平成28年5月
土木学会 会告
平成28年度 第50回 夏期講習会
テーマ「経済を支え国民の生活を守るインフラ整備の方向」
<開催目的>
日本の経済の発展やGDPの目標達成には、需要の喚起と活発な投資を引き出さねばならず、それには社会インフラへの投資と充実が必要不可欠と言われています。加えて、世界の自然災害の10%を引き受けている日本では、異常降雨による洪水が毎年のように発生し、地震や火山災害も受け、その巨大災害の危険性も予測されるなかで、経済活動や国民生活を守る社会基盤の整備は極めて重要です。関西では、南海トラフの巨大地震が間違いなくやってくる状況にあります。
公共投資は無駄との誤った風潮が支配する状況において、京都大学の藤井聡教授は、インフラ投資による国土の強靱化が日本の経済発展や将来に向けての国民生活に極めて重要であることを、多くのデータを用いて理論的に証明し、その政策提言が政府の政策の軸に採用され、国土交通省の政策にも反映されています。しかし、このような政策の流れや公共投資の重要性について、いまだ正確に理解されていない現状にあります。
本講習会では、まず、藤井教授より国土の強靱化と日本の成長戦略としての社会インフラの整備・充実の必要性を基調講演いただきます。続いて国土交通省より、社会インフラ整備の現状や問題から、今後の整備の計画や方向、課題について講演いただきます。
これからの土木技術者の育成にあたられる教育関係者の方々はもちろん土木関係者に、是非、受講いただきたく、また、テーマに関心がある方々に、多く参加いただくことを願っています。
主 催 : 公益社団法人土木学会 教育企画・人材育成委員会 高校教育小委員会
共 催 : 全国高等学校土木教育研究会、東日本および西日本高等学校土木教育研究会
後 援 : 公益社団法人 土木学会 関西支部
開催日 : 平成28年8月22日(月)
会 場 : 立命館大学 大阪いばらきキャンパス カンファレンスホール (B棟フューチャープラザ1階)
〒567-8570 大阪府茨木市岩倉町2-150
広報課 TEL(075)813-8146/FAX (075)813-8147
http://www.ritsumei.ac.jp/rs/r2020/campus/oic/about/facility.html/
定 員 : 120名(定員になり次第、受付終了)
参加費 : 3,000円 ※本講習会はCPD認定講習(CPD単位:5単位)
申込方法 : 下記のいずれかの方法でお申込下さい。
(1)土木学会ホームページ: http://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp
(2)FAX:学会誌巻末に掲載されている「本部行事参加申込用紙」をご利用下さい。
申込開始日 ―― 平成28年5月17日(火)
申込締切日 ―― 平成28年7月29日(金)【必着】
<夏期講習会 当日の動きについて>
9:30~10:00 受付(B棟フューチャープラザ1階 カンファレンスホール入口)
10:00~10:10 開会挨拶
公益社団法人 土木学会 教育企画・人材育成委員会 高校教育小委員会
委員長 赤木 恭吾 (岡山県立岡山工業高等学校長)
公益社団法人 土木学会関西支部
支部長 建山 和由 (立命館大学理工学部教授)
10:10~12:00 基調講演「超インフラ論 ~土木政策が最大の成長戦略である~」
京都大学大学院教授 藤井 聡 (内閣官房参与)
〔休憩〕
13:00~16:00 「国土交通行政をめぐる最近の話題」
1.概要 国土交通省近畿地方整備局 企画部 企画調査官 若尾 将徳
2.河川 国土交通省近畿地方整備局 河川部 河川調査官 宇根 寛
3.道路 国土交通省近畿地方整備局 道路部 道路調査官 日野 雅仁
4.港湾 国土交通省近畿地方整備局 港湾空港部 港湾空港企画官 平井 洋次
16:00~ 閉会挨拶
公益社団法人 土木学会教育企画・人材育成委員会 高校教育小委員会
都野 成一(栃木県立那須清峰高等学校長)
16:10~16:40 高校で土木教育に携わる先生方を対象とした説明会
「国土交通技官の役割と仕事の魅力」
国土交通省近畿地方整備局
(会場使用終了) 17:00 完全撤収