あの素晴らしい土木技術をもう一度
第122回土木学会イブニングシアター 栄えある2024年度第31回土木映画コンクール受賞作品 特集
皆さん、土木学会映画コンクールをご存じでしたか?
実は土木学会映画コンクールは、1964(昭和39)年に第1回目が開催されて以来、今回で31回を数える大変歴史のあるコンクールなのです。過去に受賞作品をご覧になられた方もいらっしゃるかもしれませんが、いくつかの作品がタモリ俱楽部で紹介されたこともあります。
今年は、2年に1度の「土木学会映画コンクール」が開催され、31回目の「2024年度第31回映画コンクール」では、次の3作品が栄えある各賞の受賞に輝きました。
最優秀賞 「【喜連瓜破 橋梁架け替え工事】二年半の軌跡 ~100年先を見据えて~ 工事担当者の想いに迫る!」
部門賞(一般部門) 「人々の暮らしを取り戻す 精鋭たちの総力戦~2016-2021熊本県南阿蘇村―技術者たちの闘い」
部門賞(技術映像部門) 「令和のリニューアル 北陸自動車道 米山トンネルのインバート補強」
そこで「第122回土木学会イブニングシアター」は、「2024年度第31回映画コンクール受賞作品特集」と銘打ち、受賞されました3作品を上映いたします。
皆様のご参加をお待ち申し上げます。
■詳細
18:30 2024年度第31回映画コンクール受賞作品の選考経緯
土木学会 土木技術映像委員会委員長
18:45 上映
部門賞(一般部門)「人々の暮らしを取り戻す 精鋭たちの総力戦~2016-2021 熊本県南阿蘇村―技術者たちの闘い」
19:02 上映
部門賞(技術映像部門)「令和のリニューアル 北陸自動車道 米山トンネルのインバート補強」
19:23 上映
最優秀賞「【喜連瓜破 橋梁架け替え工事】二年半の軌跡 ~100年先を見据えて~ 工事担当者の想いに迫る!」
■参加申込方法
「事前参加受付フォーム」に必要事項をご入力ください。
〆切:2025年8月1日(金)17:00
※定員に達した場合、〆切前に受付を終了する場合がございます。
■参加方法
「事前参加受付フォーム」より返信したメールを印刷したもの、またはスマートフォン等でメールを直接会場受付にご提示ください。
※会場での当日参加受付は行いません。必ず「事前参加受付フォーム」にて事前にお申し込みください。
■ご注意
■お問い合わせ先
図書館・情報室(担当:高浦) TEL:03-3355-3596
ポスター(準備中)
上映作品
※各社名は制作当時のものです。
人々の暮らしを取り戻す 精鋭たちの総力戦~2016-2021 熊本県南阿蘇村―技術者たちの闘い
企画:人・夢・技術グループ株式会社
制作:葛谷正美・葛谷真由美
2025年 17分
平成28年(2016年)に発生した熊本地震。最大震度7を記録し甚大な被害をもたらした。
本作品は阿蘇大橋付近で発生した大規模な斜面崩落からの復旧や復興のシンボルでもある「新阿蘇大橋」開通に向けて立ち向かう土木技術者達の記録である。
震災直後から現地に入り、余震の不安の中で応急調査。その後、限られた時間の中で、技術を結集し地盤調査設計、橋梁設計を完了させる。その力の根源は、“人々の暮らしを守る”という技術者の「使命感」であった。
国民の暮らしを守るという使命感を持った技術者達の挑戦を描いている。
令和のリニューアル 北陸自動車道 米山トンネルのインバート補強
企画:東日本高速道路株式会社 新潟支社長岡管理事務所
制作:有限会社創映舎
2022年 21分
北陸自動車道の米山トンネル下り線は建設以来、盤ぶくれによる路盤の変状が進行していた。本作品は、令和3~4年度に行ったインバート補強による補強対策工事の記録を映像としてまとめたものである。
【喜連瓜破 橋梁架け替え工事】二年半の軌跡 ~100年先を見据えて~ 工事担当者の想いに迫る!
