トンネル工学委員会は土木の分野に関係のあるトンネル工学の研究、調査およびこれらの推進をはかることを目的に設立されました。
委員会は専門委員、職域代表委員で組織し、委員50名以内をもって構成されています。
更新日:2012/09/13
部会長名 小島芳之 ((公財)鉄道総合技術研究所 )
目次 |
山岳トンネルのインバート部は,トンネルの安定性の確保,内空断面の確保,車両の安全走行や円滑な水の流路の確保にとって重要な構造である.しかしながら,施工中あるいは供用中にインバート部に変状が現れ,困難な対策を強いられることが少なくない.また,近年ではインバートが設けられる場合が多くなってきたが,その設計・施工・維持管理のあり方は経験に基づく判断が多く,体系的に議論されることは少ない.
そこで,本検討部会では,山岳トンネルのインバート部の設計・施工,維持管理のあり方を提言するために,
(1)設計基準類・研究事例の調査
(2)変状事例の調査(建設段階・供用段階)
(3)変状メカニズムの検討
(4)設計法(設置基準,構造)の検討
(5)施工法の検討
(6)維持管理法(健全度評価法,対策法)の検討
を行い,その成果をトンネルライブラリーとして取り纏める.
■STEP1:事例調査・分析(22~23年度)
(1)設計基準類の調査
・インバートの目的、役割、要求性能
・設計基準の変遷
・現在の設計基準(設置基準、形状、解析法)・事例
・海外の設計基準・事例
(2)研究事例の調査(実験・解析・計測)
文献収集,ヒアリング⇒リスト作成⇒傾向分析,事例集
(3)建設中の変状事例調査
文献収集,ヒアリング⇒リスト作成⇒傾向分析,事例集
(4)供用中の変状事例調査
文献収集,ヒアリング⇒リスト作成⇒傾向分析,事例集
■STEP2:執筆内容の検討 23年度
全体方針,目次案,骨子案、執筆分担案の作成
■STEP3:ライブラリ執筆 23~24年度
分析結果に基づく執筆内容検討⇒一次原稿作成⇒調整(必要により追加調査)⇒二次原稿作成
①効果と変状メカニズムの検討・・・変状タイプ分類,メカニズム図
②設計法の検討・・・インバート設置基準、設計法(形状,構造,解析法)
③施工法の検討・・・支保(早期閉合),排水
④維持管理法の検討・・・調査,健全度評価,対策
■STEP4:編集作業(24年度)
■STEP5:出版講習(25年度)
役職 | 氏名 | 勤務先名称 |
---|---|---|
部会長 | 小島芳之 | (公財)鉄道総合技術研究所 |
副部会長 | 岩尾哲也 | (株)高速道路総合技術研究所 |
幹事長 | 富澤直樹 | (株)鴻池組 |
委員 | 砂金伸治 | (独)土木研究所 |
委員 | 石井三郎 | 清水建設(株) |
委員 | 上野 光 | (独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構 |
委員 | 太田裕之 | 応用地質(株) |
委員 | 岡井宗彦 | 西松建設(株) |
委員 | 小野知義 | 佐藤工業(株) |
委員 | 河邉信之 | (株)間組 |
委員 | 岸田 潔 | 京都大学 |
委員 | 北村 元 | (株)高速道路総合技術研究所 |
委員 | 西藤 潤 | 京都大学 |
委員 | 桜沢雅志 | (株)福田組 |
委員 | 重田佳幸 | パシフィックコンサルタンツ(株) |
委員 | 島根米三郎 | 鉄建建設(株) |
委員 | 嶋本敬介 | 京都大学 |
委員 | 蒋 宇静 | 長崎大学 |
委員 | 橘 直毅 | 中央復建コンサルタンツ(株) |
委員 | 冨田敦紀 | 東京電力(株) |
委員 | 土門 剛 | 首都大学東京大学院 |
委員 | 中村明彦 | (株)テムロ |
委員 | 長山喜則 | 西日本旅客鉄道(株) |
委員 | 西浦秀明 | (株)大林組 |
委員 | 松尾 勉 | (株)ケー・エフ・シー |
委員 | 松沼政明 | 東日本旅客鉄道(株) |
委員 | 森﨑泰隆 | (株)熊谷組 |
委員 | 安井成豊 | (社)施工技術総合研究所 |
委員 | 横尾 敦 | 鹿島建設(株) |
委員 | 吉川和行 | (株)フジタ |
アドバイザ | 朝倉俊弘 | 京都大学 |