あの素晴らしい土木技術をもう一度
第127回土木学会イブニングシアター 昭和100年と土木 土木映像でたどる日本の発展史昨年2025年は、昭和元年(1926年)から数えてちょうど100年にあたる節目の年でした。
土木技術映像委員会では、土木学会が所蔵する貴重な記録映像を通じて、土木がどのように国土を築き、社会を支えてきたのかを振り返る「昭和100年と土木」シリーズを立ち上げました。本シリーズ(第1弾~第3弾)では、昭和初期から昭和の終わりまでの代表的な土木プロジェクトを時代区分ごとに紹介してきました。
昭和100年企画の締めくくりとなる第4弾では、昭和の時代に築かれた都市基盤の上で、平成・令和の東京を支える社会基盤の整備に焦点を当て、「首都機能を築いた技術と工事記録」をテーマに映像4作品を上映します。
みなさまのご来場を心よりお待ちしています。
■詳細
【土木学会CPDシステムへのCPD単位登録をご希望の方へ】
土木学会CPDシステムにログインしQRコードを印刷、またはスマートフォン等で表示させたものを受付のカードリーダーに読み込ませてください。
詳細はこちらをご覧ください。
■参加申込方法
「事前参加受付フォーム」に必要事項をご入力ください。
〆切:2026年10月9日(金)17:00
■参加方法
「事前参加受付フォーム」より返信したメールを印刷したもの、またはスマートフォン等でメールを直接会場受付にご提示ください。
■お願い
■お問い合わせ先
図書館・情報室(担当:高浦) TEL:03-3355-3596
上映作品
※各社名は制作当時のものです。
神田川・環状七号線地下調節池工事記録
~水害から都民の生命と暮らしを守るために~
(概要版)
企画:東京都第三建設事務所
制作:東京都第三建設事務所
2008年制作
17分
2008年に完成した神田川・環状七号線地下調節池は、神田川流域の浸水被害の軽減を目的として整備された大規模地下貯留施設である。都市化の進展や集中豪雨の増加に対応するため、環状七号線の地下深くに巨大なトンネル式調節池が建設され、洪水時には河川の増水を一時的に貯留することで下流域の浸水被害の軽減に貢献している。大断面シールド工法をはじめとする高度な土木技術により整備された本施設は、首都東京の安全・安心な暮らしを支える重要な治水インフラであり、都市の防災機能を陰から支えている。
新豊洲線
-50万ボルト長距離地中送電線工事-
企画:東京電力 送変電建設部 地中送変電建設センター船橋工事事務所
制作:日本映画新社
2000年制作
30分
2000年に完成した新豊洲線は、千葉県の新京葉変電所と東京都江東区の新豊洲変電所を結ぶ、延長約40kmの50万ボルト長距離地中送電線である。世界初となる50万ボルトCVケーブルによる長距離地中送電を実現し、首都圏への大容量かつ安定した電力供給を支える基幹インフラとして整備された。シールド工法による管路掘進や新規開発の搬送工法によるケーブル敷設など、都市の地下空間に巨大な送電網を築き上げた技術的挑戦を記録した作品であり、首都東京の社会・経済活動を支える“見えないインフラ”の姿を伝えている。
東京湾アクアライン建設記録(総集編)
東京湾アクアライン-着工から開通まで-
企画:鹿島
制作:カジマビジョン
1998年制作
19分
1997年に開通した東京湾アクアラインは、東京湾を横断して神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ全長15.1kmの自動車専用道路である。東京湾の重要航路を確保するため、川崎側は海底トンネル、木更津側は橋梁とする独創的な構造が採用された。海底シールドトンネルや人工島「風の塔」「海ほたる」の建設など、当時の最先端土木技術が結集した世界有数のプロジェクトであり、首都圏の交通ネットワーク強化、物流の効率化、東京湾岸地域の交流促進に大きく貢献している。
東京港に虹を架ける
-レインボーブリッジの建設工事記録-
企画:首都高速道路公団
制作:日本シネフイルム研究所
1994年制作
21分
第16回(1994年)土木学会映画・ビデオコンクール 準優秀賞
1993年に開通したレインボーブリッジは、東京港をまたいで都心と臨海副都心を結ぶ重要な交通インフラである。首都高速道路や新交通システム「ゆりかもめ」などの交通機能を担い、開発が進む臨海副都心と既成市街地を結ぶ交通ネットワークの形成を目的として整備された。東京港の重要航路を確保しながら建設された大規模複合橋梁であり、長大吊橋技術と都市土木技術の結晶として注目を集めた。開通後は交通利便性の向上と東京湾岸地域の発展に大きく貢献し、首都東京を支える象徴的なインフラとして活躍している。
新着・お知らせ
土木学会技術映像委員会は、令和8年8月5日(水)、土木学会本部講堂において第126回イブニングシアターを開催しました。今年から展開している「昭和100年と土木」シリーズの第三弾として、昭和40年代から昭和の終わりにかけて進められたビッグプロジェクトに注目し、東名高速道路と本州四国連絡橋を取り上げました。当日は、「東名高速道路」「橋は生きている-児島・坂出ルート架橋技術」の2作品を上映し、暑い中にもかかわらず、約90名の方々にご参加いただきました。
