom 接続テストページ https://zoom.us/test
・接続に関してご不明なことは Zoom ヘルプセンター等でご確認願います.接続方法についてのご相談はお受けいたしかねます.
Zoom ヘルプセンター https://support.zoom.us/hc/ja
新着・お知らせ
「国際センターだより」では、土木学会の国際活動の一端を紹介しています。国際センターが毎月発行している「国際センター通信」と合わせて是非ご一読ください。
■外国人技術者グループ主催 かるた大会を開催!!
6月8日(土)、国際センターの外国人技術者グループ・留学生サポートチームは、留学生を対象とした日本語学習プログラムの一環として、かるた大会を開催した。
今回のかるた大会では、「どぼくかるた(https://committees.jsce.or.jp/kenc02/node/10)」および「建設工事安全かるた(https://committees.jsce.or.jp/csp03/)」を使用し、留学生と日本人技術者が一緒に楽しく、そして白熱した勝負
を繰り広げた。参加者たちは、ゲームを通じて日本語の語彙を学ぶだけでなく、日本の文化や土木に関する知識も深めることができた。
特に留学生にとっては、日本の伝統的な遊びを体験する貴重な機会となり、学びと楽しさを両立させることができた。大会の終わりには、全員でお互いの健闘をたたえ合い、和やかな雰囲気の中で大会は終了した。
今後も留学生サポートチームでは、留学生の日本語能力のさらなる向上と異文化交流の促進を目的に、多様なイベントやプログラムを企画する。引き続き、ご支援とイベントへご参加いただきたい。
白熱した勝負が繰り広げられた
■「日本・韓国におけるデジタルコンストラクションの実践と展望に関する国際セミナー」を開催
5月24日にアジア土木学連合協議会(ACECC)の技術委員会「TC-30: Digital Technologies for Smart Construction」が「日本・韓国におけるデジタルコンストラクションの実践と展望に関する国際セミナー」と題したセミナーを開催した。
セミナーでは、全邦釘特任准教授(東京大学)が進行し、日本と韓国の最新事例や技術開発について各国の講演者からプレゼンテーションが行われた。具体的には、デジタルマッピング、建設機器の自動操作、ロボット/AI技術の応用など、多岐にわたるトピックが紹介された。講演後にはパネルディスカッションを実施し、活発な意見交換が行われた。プログラムの詳細はウェブサイト(https://committees.jsce.or.jp/acecc/node/56)をご覧いただきたい。
(左から)茂木氏、Prof. SEO、全特任准教授
国際センターだよりバックナンバー
国際センターだより(2024)新着・お知らせ2024年10月8日(火)に
第46回鋼構造基礎講座「成功から学ぶ -長持ちしている歴史的鋼橋- 隅田川に架かる鋼橋の船上見学会/講習会」
を開催いたします。
講習会および隅田川からの船上見学会を行います。
以下に詳細を添付いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。
新着・お知らせ 添付サイズ 講座46_【会告】成功から学ぶ-歴史的鋼橋の維持管理_240813(HP掲載用).pdf159.62 KB
標記フォーラムを下記要領にて開催致します。多数ご参加くださいますようご案内申し上げます。フォーラムへの参加は,原則として事前申し込み制です。参加申込締切日までに参加手続きを行って下さい。
記
1.主催: 土木学会(担当:環境工学委員会)
2.開催期日: 2024年11月26日(火)~11月28日(木)
3.会場: 朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター(新潟県新潟市)
4.プログラム: 最新情報は環境工学委員会ホームページをご覧下さい。
5.参加費: 一般(会 員):11,000円(税込、事前参加申込の場合)
一般(非会員):13,200円(税込、事前参加申込の場合)
学生:6,600円(税込、事前参加申込の場合)
(注:論文集および講演集代(どちらも電子ファイル版)を含みます。)
(注:当日枠参加受付の場合,それぞれ1,100円(税込)が加算されます。)
(注:学生の参加費については,土木学会学生会員の入会の有無は問いません。)
6.定員: 250名
7.参加申込方法: 論文発表者や座長の方も参加申込が必要です。
土木学会ホームページの本部主催行事の参加申込画面へアクセスし,指示に従って必要事項の入力等をしてお申込下さい。
※ 申込に関しての注意:
8.事前申込締切日: 【クレジットカード決済】2024年11月22日(金)15:00
【コンビニ決済】2024年11月15日(金)17:00
9.問合先: 土木学会 研究事業課 環境工学委員会担当事務局宛
E-mail:momoi“at”jsce.or.jp(“at”を@に変更して下さい)
交流会のご案内
以下のように実施を予定しております。詳細が決まり次第,環境工学委員会ホームページでお知らせいたします。
日時:2024年11月27日(水)18:30~20:30
会場:ホテル日航新潟 スカイバンケット鳳凰(定員80–100名) ※事前申込制
新着・お知らせ
土木の魅力向上シンポジウム ~東北から届ける、土木の魅力~ ならびに、ドボ・シティカフェ のチラシを公開しました。
みなさまのご参加をお待ちしています!
