第5回木材利用シンポジウムの開催
木材工学委員会では,日本森林学会や日本木材学会と連携し木材供給側である森林や木材の専門家と部門横断的に地球温暖化防止対策への貢献という同一の視点で土木分野における木材の利用拡大の推進を図るとともに,土木材料に木材を利用した場合の環境的評価や工学的な研究を推進しています.国産材の利用拡大を進めることを目的とした「公共建築物等木材利用促進法」では,公共建築物の木材化のみならず,土木分野への木材利用の促進にも努めることが明記されているように,土木分野における国産材の利用拡大は,土木界にとっても重要な課題となっています.木材工学委員会では,2013年3月に日本森林学会と日本木材学会,土木学会の3学会共同で行われた「土木分野における木材利用の拡大へ向けて」の提言に沿って,2020年までに土木分野で400万m3/年の木材利用量を実現することを目的に,調査・研究活動を進めています.
これらの成果の紹介や土木分野での木材利用を考えることを目的として第5回木材利用シンポジウムを下記のとおり開催いたします.つきましては,多数の方にご参加いただきますようご案内申し上げます.
なお,本シンポジウムは土木学会 継続教育(CPD)プログラムに認定されています(CPD単位:4.0)。
●主 催:土木における木材の利用拡大に関する横断的研究会(日本森林学会,日本木材学会,土木学会),公益社団法人土木学会(担当:木材工学委員会)
●後 援:(予定)林野庁,国土交通省,一般社団法人日本建築学会,社団法人砂防学会,一般社団法人日本木材加工技術協会,一般社団法人日本木材保存協会,木橋技術協会,社団法人日本プロジェクト産業協議会(JAPIC),一般社団法人日本林業経営者協会,木材利用システム研究会,公益社団法人地盤工学会,森林利用学会
●開催期日:平成26年3月18日(火) 13:30~16:30(開場13:00)
●会 場:エッサム本社ビル 3階グリーンホール(JR神田駅より徒歩3分)
http://www.essam.co.jp/hall/access/index.html
(注:神田ホールではありませんのでご注意ください)
●参加費:2,000円(会員(主催学会の会員も含む))、3,000円(非会員)、
1,000円(学生)
●定 員:130名
●参加申込方法
土木学会ホームページ内の「本部主催行事の参加申込」よりお申込み下さい。または、学会誌綴込みもしくは土木学会ホームページ内の「本部行事参加申込書」に所定の事項(特に行事コード番号)を明記のうえ、研究事業課行事担当宛FAX(03-3355-5278)でお申込みください。
●申込締切:平成26年3月10日(月)
●問合先
土木学会研究事業課(担当:田中 博)
TEL:03-3355-3559/FAX:03-5379-0125
E-mail:h-tanaka@jsce.or.jp
●プログラム
13:30~13:40 開会挨拶 今村祐嗣 土木における木材の利用拡大に関する横断的研究会委員長
(京都大学名誉教授)
13:40~14:05 話題提供 「土木分野における木材利用の現状と方向性」
沼田淳紀 (飛島建設株式会社主席研究員 木材工学委員会幹事長)
14:05~14:15 第12回木材利用研究発表会 表彰式
14:15~14:25 休 憩
14:25~16:25 パネルディスカッション
「国産材のさらなる需要拡大へ向けた土木の挑戦-森林・林業での課題克服へ向けて-」
コーディネーター:吉田 雅穂(福井工業高等専門学校 教授)
パネリスト
本郷 浩二(林野庁 森林整備部長)
信田 聡 (東京大学 准教授)
堀 靖人(森林総合研究所 林業経営・政策研究領域長)
沼田 淳紀(飛島建設株式会社主席研究員 木材工学委員会幹事長)
16:25~16:30 閉会挨拶 本田秀行 土木学会木材工学委員会委員長(金沢工業大学 教授)