「国際センターだより」では、土木学会の国際活動の一端を紹介しています。国際センターが毎月発行している「国際センター通信」と合わせて是非ご一読ください。
■第5回CICHE-JSCEジョイントワークショップ in 台湾
中国土木水利工程学会(CICHE)と国際センターは、2016年より年1回のペースで台湾と日本を行き来してジョイントワークショップを行っている。しかし、このCOVID-19禍、開催を見合わせてきた。オンライン開催という選択肢もあったのだが、CICHEの参加者が一堂に会して議論する意味、そこから生まれる人の繋がりを大切にしたいという考えを同じくし、対面での機会をうかがってきた。そしてこの9月、ようやくその機会が訪れた。しかも今年はCICHE創立50周年の年でもあることから、CICHEは本ジョイントワークショップを記念行事の一つに加え、結果、記憶に残るものとなった。
今回、JSCEから長崎大学 坂口大作教授、京都大学 岩井裕正准教授、電力中央研究所 研究推進マネジャー 木原直人博士、JERA台湾 土井令奈氏、CICHEから会長Yu-Chi SUNG教授、台湾経済部 Chung-Hsien Chen博士、DNV主席研究員Albert Ku博士他、第一線で活躍する研究者、技術者が集まり、グリーンエネルギーをメインテーマに、風力発電、洋上・潮流発電、設計、アセットマネジメント、海底開発、海底地盤の地すべりの関係性などと多彩な研究や技術が紹介され、日台の視点の相違も見える興味深いものであった。また、学生小委員会のメンバーにも、短い期間ではあったが参加いただき、非常にうれしい。今回を機に連携を深めていきたい。
来年は、国際センターがホストになりCICHEを日本に招いて実施する。岩井准教授と白旗弘実教授(東京都市大学)と来年の企画を相談し始めたところである。
岩井准教授が講演
学生小委員会のメンバーも参加した
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