地震工学委員会研究小委員会の委員公募のお知らせ(締切:平成28年9月16日)
●委員会名−「地盤・構造物の非線形地震応答解析法の妥当性確認/検証方法の体系化に関する研究小委員会」
委員長候補予定者:日本大学工学部土木工学科・教授 中村 晋
●活動期間−2016年10月より2020年3月の約3年半を予定
●設立趣旨−1995年兵庫県南部地震以降,各種社会基盤施設の耐震設計に関する基準類は,非線形地震応答解析を利活用し,耐震性能の評価を行う体系に改訂されました.しかし,非線形地震応答解析を利用した設計や評価の信頼度という観点で,精度を保証するための枠組みは示されていません.社会基盤施設の施工に係わる品質保証と同様に,地震時挙動のような複雑な現象の設計や評価に数値解析を利活用するためには,その品質や信頼性を向上させるための枠組みを構築することが社会基盤施設の安全性を確保することや,他分野との連携においても必要不可欠と言えます.さらに,非線形地震応答解析法は,有限要素法,DEM,さらに最近の粒子法など,より複雑な挙動を評価できる手法の開発が実施されていることからも,解析結果の精度を踏まえ,品質や信頼性を保証する体系を早期に構築することは,それらの適切な発展を促進する意味でも重要となります.ここでは,数値解析の品質や信頼性向上のための妥当性確認(Validation)と検証(Verification)に関する他学協会の取り組みを参考にし,地盤・構造物の非線形地震応答解析に関するV&Vの課題を整理し,それを実施するための考え方を幾つかの事例を示しながら,体系的にとりまとめることを目的としています.
●募集人数−特に制限は設けませんが,極端に多数の応募の場合は御本人の業務・研究歴・応募理由等を参考に公募者側で委員選定する事もありえます。
●応募方法−参加を希望される方は,
①氏名,年齢,所属,連絡先住所,電話番号,E-mail アドレス
②応募理由,本委員会で取り組みたい内容のキーワード
③現在の主たる業務・研究の概要
を,A4用紙1枚程度にまとめた上で,
以下の応募先に件名を「地盤・構造物の非線形地震応答解析法の妥当性確認/検証方法の体系化に関する研究小委員会公募申込」としてE-mail にてご応募下さい。
9月下旬以降に,こちらから折り返しご連絡を差し上げます。
●応募締切−2016年9月16日(金)
●応募先・その他問合せ先
日本大学工学部土木工学科 中村 晋
TEL:024-956-8712,FAX:024-956-8858,E-mail:s-nak@civil.ce.nihon-u.ac.jp