公益社団法人土木学会(会長 谷口 博昭)は、10/13(水) に、地震工学委員会(地盤と地形に刻まれた地震・災害痕跡データの公開促進小委員会)主催による、新書発刊に伴う講習会をオンライン開催します。
本委員会では、将来起りうる災害のリスク評価を目的に、地盤・地形に残る地震痕跡データの公開の場として、書籍の編集を企画、今年の8月に新書「地盤は悪夢を知っていた」の発刊に至りました。
本講習会では、本書を教材に、最新の探査技術を駆使した地震被害調査から、どのような災害痕跡が見えるようになったのか、それらの痕跡をどのように読み解くのか、痕跡や史料の物語る教訓は何か、どのように痕跡や記録を集約し、将来に伝えていくかなど、語っていきます。
当日は、専門家ばかりでなく一般の方々も対象とします。地震被害調査から地盤に潜む過去の地震痕跡からあぶり出し、それらが語る災禍と将来への教訓を読み解く機会とします。
次世代へのサステナブルな環境構築に向けて、私たちの生活スタイルの改変が求められる昨今、身の回りの防災を考える上で、本講習会が新たな知恵と工夫の一助になれば幸いです。
記
新書『地盤は悪夢を知っていた』に込めた思い
~地震痕跡・過去の記録の解読と防災戦略への反映~
【詳細】
1.日時:2021年10月13日 (水) 13:10~15:35
2.会場:オンライン (Zoom を用いたリアルタイムオンライン)
3.参加費:無料 (事前申込み必須)
4.定員:400名
5.申込み:土木学会ホームページからお申込み下さい。
http://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp(学会事前参加申込URL)
6.申込み期限:2021年10月11日(月)締切
7.主催:土木学会 地震工学委員会 地盤と地形に刻まれた地震・災害痕跡データの公開促進小委員会
8.詳細URL:https://committees.jsce.or.jp/eec228/node/10 (地震工学委員会ホームページ)
9.プログラム:
13:10~13:20 開会挨拶・趣旨説明
池田 隆明 氏 (小委員会 委員長、長岡技術科学大学教授)
13:20~14:20 第1部 講演
『災害痕跡の解読技術、画像・映像のアーカイブス』について
・衛星観測による災害痕跡の読解
竹内 渉 氏 (東京大学 生産技術研究所 教授)
・災害映像のアーカイブについて
大野 春雄 氏 (建設教育研究推進機構 理事長、土木学会 土木技術映像委員会 委員長)
14:20~14:30 休憩
14:30~15:30 第2部 座談会
『地盤は悪夢を知っていた -地盤に残る地震痕跡-』の出版への思い
小長井 一男 氏(東京大学 名誉教授)
清田 隆 氏 (東京大学 生産技術研究所 准教授)
吉見 雅行 氏 (産業技術総合研究所 主任研究員)
阿部 慶太 氏 (鉄道総合技術研究所 主任研究員)
15:30~15:35 閉会挨拶
三神 厚 氏 (小委員会 副委員長、東海大学 教授)
10.書籍の購入:
後半の座談会では新書『地盤は悪夢を知っていた -地盤に残る地震痕跡-』の内容を
説明いたします。書籍をお持ちでない方は、土木学会(会員特価:税込850円、個人会員の方は送料無料)から購入可能です。
土木学会の書籍購入サイト(https://www.jsce.or.jp/publication/detail/detail.asp?id=3274)
※お届けには注文から1週間程度要します
※本講習会の詳細は、土木学会地震工学委員会ホームページをご参照ください。
【お問合せ先】
公益社団法人土木学会 研究事業課
事務局担当者: 小川 TEL:03-3355-3559 E-mail : ogawa@jsce.or.jp
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2021年10月5日ニュースリリース | 748.55 KB |