論説委員が執筆する。
論説委員 楠見 晴重 関西大学
近年、世界各地で気候変動に起因する森林火災、豪雨災害等が多発している。その原因の一つとして化石燃料消費と過度な森林伐採が温室効果ガス削減にブレーキをかけている。特に平地が30%しかない我が国は太陽光発電設備が危険斜面などに樹木を伐採して設置されている例が多くみられ、この現状と対策について論じる。 (2023年12月版) 第199回論説・オピニオン(2) 自然環境と再生可能エネルギー
論説委員 木村 嘉富 一般財団法人橋梁調査会
土木技術者の育成においては、基本となる事項をしっかりと教え、後は成長する機会を与えて本人の自主性を尊重して任せることが大切である。その際、組織としては心理的安全性を確保する必要がある。 (2023年11月版) 第198回論説・オピニオン(2) 杉本昌隆八段の指導法
論説委員 井上 昭生 (株)大林組
建設業での生産性向上ツールの一つにデジタルツインがあり、同業界に携わる者がそれぞれの立場で新たな取組みが始めている。本論説では、元請の立場で、様々なデータを利活用した施工計画の最適化や、現場作業の自動・自律化による省人化への取組みを俯瞰的に紹介し、現状の課題、将来像について私見を述べる。 (2023年11月版) 第198回論説・オピニオン(1) インフラ建設DXに想うこと
論説委員 今井 政人 北海道旅客鉄道(株)
2050年のカーボンニュートラル達成に向けて我が国の各部門で目標設定と取組みが進められています。運輸部門においても同様であります。このような状況の中で自動車、航空機等の輸送モードの中で最も輸送効率の良い(CO2排出量の少ない)とされる鉄道が旅客運輸部門においてカーボンニュートラル達成のために果たす役割と施策について述べます。 (2023年10月版) 第197回論説・オピニオン(2) カーボンニュートラルに向けて鉄道の果たす役割と施策
論説委員 石井 一英 北海道大学
持続可能な地域づくりのためには、仕事をつくるよりも、分野横断・総合的な力を発揮できる人や組織をつくり、彼らが活動しやすい場や機会、資金づくりを考えることのほうが、遠回りであるが、地域コミュニティづくりには重要である。この地域コミュニティこそが、多様な環境問題の解決につながるはずである。 (2023年9月版) 第196回論説・オピニオン(2) 複雑な問題の解決のために「総合的な力を発揮できる人と組織」をつくる
最近のコメント