シンポジウムの行事案内は、こちらです。
■土木の魅力向上シンポジウムのチラシ■土木技術映像委員会では,全国大会期間中に映画会を開催いたします。これまでに収集・選定した記録映像の中から多くの優れた映像を上映いたします。
主催:土木技術映像委員会
会場:東北大学川内北キャンパス マルチメディア教育研究棟M206
https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/jsce2024/content/access
2024年度(令和6年度)土木学会全国大会「映画会」会場への入場について
開催日:2024年9月5日(木)、6日(金) 9:30受付 10:00開演
映画会は事前申し込み不要、入場無料です。
土木学会認定CPDプログラム
9月5日(木):JSCE24-0882 4.9単位
9月6日(金):JSCE24-0883 4.7単位
令和6年度全国大会 CPD単位について
【2024年9月5日(木) 第1日目】 10:00 開会のご挨拶 土木技術映像委員会 10:06 20分 なぎさ・ブリッジ ハイブリッドPC斜長橋 青森県鯵ヶ沢町の海浜公園にある人道橋が,世界初のハイブリッドPC斜張橋としてつくられた記録映画です。 2003年 10:26 16分 忘れない,東海豪雨 2000年9月11日から12日にかけて東海地方を襲った集中豪雨による大規模都市型水害の被害状況および災害復旧を記録した映画です。 2010年 10:43 25分 杜の都の地下鉄~仙台地下鉄南北線建設記録~ 1987年に開業した仙台市交通局の地下鉄「南北線」の路線計画から施工方法の選択,工事の様子を紹介し,完成までの道のりをたどります。懐かしい仙台市電の姿も見ることができます。 1988年 11:09 27分 復旧の軌跡-阪神・淡路大震災土木施設の災害記録- 1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災によって兵庫県内の土木施設は,神戸市,西宮市,淡路島北部を中心に大きな被害を受け,被害総額は1兆5千億円に上った。この作品は震災から3年後,1998年12月に兵庫県土木部(その後,県土整備部と名前を変える)が企画制作した阪神・淡路大震災の映像記録です。 1998年 11:36 19分 関東大震災と世界の友情 関東大震災の復旧に際して世界各国からの援助の手が差し伸べられた。当時の様子を古い映像記録をもとにドラマ仕立てで構成し,今後の国際的な救援・援助体制の必要性を訴える作品です。 1992年 11:55 22分 昭和34年 伊勢湾台風 昭和34年(1959年)9月26日東海地方に未曾有の被害をもたらした伊勢湾台風。その実態,緊急対策,災害復旧等を網羅し,復旧に向けた地域の不屈の努力と共に,伊勢湾台風に土木技術者がどう立ち向かったのか。当時建設省職員等のインタビューと記録映像によって描く作品です。 2009年 12:18 15分 球体シールド 従来のシールド機で不可能だった1台のマシーンで,直角に掘削できる球体シールドを新しく開発して,球体中にシールド機を組み込み,自在に方向転換することが出来る機構とし,川崎市観音川と東京都花畑を結ぶ世界最初の掘削に成功し,今後の可能性について引続いて挑戦してゆくものとして期待される作品です。 1994年 12:33 23分 東京湾アクアライン建設記録(シールド工事編) 東京湾アクアライン 海底トンネルを掘る~川崎トンネル「川人北工事」~ 川崎トンネル・川人北工事の工区において,初めて地中接合を行う手順を詳しく紹介。また,セグメント自動組立システムやシールド機相対位置検知システムなど,最新の土木技術を駆使する過程をCGを用いて判りやすく説明した作品です。 1998年 12:56 25分 世界へ開く24時間 関西国際空港 海上空港の建設 着工から開港までのあゆみ 今世紀最大のプロジェクトとして,建設された本格的な海上空港,関西国際空港。そこに生かされた数々の技術,空港を一つの都市として機能させる様々な施設の紹介を目的とした作品です。 1994年 13:21 37分 復刻版「北上川」~先人たちの復興の努力を綴る記録映画~ 戦後まもない昭和23年から25年にかけて北上川の水害復興を願って製作されたフィルムを復刻した作品です。 