私たちが発信する「土木」とは何か?
それを探るため、「土木」、「インフラ」の言葉の定義、範囲についてのアンケート調査・分析を行いました。
また、土木の魅力について、一般を対象に、土木が魅力的になるにはどうすればいいのか、土木の魅力を伝えるためにどうすればいいのかについて、アンケート調査・分析を行いました。
最後に、アンケート結果を踏まえて、土木の魅力発信ロードマップを作成しました。本ロードマップでは、2023年度ものづくりのカッコよさを中心に、様々な媒体で発信してきたことややり残してきたことを記載しています。
私たち一人一人が「自分の言葉で」土木の魅力を世の中に正しく発信しよう!
その目標に向かって、個人でできること、土木学会としてできることを着実に実行していきたいです。
<活動内容・成果>
◇アンケート実施
・土木の定義・範囲、インフラの定義、発信すべき土木の魅力について。(対象:小委員会メンバー)
・土木の魅力について。(対象:一般。SNS等で拡散)
◇アンケート内容分析
・土木の定義
・インフラの定義
・土木の範囲
(考察)
土木という言葉を用いるとき、土木関係者であっても、私たち一人一人が思い描く土木が必ずしも一致していません。辞書においても土木の説明は改訂され続けています(参考:「土木」ということばの歴史を辞書でたどる )。
そのため、土木という言葉を使うとき、その定義、範囲について共通認識を持つことが大事です。
・土木の魅力について(対象:一般)
⇒アンケート結果はこちら
アンケート結果の一部はdobokuTVのX(旧Twitter)でも発信しています。
⇒Xの投稿についてはこちら
◇土木の魅力発信ロードマップ
⇒土木の魅力発信ロードマップはこちら
◇土木考究部最終報告
⇒動画はこちら
<活動を通して>
私たちが発信する「土木」とは何か?土木の魅力とはなにか?を考えてきました。
今回の活動では、私たちが思う「土木」が共通ではないことが浮き彫りになりました。
土木の魅力についてのアンケートを通して、世代間・職業別での傾向が顕著に異なり、それぞれの経験が考えに影響することが示唆される結果となっています。
特に、土木に魅力を感じていない理由は業界の抱える問題について忌憚なき貴重な意見をいただきました。アンケートにご協力をただきましたみなさま、ありがとうございました。
2023年度の会長特別プロジェクトでは、土木の中でも特に、ものづくりの魅力にフォーカスをして、魅力発信を続けてきました。
しかし、土木の範囲が広く今年度発信できなかった土木の魅力がまだまだあります。
次年度以降の会長プロジェクトや土木学会の委員会活動など学会活動で、今回のプロジェクトで拾いきれなかった土木についても発信をし、土木だからできる社会貢献を模索していけたらと思います。
添付 | サイズ |
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土木の定義.JPG | 177.32 KB |
インフラの定義.JPG | 174.46 KB |
土木の範囲.JPG | 158.32 KB |
土木の魅力発信マップ.png | 313.28 KB |