原子力土木委員会は、令和6年度土木学会全国大会(2024/9/2-6)において以下の研究討論会を開催いたします。
本討論会では、様々な分野の専門家の方にリスクコミュニケーションに関する話題を提供いただき、実態と課題について議論し、方向性を模索します。
原子力分野に限らず、多様な分野からのご参加をお待ちしております。
タイトル:不確実性の諸相とリスクコミュニケーション
日時:2024年9月2日(月)10:00~12:00
主題: 原子力土木委員会はリスクコミュニケーション小委員会を擁している。同小委員会では、土木工学/電力土木分野に加えて、理学/建築学/機械工学/社会学といった視点から、分野横断的にリスクとそのコミュニケーションの共考を行っている。リスクコミュニケーションとは、個人、機関、集団間での情報や意見のやりとりを通じて、リスク情報とその見方の共有を目指す活動のことである。原子力をめぐってはリスクコミュニケーションの必要性が認識されているが、この活動は決して易しいものではない。その難しさは、リスク問題が常に不確実性をはらんでいることに拠る。本討論会では、リスク問題において不確実性はどのように扱われ、リスクコミュニケーションはどのように行われているかについて、異なる分野(原子力発電,自然災害,食品安全,感染症対策など)の専門家から述べてもらうと共に、参加者と議論し、この問題の実態と課題を考える。