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論説委員 藤野 陽三 東京大学
土木学会は2014年11月に創立100周年を迎える。日本工学会からの流れをくむ土木学会は、135年の歴史を持つ日本での最も古い工学系の学会ということができる。両方の会長を歴任した古市公威は、土木学会長就任演説において、土木学会会員が細分化した専門家になることを危惧し、会員にあらゆる工学領域を学び、それを活用し、実務に生かすことを強く訴えている。この土木の本質は今の我々の置かれている状況に立ち向かう姿勢としても全くかなっており、土木の不変性を感じさせる。
(2013年11月版)
第78回論説(2) 土木学会の100周年にあたって
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