1.各賞
(1)論文賞
論文賞は、「環境工学研究フォーラム」における「審査付き論文セッション」で発表された論文の中で最も優れた論文(複数可)に対して授与する。
(2)論文奨励賞
論文奨励賞は、「環境工学研究フォーラム」における「審査付き論文セッション」で発表された論文の中で萌芽的で優れた論文(複数可)の第一著者に対して授与する。ただし、受賞者は当該セッションにおいて登壇した者で、フォーラム開催年度の翌年度4月1日現在で40歳未満の者とし、過去に論文奨励賞を受賞した者および同じ年に論文賞を受賞する者の受賞は認めない。
(3)英語部門論文奨励賞
英語部門論文奨励賞は、「環境工学研究フォーラム」における「審査付き論文セッション」の「英語による発表セッション」で発表された論文の中で萌芽的で優れた論文(複数可)の第一著者に対して授与する。ただし、受賞者は当該セッションにおいて登壇し英語で発表した者で、フォーラム開催年度の翌年度4月1日現在で40歳未満の者とし、過去に論文奨励賞および英語部門論文奨励賞を受賞した者および同じ年に論文賞を受賞する者の受賞は認めない。
(4)環境技術・プロジェクト賞
環境技術・プロジェクト賞は、「環境工学研究フォーラム」における「環境技術・プロジェクトセッション」で発表された技術のうち、最も優れた技術(複数可)に対して授与する。
(5)優秀ポスター発表賞
優秀ポスター発表賞は、「環境工学研究フォーラム」における「自由投稿発表セッション」で発表されたポスター発表のうち、最も優れたポスター発表論文(複数可)に対して授与する。
2.表彰小委員会
論文賞、論文奨励賞、英語部門論文奨励賞、環境技術・プロジェクト賞及び優秀ポスター発表賞の選考に当たっては、表彰小委員会を組織する。表彰小委員会の構成は下記の5名による。
環境工学委員会委員長(表彰小委員会委員長)、環境工学委員会幹事長、前環境工学委員会委員長、地区によらない委員2名(指定研究所および地方研究所から1名、民間から1名)
地区によらない委員2名は、環境工学委員会委員長が指名し、委員会の承認を得るものとする。
3.表彰小委員会の任期
環境工学委員会委員長、環境工学委員会幹事長、前環境工学委員会委員長が担当する委員の任期は2年とするが、具体的には、前任が各賞の選考を終了した時点から2回の各賞の選考を終了した時点までとする。
また、地区によらない委員の任期は1年とする(再任可、最長4年)。
4.選考手順
(1)論文賞、論文奨励賞、英語部門論文奨励賞
1)「審査付き論文セッション」に投稿された論文は、査読時に査読者に対し「論文賞」、「論文奨励賞」または「英語部門論文奨励賞」ととして(a)推薦する、(b)推薦しない、の意見を求める。査読者全員及び論文担当幹事の意見をもとに論文集小委員会で受賞候補論文(20編程度)の第一次選定を行う。
2)環境工学委員会委員および表彰小委員会委員が、1)で選定された第一次受賞候補論文の中から受賞候補論文を選び投票する。ただし、自らが共著者である論文に対する投票は無効とする。
3)投票結果に基づいて表彰小委員会が受賞候補論文を決定する。
4)表彰小委員会が受賞候補論文を環境工学委員会に推薦し、環境工学委員会が受賞論文を決定する。
(2)環境技術・プロジェクト賞
1)環境工学委員会委員および表彰小委員会委員のうち、対象となる「環境技術・プロジェクトセッション」に参加した委員が受賞候補論文を選び投票する。ただし、自らが共著者である論文に対する投票は無効とする。(会場受付にて、参加を確認した委員に投票用紙を渡す。ポスター発表終了時までに投票を行う。)
2)表彰小委員会が、投票結果を基に受賞論文を決定し、結果を環境工学委員会に報告する。
(3)優秀ポスター発表賞
1)環境工学委員会委員および表彰小委員会委員のうち、対象となる「自由投稿発表セッション」に参加した委員が受賞候補論文を選び投票する。ただし、自らが共著者である論文に対する投票は無効とする。(会場受付にて、参加を確認した委員に投票用紙を渡す。ポスター発表終了時までに投票を行う。)
2)表彰小委員会が、投票結果を基に受賞論文を決定し、結果を環境工学委員会に報告する。
(4)投票および選考に関する細則
1)前記有資格者による記名投票とする。無記名投票は、無効投票とする。また、代理人による投票は認めない。
2)いずれの賞に対しても、各賞に相応しい推薦論文を選定し、投票用紙の記入要領に従って記入する。(論文賞、論文奨励賞、英語部門論文奨励賞、環境技術・プロジェクト賞は各3編、優秀ポスター発表賞は5編を順位不問で選定し◯印を付ける)なお、論文賞及び論文奨励賞については、所定の投票用紙に推薦理由を必ず記入する。
3)論文賞及び論文奨励賞の第一次受賞候補論文を選定する際に、論文小委員会委員が著者である論文が評価される場合、当該委員はその論文評価から外れるものとする。また、論文賞及び論文奨励賞の第一次受賞候補論文の中に、表彰小委員会委員が著者である論文が含まれた場合、その時点で当該委員は論文賞、論文奨励賞に関する表彰小委員会委員を辞退するものとする。このとき、委員5名のうち辞退が1名だけの場合には委員の補充は行わない。辞退が2名以上の場合は、環境工学委員会前幹事長、前々委員長、前々幹事長の順に補充する。さらに補充が十分とならない場合には幹事会で別途協議する。
5.賞の授与
「論文賞」、「論文奨励賞」、および「英語部門論文奨励賞」は、土木学会誌上において受賞論文を発表し、次回フォーラム開催時に会場において各賞を授与する。また、「環境技術・プロジェクト賞」および「優秀ポスター発表賞」については、当日の閉会式で結果を発表し授与する。その結果を、土木学会誌上において発表する。
6.授与された賞に対する辞退への措置
各賞について、受賞者から辞退の申し出があった際は、受賞者からの受賞辞退書(様式自由、要辞退理由)を受けて、表彰小委員会で審議し、問題がなければ辞退を認めることとする。その後受賞者に、受賞辞退を認めることを通知するとともに、受賞記念品(表彰状、副賞)を返却させる。辞退措置については、環境工学委員会委員に通知するものとする。
付記1:土木学会論文賞・論文奨励賞との関連
各年の土木学会論文賞・論文奨励賞の候補論文の推薦は、前年の環境工学研究フォーラムでの発表論文、過去2年の土木学会論文集掲載論文からの推薦を原則とし、場合によってはその年のフォーラム発表論文からの推薦を妨げない。
付記2:論文賞・論文奨励賞選考手順に関する補足
4.選考手順(1)論文賞、論文奨励賞、英語部門論文奨励賞4)において、受賞論文の決定はメール審議でもよいものとする。
1994.04.15 環境工学委員会 承認
1994.12.15 改正
2000.04.24 改正
2000.09.21 改正
2004.04.16 改正
2006.04.25 改正
2006.11.17 改正
2007.04.20 改正
2010.04.23 改正
2013.11.19 改正
2018.10.09 改正
2019.10.18 改正
2020.10.14 改正