論説委員 原 恒雄 人事院
「脱官僚」、「政治主導」が政治課題として取りあげられている。もともと政治主導を前提とした現行制度の下で「政治主導」が課題になるということは、現行の政治が「政治主導」を果たせず「官僚依存」になっていることの裏返しである。「官」の実質的な役目は極めて重い、「官」として社会資本整備等にあたる土木技術者は政治に臆することなく専門家として時代の要請に沿ったビジョンを示しその責任を果たして欲しい。
(2011年6月版)
第49回論説(2) 「脱官僚」、「政治主導」そして「大震災」
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コメント
Re: 第49回論説(2) 「脱官僚」、「政治主導」そして「大震災」
投稿者:匿名ユーザ 投稿日時:水, 2011-07-06 08:06官も政治も、本来の自分たちが為すべき事の原点が蔑ろになっているところに問題がありそうですね。両者は何れも「お上」であり、国民は「下々」とされている。政治も行政も民の生活が第一で考えないといけませんね。