企画:阪神高速道路(株)管理本部
制作:阪神高速道路(株)
2025年 36分
阪神高速では、2022年6月より14号松原線(喜連瓜破~三宅JCT)を終日通行止めの上、橋梁架替工事を実施した。
都市高速を長期間に渡って通行止めにするという前代未聞の工事の上、工事区間の直下には大阪市内でも有数の重交通を担う交差点があり、かつ周辺地域は密集市街地となっている。
制約条件の多い中、既設コンクリート橋桁の撤去及び鋼製橋桁の架設までを無事完了させ、2024年12月7日に約2年半ぶりに通行を再開した。
本動画は、工事着手前から通行再開までの事業の記録映像である。
新着・お知らせ
第121回土木学会イブニングシアター(2025年5月14日開催)でのCPD単位登録処理に誤りがあり、本来1.7単位のところ1.5単位しか登録されていない方がおられることが分かりました。
以下の方が該当者になります。
該当者の中でご自身で単位を修正されていない方につきましてはシステムより正しい単位(1.7単位)に修正させていただきました。
この度はご迷惑をおかけし誠に申し訳ございませんでした。
新着・お知らせ土木学会土木技術映像委員会は、令和7年5月14日(水)、土木学会本部講堂にて第121回イブニングシアターを開催し、特集『アニメ✕土木』として、「夢は世界をかけめぐる-海外技術協力のパイオニア-」、「未来に向けて~防災を考える~」の二作品を上映し、会場は、ほぼ満席となりました。
上映前には、虫プロダクションで「夢は世界をかけめぐる-海外技術協力のパイオニア-」の企画・脚本を担当された緒方英樹様にご講演いただき、当初は絵本から始まり、その後、アニメへと発展することで、アニメが土木の醍醐味等を伝えるツールとして適していること、および、アニメの持つ力、影響力についても語っていただきました。
上映した二作品は、内容に物語性もあり、最後まで熱心にご視聴頂けたかと思います。
今回も多くの方々のご来場、ありがとうございました。
次回イブニングシアターは8月に開催予定です。詳細は決まり次第、当委員会サイトおよび、メールにてご案内いたします。
新着・お知らせあの素晴らしい土木技術をもう一度
第121回土木学会イブニングシアター ≪アニメ×土木≫
(2025.4.22)CPD単位を変更いたしました。
(2025.4.21)プログラムを一部変更いたしました。
近年、日本のアニメは世界から注目され、その輸出額は2022年度には1.5兆円を超えたと言われています。
また、アニメを通じて、日本文化に興味が湧いた、日本語を覚えたという海外の方も多数いらっしゃいます。
もはや、日本のアニメは、世界に誇れる文化の一つと言えるでしょう。
そこで、土木技術映像委員会では、「アニメ×土木」というテーマで、一度は見て頂きたい選りすぐりの2作品を上映することと致しました。
また、上映に先立ち、「夢は世界をかけめぐる-海外技術協力のパイオニア-」の企画・脚本をされた緒方英樹様にご講演頂きます。
皆様のご参加をお待ちしております。
■詳細
18:30 開会挨拶
18:40 講演
緒方英樹様「夢は世界をかけめぐる-海外技術協力のパイオニア-」企画・脚本
18:55 上映「夢は世界をかけめぐる-海外技術協力のパイオニア-」
19:20 上映「未来に向けて~防災を考える~」
20:20 閉会挨拶
■参加申込方法
「事前参加受付フォーム」に必要事項をご入力ください。
〆切:2025年5月9日(金)17:00
※定員に達した場合、〆切前に受付を終了する場合がございます。
事前参加受付を終了いたしました。
■参加方法
「事前参加受付フォーム」より返信したメールを印刷したもの、またはスマートフォン等でメールを直接会場受付にご提示ください。
※会場での当日参加受付は行いません。必ず「事前参加受付フォーム」にて事前にお申し込みください。
■ご注意
■お問い合わせ先
図書館・情報室(担当:高浦) TEL:03-3355-3596
上映作品
※各社名は制作当時のものです。
夢は世界をかけめぐる-海外技術協力のパイオニア-
企画:緒方英樹
制作:虫プロダクション株式会社
2014年 21分
国際コンサルティングに道を開いた久保田豊の半生を、アニメーション、記録写真、実写映像を使用して描いた作品です。雄大な阿蘇の麓で育った久保田は、自然を相手に仕事をしたいと考え土木技術の道に進み、ダムを作り発電所の建設こそが世の中を豊かにすると考えるようになり、やがて中朝国境に当時世界最大級のダムを建設する仕事を成功させます。戦後は、経験と技術を活かし事業の相談、設計、計画、調査などを行うコンサルタントを第二の人生に選び、世界各地で建設の指導に当たります。
この作品は、戦前の著名な土木技術者の一人である久保田の活躍と戦後日本の海外協力、コンサルタントの発展も示されています。
未来に向けて~防災を考える~
企画:一般社団法人 東北地域づくり協会
制作:虫プロダクション株式会社
2016年 60分
2011年3月11日に発生した東日本大震災において、津波被害から多くの命を守った二つの地域の逸話を紹介した作品です。一つ目は、明治、昭和の三陸津波で多くの犠牲者が出たことを教訓に、岩手県普代村長が、二度と悲劇を繰り返さないと決意し完成させた、高 さ15メートルを超える防潮堤と水門の話です。二つ目は、「釜石の出来事」です。岩手県釜石市の鵜住居地区は、津波により壊滅状態になりましたが、小学校と中学校にいた児童らは、日頃の防災訓練を実践し、全員無事に避難しました。
この作品は、東日本大震災から得た教訓として「備え」と「避難」の重要性を、分かりやすく若い世代に伝える内容のアニメーション映画になっています。
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