高レベル放射性廃棄物の処分は原子力発電を進めていく上で不可欠であり、日本では地下数百m~千m程度の坑道内に処分する概念が検討されており、土木関連技術の寄与する割合は大きいものとなっています。地下環境部会では、処分を実現させる上で特に重要と考えられる処分候補地選定の基本的考え方、並びに人工バリア・地下施設の設計・安全評価など処分技術の体系化を図ることを目的としています。
平成9年度から活動を開始し、部会を年1回の頻度で開催しています。また、部会の下にワーキンググループ(地質WGおよび処分技術WG)を設置して詳細な検討を実施(年4~6回)しています。
平成16年には,「高レベル放射性廃棄物地層処分技術の現状とさらなる信頼性の向上に向けて―土木工学に関わる技術を中心として―」(2004年6月)を刊行しました。本部会は,平成18年に「精密調査選定段階における地質環境調査と評価の基本的考え方」をとりまとめ,所期の目的を達成して解散しました。
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地下環境部会委員名簿(PDF) | 112.86 KB |