回転圧入鋼管杭(NSエコスパイラル)の設計施工法
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依頼者
日鉄建材株式会社
株式会社 ジェイアール総研エンジニアリング
有効期限
2023.5.10から2028.5.9 の5年間
評価履歴
初回:2013年5月10日
更新1回目:2018年5月10日
更新2回目:2023年5月10日
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概要
「回転圧入鋼管杭(NSエコスパイラル)の設計施工法」は、らせん状の羽根を(先端付近だけでなく)広範囲に設けた鋼管杭を直接地中にねじ込み、らせん状の羽根と地盤が密着することで大きな周面支持力を発揮させ、明確な支持層が無い地盤でも長い杭を使用せずに済む鋼管杭工法です。
技術の特長
本工法は、鋼管杭の先端から広範囲にわたってらせん状の羽根を設けた杭体を直接地中にねじ込む工法です。らせん状の羽根と地盤が密着し、大きな周面支持力を発揮するため、明確な支持層まで杭を打設しなくても必要な支持力が得られることに特徴があります。
また、小型の杭打ち機を用い、完全無排土で施工できることから、狭隘地、近接施工、上空制限がある場合に有利で、かつ、周辺環境の影響も軽微なため、2009年から既に200件を超える構造物に適用されています。
NSエコスパイラルの6つのメリット
1. リサイクル・ゼロエミッションを推進します。
【無排土、リサイクル】
2. 都市部でも使えます。
【低騒音・低振動、現場車両数の低減】
3. 明確な支持層がなくても、軟弱地盤で支持可能です。
【大きな周面支持力、短い杭長で引抜き支持力大】
4. 信頼性の高い基礎が構築できます。
【高品質、高耐震性】
5. 特殊な条件での施工も可能です。
【近接施工、狭隘地、時間制約】
6. 工期短縮などからコスト低減に貢献します。
【短工期、低コスト】
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■ 施工手順
実績
■ 2018年6月~2023年2月 の実績データ
<件 数> 62件(平成30年6⽉以降)
<⽤ 途> 橋梁2件、⽔管橋2件、⽤⽔路4件、⽔処理施設1件、鉄道ホームドア柵8件、
太陽光3件、設備27件、鉄塔8件、道路3件、地盤補強1件、防⾳壁3件
<採⽤案件の傾向>
施⼯制約︓狭⼩地、上空制限、無排⼟
地盤条件︓軟弱地盤、⽀持層が深い
荷重条件︓杭に引抜き⼒が作⽤
■ 事例紹介
① 鉄道構造物 ホーム柵
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< ⼯事概要 >
時期 ︓2019年3⽉〜10⽉
杭仕様︓φ139.8 L=6.4m 192本
重機 ︓超⼩型杭打ち機
< ⼯法採⽤ポイント >
・狭⼩地、空頭制限
・超⼩型杭打ち機
・夜間施⼯(駅ホーム上)
・機械式継手
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ホーム可動柵新設⼯事 施工の様子
(JR東日本撮影協力)
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② 太陽光発電設備
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< ⼯事概要 >
時期 ︓2018年6⽉
杭仕様︓φ60.5~101.6 L=4.5m~12.0m
32,630本
重機 ︓改良型⼩型重機
< ⼯法採⽤ポイント >
・軟弱地盤
・将来の撤去
・無排⼟施工
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関連情報
【ウェブサイト】
【問合せ先】
NSエコパイル工法協会
TEL: 03-6625-6320