「東名高速道路」は、日本の流通インフラを支える壮大な建設事業のスケールを実感できる記録映画でした。一方、「橋は生きている」は、四国を陸路で本州と結ぶという長年の悲願を実現する過程で、大規模構造物がいかに精緻な管理のもとで施工されたかを伝える作品でした。同時期に開通した青函トンネルとあわせて考えると、昭和の終わりに日本の四つの本土が陸路で結ばれたことの意義は大きく、インフラ整備における土木の役割を改めて感じさせる内容となりました。
次回は、シリーズ第四弾として、昭和以降に焦点を当てた作品を選定し、上映会を開催する予定です。
詳細は決まり次第、土木学会ホームページおよびSNSにてご案内いたします。どうぞご期待ください。
(2026.7.16)ポスターを掲載いたしました。
(2026.7.15)CPD認定番号と単位を記載いたしました。
あの素晴らしい土木技術をもう一度
第126回土木学会イブニングシアター 昭和100年と土木 土木映像でたどる日本の発展史多数のご来場、誠にありがとうございました。
昨年2025年は、昭和元年(1926年)から数えてちょうど100年にあたる節目の年でした。
土木技術映像委員会では、土木学会が所蔵する貴重な記録映像を通じて、土木がどのように国土を築き、社会を支えてきたのかを振り返る「昭和100年と土木」シリーズを立ち上げました。本シリーズでは、昭和初期から令和に至るまでの代表的な土木プロジェクトを時代区分ごとに紹介していく予定です。
今回は、その第3弾として「昭和40年代から昭和の終わり」に焦点を当て、この期間になされたビッグプロジェクトである「東名高速道路」と「本州四国連絡橋」を記録した映像2作品を上映します。
ご興味のある方は是非ご来場ください。
みなさまのご来場を心よりお待ちしています。
■詳細
18:30 開会挨拶
18:35 上映「東名高速道路」
19:20 上映「橋は生きている-児島・坂出ルート架橋技術-」
19:55 今後の予定について
20:00 閉会
【土木学会CPDシステムへのCPD単位登録をご希望の方へ】
土木学会CPDシステムにログインしQRコードを印刷、またはスマートフォン等で表示させたものを受付のカードリーダーに読み込ませてください。
詳細はこちらをご覧ください。
■参加申込方法
「事前参加受付フォーム」に必要事項をご入力ください。
〆切:2026年7月31日(金)17:00
事前参加受付を終了いたしました。
■参加方法
「事前参加受付フォーム」より返信したメールを印刷したもの、またはスマートフォン等でメールを直接会場受付にご提示ください。
■お願い
■お問い合わせ先
図書館・情報室(担当:高浦) TEL:03-3355-3596
上映作品
※各社名は制作当時のものです。
東名高速道路
企画:日本道路公団
制作:日本映画新社
1969年制作
第4回(1970年)国土開発映画コンクール最優秀賞
東名高速道路は、東京と名古屋を結び、さらにその先の関西圏へと至る東海道メガロポリスを貫く高規格幹線道路であり、すでに供用されていた名神高速道路と一体となることで、日本列島の中枢を縦断する一大輸送軸を形成した。この東西を結ぶ高速交通網の完成は、人と物の流動を飛躍的に高め、物流の効率化と時間距離の短縮をもたらし、日本の高度経済成長を根底から支える重要なインフラとなった。
東名高速道路の建設は、単なる道路整備にとどまらず、わが国の土木技術の総力が結集された国家的プロジェクトでもあった。急峻な地形や脆弱な地盤が連続するルートにおいて、長大橋やトンネル、盛土・切土工事といった多様な施工が展開され、それぞれの現場で新たな工法や施工管理技術が実践・改良されていった。これらの技術的成果は、その後の全国的な高速道路建設に継承され、日本の道路技術の標準を形づくる礎となっていく。
橋は生きているー児島・坂出ルート架橋技術ー
企画:本州四国連絡橋公団
制作:海洋架橋調査会、山陽映画
1988年制作
第29回科学技術映画祭 内閣総理大臣賞
海によって隔てられてきた本州と四国を結ぶという長年の悲願であった本州四国連絡橋事業のうち、児島・坂出ルートは最も早く完成したルートである。瀬戸内海の多島美の中を貫くこの壮大な連絡路は、地域間の隔たりを解消するだけでなく、我が国の交通体系に新たな時代をもたらす画期的なプロジェクトであった。とりわけ、道路と鉄道の双方を一体的に通す瀬戸大橋は、完成当時、鉄道・道路併用橋として世界最長を誇り、その規模と構造は国際的にも高い評価を受けた。
この大事業は、単に橋梁を架設するだけではなく、事前の詳細な実験や入念な予備調査から着手された。潮流が速く、地盤条件も複雑な瀬戸内海において、安全かつ確実に架橋するため、数多くの基礎実験や施工シミュレーションが積み重ねられ、その成果が設計・施工へと反映されていった。本工事では、ミリ単位の精度が要求される鋼製柱塔の製作・据付や、大型ケーブルの架設といった高度な工程が連続し、わが国土木技術の粋が余すところなく投入されている。
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