土木学会認定土木技術者とは
土木学会では、「土木技術者資格制度」を設けており、「土木学会認定土木技術者」として認定しております。
本制度では、主に実務に携わっておられる土木技術者(教育・研究分野の方も含む。)を対象に、その実務能力を評価しています。
本制度では、「土木技術者」のキャリアアップの道筋を示しており、次世代の土木技術者育成の道しるべとなることを期待しています。
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出典:ダムフォトライブラリー「黒部ダム」(撮影:安河内孝氏)
本資格は、国土交通省をはじめとして
様々な機関・企業で活用されています!
◎詳しくは こちら
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■■■ 資格取得のメリット ■■■
◎技術者として高い信頼を得ることができる
◎実務能力を把握できる
◎技術力向上のモチベーションになる
◎キャリアアップにつながる
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土木学会認定土木技術者はどんな資格? -レベルは4段階-
土木学会が認定する土木技術者のレベルは、次の4つの階層に分かれています。
※各資格をクリックすると、詳細ページに移行します。
実務経験に応じてステップアップできます。
上級土木技術者と1級土木技術者は、資格分野に応じて、「コースA」「コースB」に分かれています。
◇ 土木技術者区分ガイドライン
土木学会認定土木技術者になるには? -受験資格-
全資格について、土木学会の会員以外の方も受験できます。
● 特別上級土木技術者
〇実務経験年数が17年以上あること。 (大学院在籍期間も実務経験と見なします)
〇上級土木技術者資格を持っていること。
◇さらに詳しく・・・【特別上級土木技術者】
● 上級土木技術者
〇実務経験年数が12年以上あること。 (大学院在籍期間も実務経験と見なします)
〇業務経験として、責任ある立場で5年以上の経験年数を有していることが必要。
〇下位の資格(1級、2級など)がなくても受験可能。
コースBに関しては、特別上級土木技術者資格または上級土木技術者資格の認定者、
または技術者としての経験が17年以上で受験者の技術力を評価できる方の推薦が必要。
ただし、1級土木技術者、技術士またはRCCM資格を有している方に際しては、推薦は不要。
◇さらに詳しく・・・【上級土木技術者】
● 1級土木技術者
〇実務経験年数が7年以上あること。 (大学院在籍期間も実務経験と見なします)
〇業務経験として、責任ある立場で3年以上の経験年数を有していることが必要。
〇下位の資格(2級)がなくても受験可能。
コースBに関しては、特別上級土木技術者資格または上級土木技術者資格の認定者、
または技術者としての経験が12年以上で受験者の技術力を評価できる方の推薦が必要。
ただし、技術士またはRCCM資格を有している方に際しては、推薦は不要。
◇さらに詳しく・・・【1級土木技術者】
● 2級土木技術者
〇【土木技術検定試験】という名で2011年4月から実施。
〇学会が定める点数を超えた場合、「2級土木技術者」の能力があるとみなされ、
実務経験年数等の資格登録要件を満たせば、本人の申請により「2級土木技術者」の認定を受けることができる。
〇【土木技術検定試験】は、どなたでも受験可能。
◇さらに詳しく・・・【2級土木技術者】
試験の方法は? -審査概要-
- 各資格に応じて、書類審査、筆記試験(択一式問題、記述式問題)、口頭試問を適宜組合せて審査します。
〇:実施するもの ━:実施しないもの ※約20分 △保有資格により決定
資格名 |
筆記試験 |
口頭試問 |
択一式問題 |
記述式問題 |
約30分 |
約50分 |
特別上級土木技術者 |
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━ |
〇※ |
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上級土木技術者 |
コースA |
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〇 |
〇※ |
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コースB |
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△ |
△ |
1級土木技術者 |
コースA |
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〇 |
━ |
━ |
コースB |
━ |
━ |
△ |
△ |
土木技術検定試験
(2級土木技術者) |
〇 |
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━ |
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- 口頭試問は、原則として各資格について同等以上の資格を有している複数の審査員で審査します。
- 審査結果(合格者)は原則として公表します。
- 審査内容は公表しません。また、審査結果に関するお問い合わせにもお答えいたしかねます。
どんな内容の試験なの?
- 上級・1級・2級の各土木技術者資格の審査について、「出題の基本的な考え方」を示しています。
- 過去の筆記試験問題(上級土木技術者コースA 及び 1級土木技術者コースA)は、公開されています。
過去の筆記試験問題