1950年 13:59 27分 新形式ジョイント工法を用いた仙台空港PPC版敷設工事 PPC版,バリットスラブ,枕版の工場製作から,搬送,敷設までの全行程を隈なく記録した映像で,特にPPC版の接合に当たって,日本で初めて採用されたPCジョイントの施工をクローズアップ。随所にアニメーションを使用し,新工法の立体的な解説につとめている作品です。 1999年 14:27 30分 横浜港大さん橋の軌跡を求めて 1894年に竣工した鉄桟橋が,どのように誕生し,拡幅され,さらに関東大震災からの復旧で大さん橋へと変わってきたか,その生い立ちから全面撤去に至るまでの歴史を解体時の技術検証シーンで詳しく解説した作品です。 1997年 15:00 1日目 終了
【2024年9月6日(金) 第2日目】 10:00 17分 昭和14年秋田県男鹿地方地震の被害 この映像は,昭和14年5月1日に発生した秋田県男鹿地方地震直後の現地の様子や,当時の土木学会から派遣されたと思わる視察団の様子が克明に記録されています。秋田市の土崎港の被災や復旧状況,浅内村の溜池の堰堤の復旧状況,さらに奥羽本線の盛土区間で発生した土砂崩れの応急復旧状況が克明に記録された無声映像です。 1939年 10:17 29分 河川総合開発事業 青森県 浅虫ダム 浅虫川治水を目的とした浅虫ダムの工事記録映像。ダムの必要性,計画時に留意した事柄,工事の様子などを総合的に分かりやすく紹介。温泉源に影響を与えないためのダム形式の検討など,綿密な計画の内容が理解できる作品です。 2002年 10:46 65分 民衆のために生きた土木技術者たち 明治の終わりから昭和の初めにかけ,土木事業を通して苦難にあえぐ民衆を救済する志を持ち,卓越した土木技術を駆使して難工事に挑んだ,青山士,宮本武之輔,八田與一。この映画は,彼等3人の土木技術者としての姿を描いた作品です。 2005年 11:51 25分 富士山を測る 江戸時代から現代まで、測量技術の進歩とともに精度の高い値に書き替えられてきたが、これらは山麓から間接的に測った値だった。1993年夏、初めて山頂までの徒歩による直接水準測量と、人工衛星を利用したGPS測量とで富士山の高さが検証された。その50日間に及ぶ測量の様子と人々の姿を追う作品です。 1994年 12:17 60分 未来に向けて~防災を考える~ 東日本大震災で,津波被害から多くの命を守った二つの地域の逸話を紹介します。まず,津波から村を守った岩手県普代村での高さ15メートルを超える防潮堤と水門。もう1つは,「釜石の出来事」。この作品は,震災から得た教訓として「備え」と「避難」の重要性を分かりやすく伝える内容のアニメーション映画です。 2016年 13:17 33分 ボスポラス海峡横断鉄道トンネル-海底をわたる風- ヨーロッパ大陸とアジア大陸を隔てるボスポラス海峡に海底トンネルを造り,二つの大陸を結ぶプロジェクトを記録した映像です。トンネルは2004年8月に着工し,6年半後の2011年2月に貫通しました。海外での巨大プロジェクトを丁寧に記録した作品です。 2012年 13:50 17分 崩れ-大地のいとなみと私たち- 山々の美しい自然に恵まれた日本,しかしその一方で 大規模な崩壊地が数多く存在する現状,特に「立山カルデラ」を通じて災害の恐ろしさを伝え,砂防事業の必要性を訴える事を目的にしています。地震や,集中豪雨による災害が多発しており,多くの人に防災の重要性について知ってもらえる啓蒙作品としてうってつけの秀作です。 2006年 14:07 17分 美しい海から豊かな水を 沖縄県海水淡水化センター 沖縄特有の地形からくる水不足を補うための海水淡水化センターの工事記録を淡々と紹介。逆浸透膜を使った淡水化方式をわかりやすく説明している作品です。 2003年 14:24 25分 迫り来る南海トラフ巨大地震に備えて 東日本大震災は未曾有の被害と悲しい爪痕を残した。中部地方も過去幾度となく巨大地震に襲われ,南海トラフ巨大地震に直面していると言われる今,私たちは災害から学び教訓とすることが求められている。本作品は,受け継がれる巨大地震の爪痕,先人の知恵と教訓をとりあげ,巨大地震への備えの重要性を描いた作品です。 2013年 閉会のご挨拶 土木技術映像委員会 14:55 2日目 終了 新着・お知らせ