土木学会(会長:小林潔司)では、2018年度土木学会会長特別プロジェクトの一環として、5月22~23日にかけて、アメリカ土木学会(ASCE)と共同の国際シンポジウムを開催いたします。
 近年、特にアジア地域で多発する自然災害は大きな被害をもたらしており、その影響は、人々の日常生活、そして社会全体の機能を脅かしています。それに対して、自然災害のリスクや被害の軽減、さらに速やかな復旧・復興を目指し、レジリエンスの高いインフラ計画、構築、対策について多方面で検討が始まっています。しかし一般市民には、『レジリエンス』という概念が浸透しておらず、今後の課題となっております。
 土木学会は、米国土木学会(ASCE)とインフラレジリエンスに関する共同研究グループを立ち上げ、コンセプトと枠組みの構築、レジリエンスの向上につながる対応、評価方法等の開発を目指しております。この度、アメリカから専門家を招き、当プロジェクトの取組み、今後の展望について、研究者、実務者と共有すると同時に、レジリエンスの高いインフラとは何か、どのようにレジリエンスを高めるのか、どのような体制や備えが必要なのか、経済活動へどのような影響があるのか議論いたします。ご関心のある方は、奮ってご参加ください。
記
<第1回JSCE-ASCEインフラレジリエンスに関する国際シンポジウム>
■日 時:  2019年5月22日(水)、23日(木)
■場 所:  土木会館 講堂
■参加費: 無料
■プログラム:
  5月22日(水)
  9:00-9:30     受付
  9:30-9:35     開会挨拶  小林 潔司(土木学会会長)
  9:35-11:05   基調講演 
              1) Prof. Bilal Ayyub (University of Maryland) *オンライン参加
                      2) 小林 潔司 (土木学会会長)
                      3) Craig Davis, Dr. (Waterworks Engineer, Water System Resilience Program Manager, City of Los Angeles Dept. of Water and Power, USA)
      11:20-12:50   セッション1:地震と構造
                    本田 利器 教授 (東京大学)、他
      14:00-16:00 セッション2:洪水と土砂災害
                    小池 俊雄 (ユネスコ後援機関 水災害・リスクマネジメント国際センター(ICHARM))、他
      16:15-17:45   セッション3:システムレジリエンスと経済影響
                    多々納 裕一 教授 (京都大学防災研究所)、他
  5月23日(木)
  9:00-10:30     セッション4:ガバナンスと回復能力
              岡積 敏雄 (国土交通省 大臣官房技術参事官)、他
       10:45-12:15   パネルディスカッション
       12:15-12:30   開会挨拶 小林 潔司 (土木学会会長)
※次第等の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 http://committees.jsce.or.jp/kokusai/node/141
【問合せ先】
 公益社団法人 土木学会 国際センター 澁谷、荒井
 〒160-0004 東京都新宿区四谷一丁目外濠公園内
 TEL: 03-3355-3452、E-Mail: shibuyayukiko@jsce.or.jp 
 URL:http://committees.jsce.or.jp/kokusai/node/141
| 添付 | サイズ | 
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|  2019年5月16日ニュースリリース | 280.37 KB |